市内より車で約20分走らせると見えてくる「アンコール遺跡群」
そのアンコール遺跡群の中で最も街に近いのが「アンコール・ワット」です。
15世紀後半から16世紀頃までの間、シェムリアップのジャングルに隠れていた「アンコール・ワット」
12世紀前半にヒンドゥー教の神ヴィシュヌ神を祀る寺院であると同時に、王様の墳墓として建設されました。
建設にかかった年月はなんと30年以上! 創建者スールヤヴァルマン二世は、王権を神格化させるために独自の宇宙観をこの「アンコール・ワット」で実現させました。
寺院は信仰の対象物である以上に、王様が死後に住むための地上の楽園であったと言います。
その圧倒的な存在感は人々を魅了し、いつからか「天空の楽園」と呼ばれるようになりました。
その他にもメインとなる宮殿は勿論ですが、柱や壁面に残るデバターやレリーフ、砂岩でできた連子状窓等も見逃せません。
3つある回廊のうち第一回廊は壁面のレリーフと、天井に施された花紋状の模様が有名です!
特に南側にある天国と地獄のレリーフあたりの天井は復元され、綺麗な模様を見ることができます。
皆さんも楽園に足を運んでみてはいかが?