ベトナム旅行の楽しみは『食』にもあります。クセのある料理が多い東南アジアの中でも、ベトナムはとりわけ日本人の舌にも合う料理が多く、「アジア旅行の中で一番おいしかった」、「初めての海外旅行だから心配で日本食をたくさん持ってきたけど不要だった」といった声もよく聞きます。そこで、今回は全国ベトナム料理店の中でも高級料理として位置づけられている人気のレストラン「ホイアン」をご紹介します。ホーチミン市内の中心部にあるので、徒歩でもタクシーでもすぐに行くことができます。是非滞在中一度足を運んでみてください。
アクセス
今回紹介するレストラン「ホイアン」のある場所は、ホーチミン1区のレタントン通りです。市民劇場から徒歩10分ほど歩いたところにあり、この界隈は日本人町となっています。周りの風景はちょっとベトナムらしくはなく、日本語の看板をいたるところで見ることができます。同店はその日本人町の大通り沿いにあります。外観は御覧のように木造建築が印象。近年は発展に伴いお洒落な現代風のお店が増えてきていますが、ホイアンは歴史の重みを感じる装いとなっています。
5つ星の格付けを持つ高級レストラン
レストラン「ホイアン」は、毎年行われている全国のレストランの格付けチェックにて5つ星を獲得している有名店。ちなみに、傍にある同じく高級レストランの「マンダリン」も同じ系列店となります。
[local, 640]中部の奥ゆかしい雰囲気が漂う店内
ホイアンは中部地方の世界遺産都市。16世紀に栄えた交易の町として、日本や中国など諸外国が頻繁にホイアンの港を訪れました。そのホイアンの町で建てられた家々は日本と中国、ベトナムの建築様式がミックスした独特の造り。ホイアンの内外装はそれに倣っているため、他のホーチミンにあるお店とは明らかに雰囲気が違うのが分かります。
スタッフは全員英語が堪能で、上質な接客サービスを心得ています。客層を見ても、旅行者はもちろん、ビジネスマンがランチで訪れたり、接待で使ったりする場面も多いようです。各国のVIPや著名人、財界人の利用も多いとのこと。そういうと、「普通の人が行けないくらい値段が高いのでは」と思ってしまいますが、値段はあくまでもベトナム価格。確かに観光エリアでもあるのでそこらへんの店と比べると高いですが、それでも学生旅行者も多く訪れるように、十分予算内で収まるはずです。
上質な料理を味わう
こちらのお店では、コースとアラカルトにメニューが分かれています。コースはやはり値段は少し高めで、「ランチにしては贅沢すぎるかも」と思う人もいるかもしれません。そんな方はアラカルトで単品を一人当たり1つから2つほど注文するといいでしょう。複数人で行くのであれば、みんなでシェアしながら食べれば一度にたくさんの料理を楽しむことができます。
料理はベトナム全体で食べられている定番料理から、中部の郷土料理まで充実しています。フエやホイアンといった中部地方で昔から食べられている郷土料理は、どれも非常に美味で日本人の舌にも合います。さらに一流シェフによって味付けと盛り付けがされた料理は、どれも他では食べることができません。
5つ星レストランなので味は申し分ありません。どれを選んでもはずれはありませんし、立地柄日本人客が多いので日本語で表記されたメニューもあります。地元密着の食堂料理や外国人向けに味付けされたドンコイエリアのお店もいいですが、国内で有名の高級ベトナム料理店に足を運んでみるのも一度くらいはいいのでは。
<DATA>
名称:ホイアン(Hoi An)
住所:11 Le Thanh Ton St. Dist.
営業時間:11:30~14:00 / 17:30~22:45