ダラットの町は他のエリアと比べて、比較的小さな面積です。ただし、観光スポットはいずれも歩いて行ける距離ではないので、旅の拠点となる場所を決めて、そこから効率的に動くのがおすすめ。町の中心部には、今回紹介する「ダラット市場」が建ちます。目の前は見晴らしのいいロータリーになっているので、待ち合わせ場所にも最適です。
ダラット市場を紹介
ホテルを探すのであれば、ダラット市場周辺がおすすめ。もう少し具体的に言えば、市場から徒歩3分圏内で探してみるといいでしょう。ダラットは山の麓に作られた町なので、あちらこちらに勾配が急な坂があります。ですので、直線距離で徒歩圏内だとしても、実際徒歩では厳しいこともざらです。
市場の回り方
市場は建物内部だけではなく、外回りにも店は広がっています。建物は三階建てで、内部にはカフェ食堂もあります。ロシア人観光客が多いので、ロシア語が飛び交う場面もあります。
市場が最も盛り上がるのは早朝。昼過ぎには閑散としているので、じっくりと品を選びたい方は遅めに行きましょう。
一階は主に食品関連。お土産になりそうなものは、乾物、ドライフルーツ、ワイン、ジャム、アーティチョークティーなど。ドライフルーツは試食させてくれるので、風味が落ちていないかを気にしてください。
早朝は現地人でかなり混雑しているので、言葉が通じない旅行客はあまり相手にされないかもしれません。
ベトナムの市場では値段交渉が必須となります。ただし、ダラット市場はそれほど外国人観光客もいませんので、旅行客相手にあからさまにぼったくるお店もほとんどありません。
ボトルやパック詰め以外の食品は量り売りとなるので、基本は100グラムの値段を訊いて、必要分だけ購入しましょう。端数くらいの値引きはしてくれるかもしれません。また、ワインやジャムなどボトル製品は、値段のついたラベルが貼ってあることが多く、この場合はほとんど値引き交渉できないと考えてください。
ドライフルーツはダラット産がおすすめ。特にライムとキウイは格別においしいです。ただし、保存環境が悪いと風味がなくなっている場合もありますので、試食は必須です。
ちなみに、お土産ショップでもパックに入ったものを買うことができますので、日本に持ち帰るときや、人に贈るお土産の場合はこちらがおすすめ。ただし、値段は市場よりも高いです。
ダラット市場外回り
ダラット市場の外周もかなりの賑わいです。こちらでは主に青果や花束の露店が並んでいます。道端にシートを敷いて、バナナを置いているおばちゃんなど、素朴な現地の生活風景も垣間見れることでしょう。
ダラット産の花は超有名
ダラットは愛の聖地、花の都とも呼ばれています。もともと常夏の気候を持つホーチミンや、季節はあるものの、それほど環境に変化のないハノイでは、多種に及ぶ花の栽培に適していませんでした。そこで、標高の高いダラットで栽培された花が市場に出回ると、途端にベトナム人の人気の的となりました。
食べ歩きも面白い
ダラット市場の外回りから、ロータリー、グエンティミンカイ通りまで露店は続いていて、果物を扱う店も充実しています。気候の変動が少ないベトナムであっても、旬の時期というものがありますので、その時期によって食べられる果物はさまざま。是非食べ歩きしてください。
名物の「いちご」を堪能
ベトナムのイチゴといえば、ダラット産。ホーチミンでもスーパーや道端でイチゴは売っていますが、そのほとんどはダラット産。日本のように品種改良の技術がまだ進んでいないので、小粒で味はまちまち。渋みが効いて食べずらいときもあるので、買う前に試食させてもらいましょう。
ダラット市場を楽しむ
ダラット市場は観光の要所として、旅行客に支持されています。夜のナイトマーケットも含めて、滞在中は幾度となく訪れることになるので、事前に楽しい方はチェックしておきましょう。
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