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ホーチミンの象徴「ベンタイン市場」を散策

ベンタイン市場は、名実ともにホーチミンの象徴。ベトナムといえば市場をイメージする旅行者も多いことでしょう。ベンタイン市場は、外国人旅行客向けに特化した大規模屋内市場。雑貨店や食品、食堂まで揃い、その数は数千にのぼります。

近年日本を含む数多くの外資参入により、ベトナムは著しく発展しています。しかし、ベンタイン市場のような活気溢れる庶民の台所がある限り、THE東南アジアの代表であるベトナムは健在です!

ホーチミンのシンボル的存在

DSCN5769.JPG1914年完成という長い歴史を持つ市場

旅行者にとって、ベンタイン市場は最大の観光名所として認識している方もいます。「ベンタイン市場で買い物することが目的」と仰る旅行者も多くいます。1990年代、日本に上陸したベトナム雑貨。それ以来留まることを知らず、年間30〜40万人の旅行客がホーチミンに訪れます。

ホーチミンの1区に建つ

場所はホーチミン市内中心。市民劇場を拠点にしても、徒歩15分圏内で十分歩いていくことができます。旅行者は基本的に、市民劇場周辺かベンタイン市場周辺のホテルに滞在することになりますので、いずれにしても気軽に歩ける範囲内なのがうれしいところです。

注意点として、ベンタイン市場前は、日本では馴染み薄いラウンドアバウトになっていて、交通量が非常に多いことです。渡るときは細心の注意を払ってください。

DSCN4597_R.JPGフロアマップはあるが、正直把握するのは難しい

数千のお店が所狭しと並ぶベンタイン市場内は、入口付近にフロアマップはあるものの、見ただけで把握するのは困難です。これほどの大きな市場。迷いながらお店を探すのも旅行の楽しみ方かと思います。

正面入口入った外周は洋服や既製品のアオザイ売り場となり、その先は服飾雑貨、生地、食品、果物、食堂と続きます。いくつもの細い通路があり、一度迷ったら同じ場所に戻るのは至難の業ですが、中央十字を切るように幅広い通りがあるので、迷った際は、その通りに出るようにしましょう。

服飾エリアは女性向け

DSCN3353.JPGエスニック香る洋服の数々

洋服は女性向けが多いです。南国らしい風通しのいいワンピースが主流で、中にはちょっと露出が高いセクシーなものまで充実しています。

また、アオザイを扱う店もあります。アオザイは基本オーダーメイドで、既製品を買うことはベトナム人はしません。ただし、ここは外国人向けの市場なので、既製品を売る店もあります。こちらを購入する際は、寸法を必ず確認してください。ベトナム人は日本人よりも細見なので、気に入ったデザインを見つけてもサイズに泣く、といったこともあるかもしれません。

DSCN5810.JPG何年経っても「ベトT」は不滅

「ベトT」ことベトナムTシャツは、旅行土産の大定番として人気を博しています。どのようなものがベトTかというと、つまりは「ベトナムらしいTシャツ」です。例えば、世界で人気のスマホ「iPhone」とベトナム料理の「pho」を合わせて「iPho」というデザインが施されているTシャツは、まさにベトTの象徴です。それ以外にもシンプルなベトナムの国土をプリントしたものなどもベトTと呼びます。


値段は交渉性ですが、最近は多くの商品に値段のついたラベルが貼られています。ただし、これらはすべて高値ですので、ラベルが定価だと思わず、しっかりと値切り交渉してください。

エスニックな布エリア

DSCN4629_R.JPGトルコやイランのような中東の空気が漂う

写真上のこちらは、布エリア。オーダーメイド用の洋服の生地を扱っているお店が数十と並んでいます。客層はほぼマレー系の方々。マレーシアから生地の調達に来る個人、業者が多いらしいです。

kkk.JPGm単位で購入する

日本人にとってはオーダーメイドはあまり一般的ではないかと思います。ベトナム旅行中オーダーメイドを考えている方は、基本はオーダーメイドを依頼する店で生地を選ぶことになりますが、気に入った柄がない場合は、こちらのような生地屋で調達することも可能です。


数百種類の魅惑的なベトナム雑貨

IMG_0628.JPGいつだって女性の心を引きつける

ベトナム旅行を象徴するベトナム雑貨。ポストカードやマグネットはもちろんのこと、アオザイ人形に刺繍ポーチ、陶磁器雑貨に置物など、雑貨と呼べるものは数百にわたります。その個性的な一つ一つを手にとって、じっくりと品定めをしてください。

値段はここでも交渉が必要となりますが、まとめ買いすれば値引きしてくれる可能性も高くなります。逆にこちらがいくら要求しても値引いてくれない場合は、それが限界値であるかもしれません。

相場を知ることはかなり難しく、ベトナム人であってもしばしば「そんな値段じゃ売れないよ!」と怒られてしまうこともあります。売り手と買い手双方が気持ちのいい値段で取引できるよう、歩み寄りが大切です。

食品エリア

IMG_0624.JPG乾物は試食をさせてもらうのが鉄則

食品エリアでは、乾物とコーヒー豆が旅行者のお土産対象。乾物はドライフルーツが中心で、すべて量り売りとなります。最初に試食をさせてもらって、風味がきちんとあれば、150〜200gの間で購入しましょう。

このエリアは店は違えど売っている商品は同じなので、お目当ての商品を見つけたら、複数店回って相場を調べてから取引しましょう。また、ベトナムではコーヒーは苦みの強いロブスター種が多いのが特徴。コーヒー豆の知識があまりない方は、素直にインスタントのものを買いましょう。

果物はどれもビッグサイズ

DSCN5830.JPGカットされたものを買うのもあり

果物をここで買って、食べ歩きするのも可。もちろんホテルに持ち帰って、ミニバーで冷やして夜のお楽しみにするのもいいでしょう。南国といえども果物にだって旬はあるので、旅行者が訪れた時期によって市場に並んでいる種類はまちまち。一個丸ごと買う場合は、果物によってはナイフが必要になりますので、パック詰めされているほうがおすすめかと思います。

食堂でベトナム旅行気分全開!

DSCN4613_R.JPGフォーやチェーといったベトナムの王道料理を扱う

正面入口から進んだ一番奥に広がるのが食堂スペース。ベトナムを代表する米粉の麺料理「フォー」や、ベトナム風ぜんざい「チェー」などがここでのおすすめ。ただし、衛生はみてのとおりなので、心配な方は敬遠するか、ドリンク程度にしておきましょう。

旅行客が多いので、基本は英語表記のメニューがあるほか、作っている現場を見て、指さしでチョイスすることも可能です。料金は後払いで、値段交渉はできません。また、食事をする前はスプーンやフォークはティッシュで拭くのが一般的です。備え付けにポットがある場合は、無料のお茶が飲めますが、こちらも心配な方は避けるのが無難。

とはいえ、食堂料理を満喫するのは、ベトナム旅行にとって重要なポイント。お腹を壊すことを心配しすぎるあまり、なにも手を付けられなくなってもおもしろくありませんね。一度はチャレンジをしてみてはいかがでしょうか。

<DATA>

名所:ベンタイン市場(Ben Thanh Market)
住所:Cho Ben Tanh.Dist.1
営業時間:6:00〜18:00

[local, 81]

[basic, 251]

著者プロフィール

著者写真

ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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