ベトナム最新情報ブログ(現地在住ライターによるベトナムの記事)

旅行者の登竜門。イスラムモスクが洒落ている「ドンユー通り」

お洒落なプチパリ通りといえば、「ドンコイ通り!」と答える人が過半数。しかし、これは半分正解であり、半分間違い。正確には「ドンコイエリア(周辺)」となります。ドンコイエリアはドンコイ通りを中心に、マックチブオイ(Mac Thi Buoi)通り、グエンティエップ(Nguyen Thiep)通り、ホーフアンギエップ(Ho Huan Nghiep)通り、ゴードゥッケ(Ngo Duc Ke)通り、グエンフエ(Nguyen Hue)通りトンタッティエップ(Ton That Tiep)通りなどから構成されています。今回紹介するドンユー(Dong Du)通りもその1つ。

アクセス

IMG_0822.jpg旅行者はまず道の名前を覚えることから

市民劇場を拠点に雑貨店が並ぶドンコイ通りをまずは歩きましょう。左側を歩くといいでしょう。左側にはシェラトンホテルに入る高級ブランドショップがありますので、そちらに沿って歩いてください。そして、最初の左に曲がる交差点がドンユー通り。市民劇場からは徒歩3分程度と近く、最初の左に曲がる道と覚えておけば道に迷うことはありません。

ドンユー通りはドンコイ通りからハイバーチュン通りを超えたその向こうまで続いている200mほどの道です。お店がたくさんあるのはハイバーチュン通りの交差点までなので、このエリアを一往復してみるといいでしょう。

憧れのファイブスターホテル「シェラトン」

IMG_0828.jpgタクシーやツアーバスがひっきりなしにやってくる

ホーチミン市内でも屈指の高級ホテルであるシェラトンは、日本にもあるインターナショナルホテル。もちろんファイブスターです。高級ブティックのほかカフェ、レストラン、バーなどが複数営業しているほか、カジノもあります(パスポートの提示が必要)。レストランは値段は張るものの、誰もが満足する料理は定評があり、在住者の接待や旅行者の晩餐に利用されています。一階のグランドフロアは非常に広く、レセプション前のラウンジで優雅なブレイクファーストをとるのもいいでしょう。もちろん宿泊者以外も歓迎してくれます。

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イスラムモスクは観光名所にもなっている

IMG_1576.jpgモスクに入ったことがない日本人は多いはず

こちらはイスラムモスク。シェラトンホテルの隣にあります。過去には日本の旅番組でも取り上げられた人気のカレー店が営業していたのですが、現在は閉店中。モスクの管理人曰く、「インドに帰って、次いつ戻ってくるか分からない」とのこと。モスクは礼拝中以外なら誰もが自由に入ることができます。女性は肌の露出が禁止されているので、足が見える方はストールを借りて巻いてください。

昼時であれば、モスクは太陽の日差しが差して心地よい空間に。真ん中の堂内はイスラムの雰囲気が漂っています。時折仕事の合間を縫って礼拝にきたイスラム教徒をみることができ、彼らが膝をついて礼拝している様子を見学することができます。

ベトナム料理だけじゃない!レストランもさまざま。

IMG_0825.jpg店も頻繁に入れ替わるので、在住者も要チェックだ

ドンコイ通りに並ぶレストランのほとんどはベトナム料理レストランです。伝統音楽を聴きながら、名物料理に舌鼓。それも悪くはありませんが、ベトナム料理以外にもおいしい料理はたくさんあることも知っておいてください。ドンユー通りには現地人が足繁く通うレストランが多く、値段も比較的良心的です。看板に『Nha Hang』とあったら、これはレストランという意味。気になったら店頭のメニューを確認してみましょう。メニューには英語訳がありますし、日本語表記されている店もあります。

IMG_0243.jpg現地人客と旅行客は半々といったところ

このドンユー通りに営業しているレストランは入れ替わりも早いので、実際どんな店があるかは当日その目で確かめてください。筆者が取材に訪れたときは、シンガポール料理、タイ料理、日本料理などがありました。シンガポール料理はここ最近人気が急上昇していて、カエル肉料理が彼らの胃袋を刺激した様子。みなさんもカエル肉がどんなものか試食してみてください。また、この通り沿いのレストランはどこも清潔で、従業員もサービスよく英語も堪能です。きっと満足いく食事をとることができるでしょう。

日が暮れてからは雑貨店巡りも

IMG_0235.jpgぼんやりとした明かりの向こうにはお洒落雑貨が待っている

夜は気温も下がってきますので、雑貨店巡りもおすすめです。ドンユー通り沿いにも雑貨店は多く並んでいます。写真のこちらは服飾雑貨店『anupa(アヌーパ)』。在住日本人にも人気のお店で、インド系イギリス人のアヌーパさんがデザインから経営まで携わっています。シンプルで機能性が高く、長く使えるものをコンセプトにデザインされたバッグやポーチ、財布などはどれも洒落ていて日本でも十分使うことができます。

その他のお店も、ベトナムの若手画家が描いたギャラリーや定番雑貨を集めた店など、多様性に富んでいて見ているだけでも面白いです。気になった店は躊躇しないで覗いてみてください。それが雑貨探しのテクニックです。

夜な夜な行きたいパブもある

IMG_0231.jpgベトナムでパブとバーは似たようなもの

欧米チックな外観のこちらには『Pub』の文字が怪しげに光っています。中に入ればウエスタン調の雰囲気ある内装で、カウンターでビールを飲みながら夜の時間をひっそりと楽しむことができます。一人で来るのはもちろんのこと、友人同士で行くのもいいでしょう。お店によっては腕利きのシェフが料理を出してくれるところもあり、こういったところで食べる料理は雰囲気も相まって味は2割増し。異国の旅らしい時間をおくってください。

ドンユー通りからハイバーチュン通りへ

ドンユー通りをひとしきり散歩したら、そのままハイバーチュン通りを歩くのもいいでしょう。ハイバーチュン通りも市民劇場周辺であれば旅行客向けのお店がたくさんあるので、歩きがいがあります。ドンユー通りはドンコイエリアを観光するなら必ず一度は歩いてほしい道。それだけ良質な店が揃っています。

[local, 613]

著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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