バンメトート旅行では、日中のアウトドア観光を思う存分満喫しましたでしょうか。疲れた身体でホテルに戻って、早くに就寝というのでは、少々もったいない気がします。せっかくなので、一夜くらいはバンメトートの夜も楽しんでいってほしいところです。
そこで、今回はバンメトートの夜に最も賑わう場所、「BMTストリートフード」を紹介します。
アクセス
名称は「BMT Street Food(バンメトートストリートフード)」。タクシーの運転手にはそのままいえば伝わります。徒歩ではちょっと厳しいですので、普通にタクシーで行くといいでしょう。入口周辺は毎夜タクシーやバイクで乗り付けてきた現地人、観光客で人だかりになっていますので、近くまで来たらすぐにここだということが分かるはずです。
バンメトート市内で最も賑わう夜のエンタメ
厳密にはナイトマーケットではないようですが、観光客からみたら、十分規模の大きいナイトマーケットです。2016年まではバンメトート市場周辺で毎夜ナイトマーケットが開催されていたのですが、そのせいで市街地が渋滞したり、ゴミが増えてしまったため、政府が禁止したという経緯があります。
そこで生まれたのが、こちらの「BMTストリートフード」です。
ショッピング&お土産調達もここで
BMTストリートフードの敷地内は四方100メートルほどの面積で、入口周辺がアパレルエリア、その奥がフードエリア、最奥部が休憩スペース&イベントステージとなっています。頭上に吊るされたランタンで彩られ、雰囲気はベトナムのナイトマーケットそのもの。
そもそもバンメトートには夜遊びができる場所がほとんどないので、現地の老若男女はみんながここに集うようです。特に週末は非常に込み合います。外国人は目立ちますので、スリなどにも気を付けてください。
アクセサリー系は本当にお洒落&キュートなデザインがそろっています。ベトナムでは誰もがハンドメイドで作って、このような場所に気軽に出店できるので、他では売っていないオリジナル品が多数買えるのが魅力の一つ。しかも一個2万~5万ドン前後。日本円で100円~250円程度と安いのも嬉しいですね。
フードエリアで屋台グルメを堪能
串にささっているのは、かまぼこやさつま揚げ、ソーセージに揚げ春巻き、ワンタンなど。全10種類くらいあり、好きなものをチョイスすると、それを瞬時に鍋で揚げてくれます。一本50円程度。バンメトートのグルメというよりは、全国で共通しているベトナム屋台料理といったところ。
屋台街では必ずある「チェー」。ベトナムの名物スイーツですね。各種ゼリーやこんにゃくのような餅、蓮の実、季節のフルーツなどの中からお好きなものをチョイス。それらをカップにいれて、砂糖水とココナッツミルクをたらせば完成です。チェーは女性に大人気のスイーツで、日本人の間ではベトナム風ぜんざいとして知られています。バンメトートではあまり食べる機会がないので、ここ食べ逃すことなく押さえておきましょう。
休憩スペース&ステージ会場でゆっくりくつろぐ
こちらは休憩スペース。フードエリアの脇に広がり、これだけの大人数の客も収容できる大きな面積です。買った食べ物はここのベンチに座ってゆっくりと楽しんでいってください。筆者が座ったときは、外国人を珍しそうに見ていた現地人に英語で話しかけられて、束の間の国際交流を楽しむことができました。人見知り知らずのベトナム人はとても愛想よく、日本人にとってはうれしいです。
ステージでは不定期にイベントが開催。アマチュアバンドの演奏や、例えばクリスマスや子供の日のようなイベントではマスコットキャラが登場してビンゴ大会やダンスを踊ったりと、子供に大人気。
バンメトートはまだまだ発展途上の都市。中心市街地であっても田舎風情が残り、老若男女問わず集うところは同じ。だからこそ平和なのかもしれませんね。
DATA
名称:バンメトートストリートフード(BMT Street Food)
営業時間:19:00~深夜
アクセス:ビクトリーモニュメントからタクシーで10分程度