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ホーチミン旅行でツアーに参加するなら必須の通り「ファングーラオ通り」

ホーチミンでバックパッカーが集まる場所といえばファングーラオ。ベトナムで最大規模のバックパッカー街です。今回紹介するのは、その目抜き通りである「ファングーラオ(Phan Ngu Lao)通り」です。ちなみに、この通りの名称はバックパッカー街を構成するエリアの名前にもなっているので、「ファングーラオの中にあるファングーラオ通り」と覚えておきましょう。同じ目抜き通りのブイビエン通りも、デタム通りもすべてファングーラオとなります。

今回紹介するファングーラオ通りは、ツアーデスクやレンタルバイクなどが並ぶ雑多なエリア。また、ツアーバスの発着場所にもなっているため、市内のツアーデスクから申し込んだ方の多くは、ここからバスに乗ることになります。

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アクセス

場所はベンタイン市場から徒歩10分程度歩いたところ。9月23日公園沿いを歩いて、マクドナルドの三叉路を右に進んだ先がファングーラオ通りとなります。ファングーラオ通りはコンクイン通りとの交差点が終点で、タイビン市場が傍にあります。散歩するのであれば、デタム通りとの交差点からコンクイン通りが店が並んでいておすすめです。コンクイン通りに当たったら、そのまま左に曲がって同通りを歩き、ブイビエン通りを左に曲がると再び雑多な通りが見えます。

1日で最もお金が落ちる場所?

IMG_4205.jpg見晴らしのいい大通り

ファングーラオエリアは、ベトナム国内において、1日で最もお金が落ちる(消費)される場所と言われています。そういわれるだけあって、大通り沿いには所狭しとお店が並んでいます。デタム通りやブイビエン通りと店の景色はそれほど変わりありませんが、星付きの中級ホテルやレンタルバイク店はファングーラオ通り以外はほとんどありません。バイクをレンタルするときは、パスポートもしくはデポジットを払う必要があります。パスポートは紛失されると困るので、デポジットがおすすめ。なお、外国人であっても本来であればベトナム国内で有効の免許証が必要ですので、レンタルは自己責任となります。

IMG_7185.jpg小さなツアーデスクがこの通りには密集している

ファングーラオ通りにはツアーデスクも多数並んでいます。英語スタッフしかいないのが難点ですが、旅慣れた方であれば問題なく申し込むことができるはず。この界隈のツアーデスクで申し込んだ場合は、乗車するバスもこのファングーラオ通りの発着となります。場所的にはデタム通りとの交差点付近、9月23日公園沿いにバスが停まります。

路地には不思議な魅力がある

IMG_7186.jpgベトナムで路地は「ヘム」と呼ばれている

ファングーラオ通りを歩いていると、ご覧のような路地に入ることができます。この路地裏にもお店は一杯並んでいますので、見つけたら是非入ってみましょう。一般的に路地裏は住宅街になっていることが多く、このファングーラオ通りでも同様なのですが、多くの住宅では部屋を間借りできるルームフォーレントのサービスを提供しています。探せば一泊500円程度のルームフォーレントも見つけることができるので、安宿を探している旅行者は覚えておきましょう。

ファングーラオ通りの夜を歩く

IMG_0811.jpg夜のバックパッカー街はドキドキハラハラ

陽が沈み、夜がやってくると、日中はカフェだったところがご覧のようにエキゾチックなナイトバーへと早変わりします。どこのお店も22時~24時頃まで営業しているので、水上人形劇などナイトスポットを楽しんだあとに訪れても十分楽しめます。また、夕食をここで食べるのもいいでしょう。

IMG_0817.jpgベトナム食堂らしい雰囲気満載

ファングーラオ通り沿いにはご覧のような小ぢんまりとした食堂が多くあります。大抵のお店はフォーや生春巻き、バインセオといったベトナム料理全般とハンバーガーやピザ、スパゲティといった西洋料理の定番どころをメニューに載せています。この界隈の店を利用する外国人は旅慣れた客がほとんどなので、食べたいものを食べるがモットー。ベトナム料理はもう食べ飽きている様子です。

IMG_0805.jpg店内には工房がある

こちらは「ABCベーカリー」というパン屋。市内のコンビニに行くと、パンコーナーにABCのパンがたくさん並んでいます。ホーチミンではかなり有名なパン屋で、ファングーラオ通り店はその本店になります。ベトナムのパンの味を確かめるなら、ABCがおすすめ。特に同店は工房があり、ここでパンを作っているので、できたてを食べることができます。

IMG_0807.jpg明かりが少ない場所には近寄らないように

ベトナムは基本的に女性の一人歩きもできる治安の良さがありますが、ファングーラオエリアは多人種多国籍の人々が行き交うので、必然的に犯罪リスクが上がります。先ほど路地は魅力が詰まっているとご紹介しましたが、お店が少なく外套がない薄闇の路地は危険です。女性だけではなく男性も入らない方がいいでしょう。

IMG_0800.jpgツアーから帰ってきたのか、はたまたこれから出発するのか

9月23日公園沿いにはご覧のようなツアーバスがひっきりなしに往来しています。ツアーデスクではダラットやニャチャン、ムイネーといった遠方中南部の長距離バスもあり、これらは深夜出発が多いので、この様子は深夜遅くまで続きます。

ファングーラオ通りでスパイス効いた夜を

ファングーラオ通りは夜遅くまで外国人で賑わう大通り。1区の中心にあるので徒歩で行ける魅力もあります。気に入ったら思い切ってこの界隈に宿をとって、バックパッカー気分を楽しむのもいいかもしれません。ホーチミンの夜の刺激を求めている旅行者は、是非ファングーラオ通りを歩いてください。

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著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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