カンボジアのシェムリアップは世界遺産アンコールワット含む数多くの遺跡を有する一大観光エリア。その空の玄関口となるのが、今回紹介する「シェムリアップ国際空港」です。「アンコール国際空港」とも呼ばれ外国人や現地人に親しまれている同空港は、2015年にリニューアルし拡張に成功。内部も一新し非常に清潔な奥行ある空間が広がり、カンボジアらしい雰囲気も忘れてはいません。
今回はシェムリアップ国際空港の内部を紹介したいと思います。
アクセス

場所はアンコールワットの南西に位置し、市街地からトゥクトゥク、もしくは車で15分から20分程度。カンボジアには流しのタクシーはほとんど走っていないので、安上がりなのはトゥクトゥクに依頼すること。ただ、中級以上のホテルではトゥクトゥクもしくは専用車による無料送迎サービスがついているので、こちらは利用価値があります。空港に到着したら、謝意を込めて1ドル程度のチップを渡すとスマートです。
チェックインカウンター

こちらはチェックインカウンター。ロビー入った正面に広がります。カウンターは横並びに多数あり、平日であればハイシーズンでもそれほど込み合うことはありません(便によりますが)。基本は2時間前からチェックインできますので、なるべく早くにチックインを済ませて空港内探索を最後の観光とするのがいいでしょう。
ちなみに、カンボジアでは同日の出入国は原則禁止されているのでご注意ください。

シェムリアップ国際空港は2005年に拡張整備されて大きくなったものの、国際空港としては面積は控えめ。初めての海外旅行者でも迷うことはないくらい一本道なので安心できるのは魅力ですね。
カウンターでチェックインをして航空券を受け取ったら、パスポートコントロールに行きます。こちらもチェックインカウンターのすぐ傍にあり、きちんと標識があるので迷う心配はありません。ほかに寄るところもないので、時間つぶしはイミグレーションを通過することをまず優先しましょう。

空港の端々には御覧のようなカンボジアを象徴する像があります。ヒンズー教と仏教が混じりあったシェムリアップの遺跡は世界でも非常に稀なのが分かります。ほかにもアンコール遺跡やトゥクトゥクなどカンボジアをイメージした影絵が壁に描かれてあったりと、カンボジア観光の余韻に浸ることができます。最後の滞在をお楽しみください。
ショッピングを楽しむ

イミグレーションを抜けラウンジへと向かう最初の通路には免税店が並んでいます。高級化粧品、たばこ、お酒などを扱うお店が多く、またアンコール遺跡にちなんだクッキーやキャンディー、チョコレートといったお菓子はお土産を買い足したい方におすすめできます。
購入にはパスポートの提出が必要なので、免税店でショッピングを希望される方はパスポートは出しやすいところにしまっておくとスムーズです。また、ここでも基本通貨はアメリカドルとなります。カンボジアリエルは残しておいても再両替できませんので、ここですべて使い切るつもりでいましょう。

値段は空港価格なので高いのは確かですが、マーケットに売っているものよりも品質はいいので、あえてここで買うのもいいかもしれませんね。特に会社の先輩上司や恋人といった大切な人へのお土産処として、空港内のショップは重宝することになるでしょう。
洋服のデザインレベルは高い!

空港内にはいくつかのアパレル店があり、いずれも洋服のデザインはオールドマーケットには売っていないお洒落なものばかり。また、ネックレスや腕輪といったアクセサリー類も品質のいいものが多々あります。
洋服の値段は5000円程度が相場ですが、いずれも日本ではアジアン雑貨店にしか置いていない涼しいスタイルのものばかり。日本で買うと輸入関税の関係で割高になるので、例え空港でも比較的安く手に入れることができるでしょう。

食事を楽しむのもおすすめ!

空港内の過ごし方は、ショッピングのほかに食事でお腹を満たすのもまたおすすめの方法の一つ。名残惜しい最後のクメール料理に舌鼓を打つのもいいですし、西洋料理、他のアジアン料理を楽しむのもいいでしょう。エスニック料理に疲れてしまった方は、和食を提供するお店もあるので、そちらを利用するのも。

また、カフェでコーヒーブレイクをとりながら旅の回想に耽るのはいかがでしょうか。パソコンを取り出して撮影した写真を見返したり、スマホに転送したりなどなど、お店のスタッフに訊けばお店で用意しているWiFi を利用できるので回線速度もスピーディーです。
心残りのない帰国を

搭乗は出発の30分前から開始されます。搭乗ゲートやフライト時間は変更になることもあるので、ショッピングやカフェを楽しんでいる合間も定期的に電光掲示板にて確認することは忘れないようにしてください。特に英語の空港内放送を聞き取れない方は注意が必要です。
フライト30分前になったらアナウンスが流れ、飛行機に乗ることができます。行列ができますが、座席は指定席なのであえて並ぶ必要はありません。ぎりぎりまでゆっくりするのもいいでしょう。
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