近年学生旅行で人気を博すベトナムの南部ホーチミン。雑貨ショッピングやエステ、大自然のメコンツアーに参加するなど、見どころたくさんの観光名所が人気の理由となっています。学生旅行の多くは5日~7日程度の長い滞在。社会人になったらこれほど多くの休みを取るのは難しいからと、学生最後の長期旅行を計画するようです。
そこで、今回はホーチミンだけでは物足りない、せっかくだからベトナムのビーチリゾートも満喫したいという、学生旅行向けのモデルプランを作ってみました。海外旅行のビギナーからヘビー旅行者まで参考にできるプランなので、是非実践してみてください。
1日目:日本発ホーチミン行き(機内泊もしくはホーチミン深夜着)
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日本全国の空港からホーチミンまでは直行便で行くことが可能。所要時間は5時間から6時間。経由便で行く場合は香港、台湾、韓国、北京などを経由することになります。おすすめは台湾を経由するチャイナエアラインですが、トランジットが90分を切る場合があるので、初の海外旅行者はある程度トランジットに慣れている人についていくのがよさそうです。台湾も香港もちょうどベトナムと日本の中間地点にあるので、機内の時間は3時間ずつ。長時間の機内の生活が嫌な学生は、あえて経由することもおすすめできます。
2日目:ホーチミンからビーチリゾート「ムイネー」へバス移動
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ホーチミンはシンガポールやクアラルンプール、バンコク旅行のように、お土産ショッピングがつきものとなるので、観光は後回しにするのがおすすめです。今回紹介するホーチミンから行ける学生におすすめのビーチエリアは「ムイネー」。ムイネーはバスで5時間程度で行くことができるので、予算を抑えたい方にもぴったり。ベトナムのバスは非常に安く、往復でも2000円程度で行くことができます。
2日目~3日目:ムイネーを満喫
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ムイネーの観光エリアは狭いため、グエンディンチウ通りという大通りにホテルは密集しているので、学生旅行でもこのエリアでホテルを選ぶといいでしょう。通りは海側と山側があり、もちろんおすすめは海側。敷地を歩いてすぐ砂浜が見える絶好のロケーションに建つホテルがおすすめです。ホテルの多くはバンガロータイプなので、グループで行くなら複数棟借りるのもいいですし、また、近場の別のホテルにするのもおすすめです。
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ムイネーの名物観光スポットは「砂丘」。観光エリア内にはイエローサデューンとホワイトサデューンがあり、どちらも訪れてほしいところ。ホワイトサデューンは郊外にあるので、タクシーもしくはオプショナルツアーで行くこととなります。ホワイトサデューンではバギーやジープに乗って砂丘を疾走することができ、団体で行く学生にはぴったりの楽しみ方。
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もし早起きできるなら、早朝の5時から6時まで開催される網魚を見学してみてください。もちろん参加もできます。海には10人以上の漁師やその家族が集まっていて、みんなで網を引き、水揚げします。ここで獲れた魚を買うこともでき、買った魚は近くにある海の家のような場所で焼いてもらうことができます。
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他にもチャンパ王国の遺跡や妖精の渓流と呼ばれる小川散歩なども見どころですが、屋外観光に疲れてしまったときに立ち寄りたいのが、こちらの「ワインキャッスル」。5つ星ホテルに併設しているワイン博物館で、さまざまなワインを置いています。入場券を買えば試飲もできますので、お酒好きの方は必見です。そうでなくとも、中は空調も完備されているので、日中の日差しが厳しい時間帯はここで過ごすのもいいでしょう。ちなみにベトナムでは18歳以上からお酒を飲むことができますので、20歳未満の学生も気兼ねなく飲むことができます。
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4日目朝:ムイネーからホーチミンへ(夕方~夜到着)
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4日目の朝は9~10時頃にバスに乗ってホーチミンへ向けて出発すれば、夕方の16~18時頃にホーチミンに到着できます。おそらく連日の観光で疲れ果てているので、この日はホテルでじっくりと休んでいってほしいところ。もし夜に観光したいのであれば、ベンタイン市場周りで毎夜開催されるナイトマーケットがおすすめです。雑貨屋台だけではなく、グルメ屋台も多数でるので、ここでホーチミンでの最初の食事を楽しむのがいいでしょう。
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5日目~6日目:ベトナム最大の観光エリア「ホーチミン」を満喫
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ホーチミンに来たら、必ず楽しんでほしいのがメコンデルタツアー。ホーチミン最大のアクティブツアーとなり、メコンデルタ地方に流れる雄大なメコン川を手漕ぎボートや高速ボートで疾走するというもの。大人数の学生から女子旅、男子同士でも楽しむことができますし、何よりも「ベトナムらしさ抜群!」の旅を約束してくれます。
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ナイトライフもホーチミン観光の楽しみ。毎夜開催している水上人形劇場をはじめ、ディナークルージング、ナイトバー、ナイトマーケットなど多様性に富んだ楽しみ方を計画することができます。ちなみに、水上人形劇とディナークルーズは両立が可能。かなり急ぐ必要がありますが水上人形劇が終わったあとにすぐにタクシーに乗り、埠頭へ向かえば間に合うことができます。
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お土産ショッピングも欠かせませんね。お土産を選ぶならドンコイエリア、パスター通り、レロイ通り、ベンタイン市場周辺を歩いてみるといいでしょう。全部合わせると数百のお店が所狭しと並んでいます。もちろんベンタイン市場での買い物もおすすめ。値段交渉も楽しんでいってください。
6日目深夜~7日目:ホーチミン発日本行き~帰国
学生に人気なのは、航空券の安いホーチミン深夜発明け方日本着の便。6日目は最後までホーチミンを満喫することができますね。日本までは所要時間5時間~6時間。ぐっすりと休んで身体を癒してください。
今回紹介したホーチミンとムイネーの2都市周遊ツアーは、学生にはかなり人気の定番モデルコースでもあります。一週間でモデルルートを組んでみましたが、これ以上短いと、ちょっと物足りなさが残ってしまうかもしれません。両都市とも最低2日は滞在したいので、これから学生旅行を計画している方は、是非参考にしていってください。