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カップルのロマンティック街道。「鯉の滝登りと愛の桟橋」

近年人気のベトナム中部ダナンですが、まだ夜の観光スポットは多くありません。旅行者によってはタクシーで40分ほど走ってホイアンまで行く方も少なくありません(それもおすすめではあるのですが)。

しかし、どうせならダナンで夜を過ごしたくはありませんか。そこで、今回おすすめするのが「鯉の滝登りと愛の桟橋」です。特にカップルでおすすめのスポットです。

アクセス

IMG_6922.jpg昼の眺めもいい

場所はドラゴン橋の頭のすぐ下。チャム彫刻博物館から橋を渡り終えたところの川沿いとなります。橋は500mほどあるので、日中の暑い時間帯であればタクシーでいくのがいいでしょう。

夜の涼しくなってきた時間であれば、徒歩で行くのもおすすめ。橋の真ん中から望める夜景も見る価値があります。

橋の下は屋台街が広がる

IMG_6930.jpgベトナムらしい光景

橋の下には御覧のように朝から夜まで屋台が広がっています。十分なテーブル椅子が用意されていますし、橋が天井となって日陰を作っているので、日中観光にもおすすめできます。

屋台には全国で食べられるB級グルメが集まっています。ベトナム人の朝食の代表となるバインミーや、屋台ジュースの定番サトウキビジュース、緑豆のアイスクリームなども体験していってほしいところ。

IMG_9295.jpg夜も引き続き屋台が賑わう

ちなみにこちらが夜の様子。屋台も引き続き出没しますし、どちらかというと桟橋と鯉の滝登り像傍に移動しています。また、道路を挟んだ反対側には、お洒落なカフェやビーフステーキレストラン、バスキンロビンス(31アイス)などもありますし、巨大フードコートのフードセンターも建ちます。

鯉の滝登り像を見学しよう

IMG_9315.jpg鯉の滝登り像とロン橋

こちらが鯉の滝登り像と呼ばれる像。鯉の下半身に上半身は龍。鯉が滝登りによって龍へと変わっていく過程をイメージした石像で、これは中国に由来しています。

IMG_9318.jpg鯉が龍に代わるのは中国の「三秦記」に由来する

ただし、イメージはシンガポールのマーライオンでもあり、川側を向いているため正面に回ることはできなく、さらに朝には口から水を噴き上げています。

夜は七色にライトアップされて非常に美観。背後にあるロン橋のライトアップも含めて写真撮影に臨んでみてください。

恋人と愛の桟橋を歩こう

IMG_9366.jpg愛の桟橋

ハート型のランタンがハートを作りライトアップ。桟橋には毎夜多くのカップルが集います。傍にあるクルーズ船は動きませんが、中に入って食事を楽しむことができます。

桟橋は80mほどの短い橋。なぜ、ここが愛の桟橋と呼ばれるのでしょうか。

愛の南京錠をかけよう

IMG_9345.jpg種類は幾つかある

愛の南京錠といえば、日本でもいくつかスポットがありますね。世界的に有名なのはパリ(フランス)のポンデザール橋ですね。

そして、ここ愛の桟橋でも同様に愛の南京錠をかけることができます。南京錠は傍の売店で販売していて、いくつかの種類があり、値段は14~16万ドン(約700~800円)。文字入れは自由ですが、当然日本語はできません。ローマ字を考えてください。

IMG_9357.jpg南京錠をかけよう

南京錠は桟橋の中であれば、どこにでもかけることができます。また、意外と品質がいいので、外国人はお土産に持ち帰る人も少なくないようです。

週末のカップルコースの王道に

週末にはドラゴン橋で火を噴くイベントがあります。愛の桟橋を散策したあとにドラゴン橋のイベントを楽しむのがおすすめのルート。旅行者は是非ダナンの夜を楽しんでいってください。

著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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