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「ニャチャン」は初めての東南アジア旅行で一押しのベトナムリゾート

「ハワイやグアムは行ったことがあるけれど、アジアは初めて」、「いつもはヨーロッパ行くけど、今回初めて東南アジアに行く」といった人は実はかなり多いですね。東南アジアと聞くと、「衛生事情が不安」、「ぼったくりとかが怖い」、「トラブルに巻き込まれそう」といった意見をしばしば耳にします。

そこで、旅慣れない方が東南アジア旅行でベトナムを選んだ際に、是非おすすめしたい観光エリアを紹介します。

中南部のリゾートエリア「ニャチャン」

IMG_7338.jpgニャチャン北部エリア

ベトナムと聞くと、首都のハノイや南部のホーチミンが有名どころですね。近年は成田空港と直行便でつながった中部のダナンもじわりと人気が上がっている様子です。

一方ニャチャンは古くからベトナムの一大ビーチリゾートエリアですが、日本人にはまだまだ認知度は低い様子。ただ、欧米人にはお馴染みですし、在住日本人にとってもニャチャンは抜群の旅先として支持されています。ただ最近は日本人の姿も見るようになり、ハネムーンで訪れた人や、大学生の卒業旅行で来たという人も見かけます。

市街地に広がる雄大な南シナ海

IMG_7390.jpg透明度も高い

ニャチャンの魅力といえば、市街地の傍に海が広がっていることです。旅行者の多くはニャチャンの観光の中心市街地であるチャンフー通り、フンブオン通り、レタントン通りといったエリアのホテルに宿泊することになりますが、ともに徒歩圏内で海まで行くことができますし、夜は外国人向けのリゾートチックなレストランや高級バーが営業します。

道行く人は水着の格好も多く、またベトナムという大らかな気質柄、水着のままレストランやカフェに入ることも可能。いくらアジアや欧米のビーチリゾートでも、ここまで寛容な町はそうそうありません。

ニャチャンの治安は抜群

IMG_0196.jpg市街地の様子

ベトナムと言えば暴走族の如き走るバイクの集団が名物ですね。これはハノイやホーチミンといった大都市圏で見られる現象です。一方ニャチャンはカインホア省の省都でもありますが、そのような煙撒くバイクの集団は見られません。主要道路はきちんと歩道が整備されていますし、ビーチ沿いのチャンフー通りは遊歩道が非常に幅広く、ジョギングや散歩コースとしても旅行者に人気。

IMG_0056.jpgベトナムでよく見かける海鮮食堂

ニャチャンだけではなくベトナム全体で言えることなのですが、基本的にベトナムの治安は良好。夜の町を女性が歩くこともできますし、重犯罪に巻き込まれる可能性もほぼありません。「東南アジアは治安が悪い」という意見も多いようですが、ベトナムはその点は心配無用。ニャチャンのどこを歩くこともできます。

ただし、スリやひったくり、ぼったくりといった軽犯罪はやはり多いので、自己管理は必要となります。また、日本語がやたらとうまい現地人についていったり、無許可営業の白タクシーは利用しないようにしましょう。

アジアが好きになる!ベトナムの魅力を一杯感じられる

IMG_9058.jpgニャチャンのダム市場

東南アジアといえば「市場でショッピング」、「値段交渉」、「ナイトマーケット」などが象徴として挙げられます。ニャチャンではそのどれもを体験することができます。市場はニャチャンで一番大きい「ダム市場」がおすすめ。ベトナム人が買う日用品や食料品、外国人向けのアクセサリー、服飾雑貨などを扱う店が所狭しとひしめきあっています。

[local, 421]

IMG_8795.jpgニャチャンのナイトマーケット

ニャチャンのナイトマーケットは海の正面に広がっています。最近は週末のみのウィークエンドマーケットも増えてきましたが、ここニャチャンのナイトマーケットは毎夜。旅行者には嬉しいですね。短い通りの両側には100を優に超える店が並んでいます。マーケットを楽しんだあとは、そのまま歩いて夜の海を散歩したり、周辺散策してマッサージ店やナイトバーを楽しむのもいいでしょう。

東南アジアの象徴!ビーチリゾートを満喫

IMG_0402.jpgニャチャンビーチ

ビーチリゾートは東南アジアには数多くありますね。日本人旅行者に有名どころといえば、パタヤやボルネオ、セブなどでしょうか。ニャチャンはこれらの人気アイランドと比べると少々目劣りするかもしれませんね。大人の夜遊びスポットとなる繁華街もありません。ニャチャンビーチで半日子供と海で楽しんだあとは、午後はヴィンパールランドに行ってジェットコースターや水族館に子供を連れていくのもいいでしょう。

IMG_0495.jpgビーチを歩く行商人

ニャチャンビーチには行商人がよく歩いています。彼らを呼んで、南国にふさわしい食べ物を買ってみるのも楽しみの一つ。特に子供は喜んでくれるでしょう。ロブスターほどの大きなエビや、ブラックタイガーエビを串刺しにしてフリッターしたもの。南国の象徴ココナッツジュースも売ってくれます。

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何よりも「平和」なビーチリゾート・ニャチャン

ニャチャンはホーチミンやハノイから国内線で1時間程度で行くことができます。両都市を観光した上で、1日2日ニャチャンに滞在するのもいいでしょう。多種多様な外国人が集うビーチリゾートは、往々にして治安も悪くなるもの。その点ニャチャンは本当に平和です。初めての東南アジア旅行には申し分ないリゾートエリアとなるでしょう。

著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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