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ホーチミンでワンランク上の一押しレストラン5選

ホーチミン旅行では物価安を活かして、普段はなかなか食べられない高級レストランで贅沢な料理を食べるのも、滞在中の楽しみの一つです。しかし、ホーチミン市内の観光エリアとなる1区やその近隣区には数多くの人気店があるため、迷ってしまう方も多いでしょう。もし選びかねているのであれば、ここで紹介する筆者の一押し店に足を運んでみるのはいかがでしょうか。

今回は筆者がおすすめする高級レストランを5つご紹介します。

1、高級ベトナム料理店「シタデルサイゴン」

IMG_2532.jpg高級感ある雰囲気は店内に入ってすぐに感じられる

最初にご紹介するのは、こちら「シタデルサイゴン」。市民劇場から徒歩5分。ハイバーチュン通りから一本路地に入ると、そこには高級レストランがいくつも並ぶちょっとしたスポットがあります。その一角にあるシタデルサイゴンは、2017年にオープンした高級ベトナム料理レストラン。建物の2階にある同店に入ると、すぐにその雰囲気を感じ取ることができます。ベトナムのレストランにありがちな、一人でも多くのお客が入れるようにテーブル席をスペースなく寄せ合うような店とはまるで違く、広いワンフロアには十分なほどのスペースをとっているので、他の客のざわめきはまるで感じません。

Com hap la sen.jpgⒸcitadel saigon

ベトナムの貴族旧家にいるような雰囲気の中で食べられるのは伝統的なベトナム料理。しかし、同じ定番料理でも素材や盛り付けはお店オリジナルの凝ったものなので、他店とは一線を画した味を楽しむことができます。お店の客層をみてみると、在住欧米人や日本人が多い様子。すでにホーチミンに住んでいる日本人の間でも話題になっている筆者一押し店となります。

名称:シタデルサイゴン
住所:74/7D Hai Ba Trung St. Dist.1
営業時間:11:00~23:00

2、お洒落な空間でシーフード。「マリナ・サイゴン」

IMG_6683.jpgマリナ店内2階にて

マリナ・サイゴンは1区を北上した3区にあり、市民劇場からタクシーで10分少々で行くことができます。こちらのお店は朝から営業していますが、大勢の客で賑わうのは夜から。雰囲気も夜の方がいいので、ディナータイムに訪れるといいでしょう。店内は高級感とカジュアルな雰囲気が融合した空間。いくつかある部屋はすべてタイプが異なり、ベトナムらしさとはしばしのお別れ。どちらかというとイタリアやポルトガルといった西洋を感じさせてくれます。

DSCN3739.jpg創作料理が光る

料理はシーフードが中心。メニューの種類が多く、100種以上を常に用意しているほか、生け簀にある魚介を自分で選んで注文することもできます。ただしロブスターやエビ、魚などの魚介料理の中には市場価格も多いので、その都度スタッフに値段を聞く必要があります(物価安のベトナムでも魚介はそれほど安くはありません)。おすすめはマリナ特製のシーフードサラダやカニクリームフリッターなど。他店ではあまり見られない欧米スタイルのシーフードを堪能することができます。

名称:マリナ・サイゴン
住所:172C Nguyen Dinh Chieu St. Dist.3
営業時間:10:00~22:30

3、ベトナムと中華の融合。「テンプルクラブ」

IMG_6301.jpg中華風の店内

ドンコイエリアの外れにあるテンプルクラブは、知らなければ歩きすぎてしまうような狭い入口を抜けた先にあります。しんとした階段を上がった先にあるのは、フランスの統治時代を思わせる古き良きインドシナの雰囲気。それでいて、店内に流れる曲は有線で聞けるような昔の中国歌謡曲。フランスと中国が融合した雰囲気を持つレストランが「テンプルクラブ」となります。

IMG_6225.jpgココナッツジュースとお酒で蒸したエビ

料理はベトナム料理と中華料理、その2つのフュージョン料理があります。ベトナム料理はサラダから麺、ご飯などを中心にガイドブックにも載っているような定番料理が揃っています。中華料理は日本人にも親しみがある麻婆豆腐やXO醬の炒めものなどがあります。高級料理では鴨肉のオレンジソース添えやココナッツジュースと酒で蒸したエビなどが一押し。かつてブラッドピット&アンジェリーナジョリー元夫妻も訪れたお忍びレストランです。

[local, 13]

4、最高級のステーキを。「ノッサステーキハウス」

IMG_9659.jpg隠れ家的な雰囲気を楽しめる

日本人が多く宿泊するホテル・ニューワールドから徒歩3分とかからない場所にある「ノッサステーキハウス」。レストランというよりは小洒落たカフェといった外観なので、見つけても最初は入るのにためらってしまうかもしれません。こちらのレストランはベトナム人夫妻がオープンしたイタリアンレストラン。「ステーキが好きだから」という安直な理由で始めたのがきっかけ。店内はひんやりとしたコンクリの壁にウッドテーブルが落ち着いた雰囲気を出していて、客層もスーツを着たビジネスマンが多い様子です。

Grilled US.tenderloin.000.jpgⒸNossa Steakhouse

ノッサステーキハウスが扱う料理はイタリアンで統一。ピザやスパゲッティも複数種用意していますが、やはりここで注文してほしいのはステーキ。テンダーロインは分厚くも柔らかいフィレステーキで、ストリップロインは日本でいうサーロインステーキ。そこらへんでは食べられない高級ステーキを食べることができます。子供連れのファミリーで来るよりは、恋人夫婦と来て大人の時間に浸りたいところです。

[local, 444]

5、格別な中部料理を食べる。「ホイアン」

IMG_6082.jpg大人の雰囲気を楽しめる

市民劇場から10分ほど歩くと日本人町に行くことができます。その日本人町の大通りの真ん中に建つのがレストラン「ホイアン」。ホイアンは中部地方の世界遺産都市の町の名称です。店内は木造の古きホイアン建築をイメージしていて、昼間は斜光がほどよく入って心地いいです。こちらのレストランは毎年国内で公開されているレストランの格付けで5つ星を受賞している高級店となります。

IMG_6085.jpgホイアン名物を堪能

料理は中部料理がメイン。ホイアンはハノイやホーチミンとは違う独特の文化が形成されていたため、そこで食べられる料理も独特の郷土料理ばかり。ここのレストランで食べられるホイアン料理は、伝統の料理法を忠実に倣い、さらに一流シェフによりオリジナルのテイストに味付けしたものとなります。盛り付けから味、店内の雰囲気まで繫栄を極めた16世紀のホイアンを感じることができます。

名称:ホイアン
住所:11 Le Thanh Ton St. Dist.1
営業時間:11:30~14:00、17:30~22:45

[local, 644]

格別の料理をベトナムで味わう

ベトナムではグルメ旅も楽しみの一つ。一生の思い出に残る貴重な時間を、高級レストランで満喫するのもいいものです。そんなときは、今回紹介した5つのお店のうち、どれかに行ってみてはいかがでしょうか。

[local, 385]

著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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