ベトナム中部ダナンは年々外国人観光客が増加している人気の都市。中部の中心であることから、しばしば旅行客は中部旅行の拠点としてダナンに訪れます。そのダナンに行くためには国外からはハノイもしくはホーチミンを経由して、国内線で行くのが一般的です。日本からの直行便は2016年8月現時点では羽田空港と成田空港のみ就航しています。今回は、ベトナム中部地方の中継地点ともなるダナン国際空港をご案内します。

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2011年にリニューアルの清潔な空港

清潔さはベトナム国内空港の中では一番かも

ダナン国際空港は2011年にリニューアルを果たし、新国際空港として生まれ変わりました。とはいっても同じ建物内に国際線と国内線ターミナルが共存し、国際線はまだ本数が少ないので、国内線ロビーの方が幅を利かしています。

また、ダナン市街地からダナン国際空港までは路線バスが走っていないほか、バイクタクシーの乗り入れも不可なので、観光を終えて空港へ戻るときはタクシーを利用することになります。また、高級ホテルであれば専用車で送迎してくれることもあるでしょう。

フロア構成

吹き抜けの開放的な空間

ダナン国際空港は3階建ての建物。1階は到着ロビーで、国内/国際線によって到着したら、荷物をピックアップして到着ロビーに出ることができます。スマートホンのSIMカード売り場や両替所、観光案内所（パンフレットのおいてあるラックが設置）などがあり、外に出るとタクシー待機所が見えます。

2階は出発ロビー。中部旅行を終えて空港に行くと、まずはこちらでチェックインをすることになります。3階はVIPラウンジ。ビジネスクラスの利用客やベトジェットエアの上級会員であるスカイボスに入会している人限定のラウンジがあります。普通の旅行客は立ち入ることはありません。

出発ロビー

いつも混雑はしているが、ハノイやホーチミンほどではない

出発ロビーはこのような全体図。ワンフロア正面奥にはチェックインカウンターがあり、入口左右にはギフトショップやカフェが並んでいます。ここで買ったお土産は受託手荷物に入れるといいでしょう。また、液体物の持ち込みはできませんので、飲み物類や化粧品、浴用品なども再確認して、すべて受託手荷物に詰めてくださいね。

ここで航空券を手配することも可能

いざというときのために覚えておくと便利

ダナン市街地は第三の都市と呼ばれるようになって幾年も経っていません。また、外国人観光客向けのインフラ施設はまだまだ十分とは言えません。その一つがこちらのブッキングオフィス。旅行者の中には現地で航空券を手配したり、日程変更の手続きをする方もいます。ホーチミンには航空会社の支店窓口や、代行してくれる旅行会社や代理店がいくつもあるのですが、ダナンではほとんど見つけることができません。

そこで活躍するのが、出発ロビーにあるブッキングオフィス。いまのところベトナム航空、ベトジェットエア、ジェットスターの3社がカウンターを構えていて、ここで航空券の手配や各種手続きをすることができます。

ギフトショップ＆カフェ

最後のお土産チェックを

ホーチミンやハノイを経由して帰国される方も、直行便で日本へ帰国される方も、ここでお土産の最終チェックを。買い忘れたものはないか、全員分のお土産を買ったか、掘り出し物はないかなどを再確認しましょう。

ダナン市街地はお土産ショップがほとんどないですし、しっかりと包装された食品土産はベトナムではあまり見かけません。空港内のショップは値段は割高ですが、会社関係の人にも安心して渡すことができますので、ここで買い集めるのもいいでしょう。

フォーは思う存分食べた？

カフェや軽食を食べられるフードエリアもあります。こちらでは主にフォーなど麺類と春巻き類が食べられます。いずれもベトナムの名物料理ですね。日本に帰国する方は、これが最後の晩餐になるかと思います。本場のベトナム料理の味をかみしめるためにも、ここでもう一度堪能していってください。

セキュリティーチェックを通過

これでダナンとはお別れになる

チェックインを終えて搭乗券を入手し、ギフトショップで買い物を済ませ、カフェやフードスペースで少しまったりしたら、セキュリティチェックへと向かいます。100ml以上の液体物は持ち込めませんし、ペットボトルの水やジュースもすべて没収されます。また、セキュリティチェック後も飲食スペースはあるのでご安心ください。