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シェムリアップ旅行のおすすめ土産 5選

シェムリアップの旅行者は、日中は遺跡巡り、夜はショッピングという人が多いかと思います。お土産を買う場所は主に昼間はオールドマーケットとその周辺のお土産ショップ、夜はパブストリートから続くナイトマーケットとなるでしょう。繁華街はこの狭いエリアだけで、旅行者向けのお店も密集しているので、それほど歩くことなくお目当てのお土産を手に入れることができるはずです。

今回は、シェムリアップに訪れたら手に入れておきたい5つのお土産をご紹介します。誰に贈っても喜んでくれることでしょう。

お土産その1:カンボジア旅行の記念に「砂瓶」

いろいろな絵柄があるのが嬉しいいろいろな絵柄があるのが嬉しい

写真のこちらはベトナムとカンボジア、バリ島といった東南アジアでよく見かける砂の詰まった瓶。多彩な色の砂を詰めて絵柄を作る職人技です。砂は蓋までぎっしり詰まっていて、コルクでさらに圧をかけているので横に振っても絵柄が乱れることはありません。絵は幾種類あり、いずれもカンボジアを象徴するものばかり。絵柄は扱っているものから選ぶことになりますが、別途料金を払えば自分で好きな文字を入れてもらうこともできます。自分の名前やカップルの記念日などを翌日仕上げで依頼することができます。

ただし、どこでも売っているわけではありません。2017年4月現時点ではアンコールナイトマーケットの建物の目の前に欧米人が露店を構えています。もう数年ここで毎日働いているとのことなので、旅行者も見つけることができるはずです。また、上述したように、この砂瓶は近年の東南アジアの流行り土産でもあるので、探せばさらに見つけることもできるかと思います。

お土産その2:影絵「スバエク」を部屋に飾ろう

影絵は一度は鑑賞したい影絵は一度は鑑賞したい

シェムリアップのクメールの伝統娯楽である影絵。スバエクと呼ばれるもので、主にラーマヤナ物語の一節を題材にしており、幾多のキャラクターが布一枚を挟んで自在に動く様子は見ていてなんとも面白いものです。そのスバエクに使われる影絵をここで買うことができます。キャラクターはいずれもヒンズー教の神々やラーマヤナ物語の登場人物。部屋のインテリアとして飾っておくだけでもシェムリアップを思い出すことができるので、相手に贈るよりは自分用のプレゼントとして手に入れておきたいところ。

入手場所はアンコールナイトマーケット、もしくはアートセンターナイトマーケットのいずれか。いくつかお店があるので、隈なく探せばそれほど見つけるのに難しくはないはず。またオールドマーケットでは扱っているお店はほとんどない様子。

お土産その3:友人や会社には自然派土産の「パームシュガー」を

調味料として使えば自宅で気軽にクメール料理を作れる調味料として使えば自宅で気軽にクメール料理を作れる

食品土産としておすすめしたいのは「パームシュガー」。ガイドブックではココナッツシュガーと表記されていることもありますが、厳密にはこの2つは種類が異なります。ココナッツシュガーは椰子の実から作る砂糖菓子ですが、パームシュガーはココナッツ含むすべての植物エキスから砂糖を作ったものを指します。また、カンボジアでいうパームシュガーにはニッパヤシを原料にしているのがほとんど。旅行者が買うココナッツシュガーももしかしたらニッパヤシの砂糖かもしれません。

パームシュガーは固形、粉末、液体の3種があり、賞味期限も半年から2年と長持ちします。固形はそのままお菓子感覚で食べることができ、粉末と液体はコーヒーや料理の調味料などで利用することができます。購入場所として有名なのはプラダック村。市街地から北上したところにあり、遺跡巡りの道中、もしくは地雷博物館に行く次いでに立ち寄ることができます。値段も2~4ドルと安いので、友人や会社宛に買っていくといいでしょう。

お土産4:王道土産ならコレ。男性も女性も「アリババズボン」

デザインはさまざまデザインはさまざま

一見するとロングスカートのようですが、実はこちらはズボン。アリババと呼ばれるクメールの伝統着衣で、現在では外国人が買っていく定番のお土産の一つでもあります。ポケットがないのが欠点なので、財布などはポシェットやショルダーポーチに入れておくようにしましょう。2017年からアンコール遺跡への入場制限が厳しくなり、短パンやミニスカートでは入ることができなくなりました。もちろんアリババズボンは問題ありません。

アリババズボンを穿いてシェムリアップ観光をする旅行者も多くみかけます。また、市街地の市場であればどこでも見かけるので簡単に手に入れることができるほか、ほぼフリーサイズなのでお土産にも最適です。値段も安いもので3ドル、高くとも6~9ドル程度という安さも魅力ですね。

お土産その5:クメール伝統のスカーフ「クロマー」は必須アイテム

カンボジア人も認めるお土産の象徴カンボジア人も認めるお土産の象徴

最後は「クロマー」。これは日本でいう風呂敷です。物を包んだり、下に敷いたり、大きいものであればスカーフ、ストール、腰巻サロンなどいくらでも用途は思いつきますね。カンボジア人もクロマーを日ごろから重宝していて、生活に密着したカンボジアの伝統品と言えるでしょう。生地の素材はコットンとシルクが多く、コットンは実用性に富んでいて、シルクは値が張ることからカンボジア人の間ではよそ行き用の服飾アクセサリーとして知られています。

市場であればどこでも見ることができますし、専門のアパレルショップも市街地にいくつもあります。値段も安いもので1ドルから2ドル程度で買うことができます。ただし、一方でお店によっては10ドル以上のぼったくりの値段でふっかけてくるところも多々あるので、必ず値段交渉はするようにしましょう。相場は2~4ドル程度だと思ってください。

飽きることのないカンボジア土産

今回紹介した以外にもロゴTシャツやキーホルダーなどいくらでもカンボジア土産は思いつきます。まずは市場をぐるっと見て歩き、気に入ったものは即決せずに値段を調べていくつかの店を回るのが賢い買い物方法。そして、贈る相手によってお土産の種類をよく選ぶことも大切です。

[local, 500, 491, 490]

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著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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