ビーチリゾートのニャチャン旅行を計画されている方、海水浴以外の観光散策は考えていらっしゃるでしょうか。ニャチャンはビーチだけではなく、博物館や寺院、教会に温泉、テーマパークなど名所もたくさん点在しています。
今回紹介するのはニャチャン屈指の景勝地、「ホンチョン岬」。ガイドブックでは宙に浮かんだ一枚岩が紹介されていますね。
アクセス
岬というよりは岩場ホンチョン岬はニャチャン北部。レタントン通りや市民センターといった市街地から橋を渡って北へ進むこと3km程度で到着します。ホンチョン岬まではなだらかな傾斜の坂をのぼらなければなりませんが、自転車でも行けないことはありません。海の町を自転車で疾走するのもいいものです。
体力に自信のない方は迷わずタクシーで行きましょう。ホンチョン岬は地元民の間ではそれほど知られているところではないので、運転手によっては理解してくれないことも。写真を見せて住所までしっかりと伝えるのが大切です。
海の見えるホンチョンカフェで一休み
パラソルが日陰を作ってくれているので、暑い日でも問題ない緑色のパラソルが咲いているいかにも南国チックのオープンカフェ。こちらはホンチョンカフェといって、岬のある岩場へ降りる前にあります。岩場へ降りる階段はこのカフェの敷地内にあるので、できれば岬へ行く前後、ここで飲み物の一杯でも楽しんでいってください。
ちなみに、カフェの隣には奥ゆかしい木造建築の建物がありますが、そちらはレストランとなります。観光客向けなので、値段はちょっと高いですが、その分メニューは充実していて、オーソドックスのベトナム料理からニャチャン料理、シーフードまで揃っています。
見晴らしは抜群ホンチョンカフェを利用される方は、是非海側の席を確保してください。御覧のようにテーブル席は海の方向を向いていて、小高い丘の上に建つため遠くの向こうまで景色を眺めることができます。ムイネーやブンタウにはないリゾートチックなお洒落な滞在をおくれるのがニャチャンの魅力ですね。
ドリンクはフレッシュジュースにスムージー、もちろんビールやワインといったアルコールもあります。昼間からビールを片手に海を眺める贅沢な時間もいいかもしれませんね。
ホンチョン岬へ
足元に注意が必要ホンチョン岬の先端まで行くのであれば、このような岩場の道を進まなければなりません。ヒールやサンダルを履いている方は滑ると危険なので、裸足で歩くことを強くおすすめします。ただし、ホンチョンカフェから岬の先端までは距離にして100m程度しかないので、運動神経のいい子供であればひょいひょいと遊び感覚で行くこともできます。
浅瀬で水遊びもできるまだ、岩場を歩く道中は御覧のように海に面した浅瀬があり、そこで水遊びもできます。ただし、すぐに大人でも足がつかなくなるくらい水深が深くなるので、子供が泳ぐのはちょっと危険です。
とはいうものの、ここは透明度が高く、ニャチャンビーチのように海水浴客で混雑していないため、地元民にとっては穴場の海水浴場として人気があるようです。岩場からダイビングしたり、シュノーケリングをするベトナム人もよく見かけます。
これが名物！宙に浮く一枚岩
いったいいつ頃からあるのだろうか......大きな岩石に左右を挟まれて、絶妙なバランスで宙に浮く一枚岩。これがホンチョン岬の名物です。現在では恋人や子供たちの記念撮影スポットとして人気がありますが、実際岩の下に立つと、落ちてくるのではないかとかなり怖いです。
いつからこのような状態になったのかは不明ですが、夜になるとこの一帯は潮の満ち引きで海に沈み、一枚岩周辺のみが陸に顔を出しているなんとも不思議な光景となります。
岬の先端一枚岩の下をくぐって、さらに20mほど進むと岬の先端に到着します。先端には御覧のような人の数十倍大きな岩石が。こちらも名所の一つとなっています。その迫力はかなりのもの。ちなみに、この巨大な岩石は遥か昔、巨人が運んできたと言い伝えがあります。
大きな手形。これはいったい......岩石の下部にあるこちらのくぼみ。5つの指に手の平とまるで手形のようでもあります。これが巨人が運んできたと言われる所以。なかなか面白いですね。
現地人にとっては釣りスポットでもあるよう景勝地として人気のホンチョン岬は、子供連れのファミリーでも楽しめる貴重なスポット。寺院や教会巡りではなく、ビーチリゾートらしい観光散策を考えている方は、ホンチョン岬に足を運んでみてください。
また、近くには泥温泉やポーナガル塔といった観光スポットもありますので、併せて訪れれば半日楽しむことができます。
<DATA>
名称：ホンチョン岬(Mui Dai Hon Chong)
住所：Khu du lich Hon Chong ,phuong Vinh Phuoc., Nha Trang
[local, 409, 20]
