現地の人々からは「バクダン」と呼ばれる埠頭。ホーチミンの中心、サイゴン川沿いにあり旅行者向けの客船も停泊しています。以前はトンドゥックタン通り沿いにあり、マジェスティックホテルからほど近い場所に位置していたのですが、2014年に高速船の炎上事故を受けて閉鎖され、現在こちらはグエンタッタン(Nguyen Tat Thanh)通りに移設されています。
アクセス
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場所はトンドゥックタン通りから南下してカンホイ(Khanh Hoi)橋を渡ったすぐ左手にあります。徒歩でも行けないことはありませんが、交通量の多い道路を横断しなければならない上、カンホイ橋を歩くのも危険です。市民劇場や聖母マリア教会、ベンタイン市場といった市内中心からであれば、タクシーで10分圏内で行くことができます。
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運転手に伝えるときは、「5 グエンタッタン(Nguyen Tat Thanh)通りまで」と言えば伝わります。通りの名前がどうしても伝わらないようであれば、「ホーチミン博物館」でもOK。ベトナム語では「Bao tang Ho Chi Minh(バオタン・ホーチミン)」です。埠頭はホーチミン博物館の隣です。
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埠頭周辺はホーチミン博物館もあることから、1日中多くの外国人旅行客が行き交っているので自然とタクシーも客待ちで並んでいます。夜の埠頭はディナークルーズ船の乗船客でにぎわっていますが、こちらを利用する方も、夜遅くまでタクシーが待機していますので、待っていてもらう必要はありません。
埠頭を歩こう!
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入口には埠頭の敷地内にあるお店の看板があります。ただ、店は不定期に変わるので実際どんなお店があるかは直接確かめてください。2017年2月時点では、クルーズ船の他はフィットネスジム、コンベンションセンター、レストラン、カフェといったところ。コンベンションセンターは見本市のほかアウトレットマーケットやウィークエンドマーケットなども不定期に開催されます。
大手フィットネスクラブ「カリフォルニア」
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アジア各国に展開している高級フィットネスジムの「カリフォルニア」。ベトナム主要都市に多店舗展開していて、在住日本人の会員も多数抱えています。会員制で年会費は日本円にして5万~10万円程度。店舗によってはプールやボクシング、ヨガなども利用することができます。ベトナム人は運動不足解消のため、フィットネスジムに通う人が多くいます。カリフォルニアはその中でも規模、設備ともに高級クラスとして、ベトナム人富裕層に支持されています。
レストランはシーフードと中華
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レストランは高級中華料理店が一つ、シーフード&ベトナム料理レストラン、そしてオープンカフェが一つずつあります。中華料理店はフカヒレや燕の巣スープといったおなじみの高級食材も取り揃えています。中国人やベトナム人ツアー団体客をよく見かけます。安い惣菜類でも一品日本円で800円前後。ベトナムのレストランとしてかなり高い部類です。
クルージング船もこの埠頭に集結!
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写真上のこちらは世界一周旅行向けの大型客船。次に向かうのはアメリカとのこと。ここバクダン埠頭はサイゴン川に面していますが、東方は南シナ海に抜けることができます。ちなみに北西方向は源流のあるカンボジアまで続きます。
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外国からやってきた外国人旅行者のイミグレーション的な場所。厳しいセキュリティーチェックがありますし、一般人は足を踏み入れようとしたら厳重注意を受けます。おふざけでも中に入らないように。
ブンタウへ行く水中翼船
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ブンタウ行きの高速船(水中翼船)もここに停泊。トンドゥックタン通り当時に往来していた船よりかはかなり小ぢんまりとしていますが、相変わらず外国人旅行客に人気があります。片道は20万ドン(約1000円)。ツアーバスで行くと9万5000ドンなので、それよりは割高とはなります。所要時間はツアーバスは2時間程度、こちらの高速船では90分程度と約30分短縮できます。
ただし、かなり小型高速船なので船内は揺れます。バスで行くから船で行くかはよく検討されるのがいいでしょう。
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いま話題の大型船でディナー「エリサ」
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こちらは最近注目されている大型船体「エリサ(ELISA)」。船上で豪華な食事をとることができます。ただし、船は動きませんので、クルーズ船を楽しみたい方は別の船に乗ってください。料理はベトナムの定番料理からシーフード料理まで揃っています。シーフードはマーケットプライスが多いので、直接値段を確認する必要があります。
ディナータイムは大変大勢のベトナム人や外国人で込み合います。予約は必要ないので是非気軽に入ってみてください。
ディナークルーズ船「サイゴン号」
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サイゴン川を周遊するクルーズ船なら「タウ・サイゴン」がおすすめ。約1時間サイゴン川を周遊し、その間はデッキや甲板で夜景を眺めたり、豪華な食事、伝統舞踊や生演奏などを鑑賞することができます。
ディナークルーズへの参加は基本旅行会社を通してツアーに申し込むこととなります。日系旅行会社ならどこでも取り扱いがあるので、是非相談ください。
[local, 255]
ジャンク船「インドシナ号」も
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こちらはインドシナ号。日本人旅行者に不動の人気を誇るクルーズ船です。木造船のジャンク船をイメージした船で、船内や甲板からみる夜景は絶景。また、タウ・サイゴンよりも小型のため演者との距離が近いのも魅力です。多少さわがしさはありますが、それも南国旅行らしくていいものです。
夜に訪れるのがおすすめ
エリサやレストラン目的で埠頭に訪れるのであれば、日中よりも夜がおすすめ。日中は日差しが強いので、なかなか食事に集中することができません。また、エリサから望めるシティビューはやはり夜景がベスト。オープンエアのレストランも昼よりも夜の方がベトナムらしい雰囲気を感じることができるでしょう。
[local, 597]