毎年目まぐるしい成長を遂げているベトナムですが、市街地の移動インフラも同時に発展を続けていますほんの2~3年ほど前までは存在すらしていなかった移動手段が現在では普通に浸透している、なんてこともベトナムではあり得ているから驚きです。そこで、今回は2019年最新の情報をご紹介。特に市内観光で「これを利用すれば間違いない」という移動手段をご紹介します。
タクシーの概要と注意点など
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時代は変わる。タクシーから配車アプリへ
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ほんの数年前まで、ベトナム現地の移動手段は専らタクシーでした。現在でも主要ガイドブックでは依然として「タクシーが移動手段の要」として紹介されています。しかし、現地の人間から言わせると、タクシーは徐々に「危険な乗り物」、「割高な移動手段」として認識されつつあります。
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タクシーはメーター制のため、安全と思われがちですが裏を返せば「遠回りされてメーターを稼がされるリスク」、「メーターが改造されて高速で料金が上がるリスク」などが考えられます。実際ベトナムに来た旅行者もこのトラブルに遭遇したことがある、という人も多くいますし、また在住者であれば一度くらいは酷い目にあっているものです。
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2019年現在では「配車アプリ」が人気を博しているのはご存知ですか。日本では法律の都合で配車アプリは浸透してはいませんが、ウーバーイートがそれに属するものです。ベトナムでは2014年にはじめて配車アプリとしてウーバーが進出。その後Grab、Go Viet、Aberなどが誕生し競争は激化しました。
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2019年ベトナムの現地移動事情
そして2019年。現在の配車アプリはGrab一強。次いでGo Vietが躍進しています。実はウーバーは2018年に撤退。Grabがウーバー東南アジアを買収したため、ベトナム以外のアジア諸国もウーバーはGrabになっています。Grabのアプリをダウンロードすれば、どこの国でも使えるので、Go Vietよりも旅行者はGrabが便利です。
シクロに乗りたい!という方のために
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ベトナムといえば、三輪人力車のシクロが有名ですね。シクロは自治体から度々規制を受けて、一時期見かけなくなりましたが、2019年現時点では観光の要所で乗ることができます。いまでは現地人は乗らず、外国人専用の乗り物となっています。また、遠出はできませんので、近場を一周して戻ってくるといった雰囲気を楽しむ乗り物となっているので、移動手段として利用はできません。
タクシーを利用するタイミング
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ただし、配車アプリの場合はWiFi環境が必要であり、さらに扱いに慣れていないとすぐに利用するのは難しいでしょう。また、「近場だからすぐに移動したい」ということであれば、配車アプリを使うより、流しのタクシーを捕まえる方がはるかに早いのも事実です。ホーチミンであれば名所間の距離は短いので、すべて流しのタクシーを利用するのもいいでしょう。しかし、ハノイやダナンは名所と名所の距離が離れているので、料金だけを考えると配車アプリが安く済みます。
オープンバスが旅行者の乗り物に
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2階建ての屋根なしのオープンバスは欧米ではよくある旅行者向けの乗り物ですが、ベトナムではまだありません。しかし、2019年6月現時点では、北部ハノイで試験運転を実施していて、まずまずの成果を挙げている様子。さらに今年はホーチミンでも試験運転を開始。2020年には旅行者にとっての定番の移動手段となっているかもしれませんね。
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いままで観光名所の敷地内のみ(ミーソン遺跡内のみなど)で運行していた電気自動車ですが、昨今は市街地でも見るようになりました。10人程度の定員のため、路線バスと比べると料金は割高ですが、ベトナムの風を切って風景を眺めながら移動できるのが魅力です。
Grabの利用の有無が鍵を握る
今回は2019年ベトナム現時点の市内を周る移動手段をご紹介しました。在住者の筆者の意見としては、「Grabが利用できれば、非常に市内観光の効率が上がる」というものです。Grabはスマホで登録しなければなりませんが、一度登録すれば、あとは目的地を設定するだけで料金が表示され、自動で近くのドライバーを探してくれます。ベトナムに限らず他の東南アジアでも使えますので、是非一度使ってみてください。