ホーチミンから車で約2時間走ったところに位置するカンザーは、ブンタウに並ぶホーチミンから最も海に近い場所としてホーチミン人に人気があります。そのカンザーは外国人にとっては、2つの名所があることで知られています。一1つはマングローブ。そして、もう1つが今回紹介するモンキーアイランドです。名前のごとく、まさに猿の楽園。あちらを見ても猿、こちらを見ても猿......そんなスポットとなっているので、是非お楽しみください!
アクセス
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ツアーで行くのであれば、バスに揺られて到着するのを待つだけ。個人で行くのであれば、カンザーの4月30日ビーチ(カンザーリゾートがあるところ)へ行く一本道の道中に右に曲がる看板が出ていますので、標識に従えば行くことができます。看板さえ見失わなければ迷う心配はありません。カンザーはほぼ一本道での観光となるので、初心者もここまで来てしまえば安心です。
モンキーアイランドの歩き方
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受付で入場料(150円くらい)を払ったら、すぐ脇にモンキーアイランドの入口があります。敷地内は幅広い遊歩道が直線に伸びていて、そこがモンキーアイランドの敷地内のすべてとなります。
この通りは直線500メートルほどの通りで、終着地点には特に何があるわけでもありませんので、歩き疲れて満足したら来た道を戻りましょう。日中はかなり日差しが強いので、水分補給をしながら歩いてください。また、途中軽食を扱う売店もあり、ペットボトルの水も買うことができます。ただし、手に持って歩いていると陽気な猿にとられてしまう可能性があるので注意してください。
ボートに乗ってジャングルクルーズ体験
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モンキーアイランド内にはスピードボートに乗って、密林の中を颯爽と走るジャングルクルーズ体験を楽しむことができます。料金は60万ドンと少し高いですので、基本は定員になるまで待って、みんなでシェアします。もし自分たちだけで行きたかったら、60万ドン支払えば貸し切りで乗ることができます。
所要時間は10分程度で、ひたすらスピードボートでうっそうとした水草の中を駆け抜けるだけです。もしベトナム滞在中別にメコンデルタツアーに参加する予定があれば、ここでこちらを利用する必要はないでしょう。
モンキーアイランドへご招待!
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敷地内に入ったらすでに猿の大群。どこをみても猿、サル、さる......。しかもすべて放し飼いされていて、鎖につながれてもいません。一応調教はされているようで、やたらと近寄ったり、襲ってきたりはしません。
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売店では飲み物とアイスクリームを買うことができます。ベトナム人はここで買ったアイスクリームや水を猿たちに分け与えているようですが、それをやってしまうとご想像通り猿が十数匹と寄ってついてきます。非常に危険なので、決してそのようなことはしないように!
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また猿は人間と同じ霊長類なので、風邪やインフルエンザといった感染症を共有してしまいます。このモンキーアイランドは猿との人との距離が非常に近いので、もし猿が感染症にかかっていたら、飛散して自分にうつってしまう可能性があります。自分からは近寄らない方が無難ですし、触るのもやめてください。
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食べ物だけではなく、ネックレスやサングラス、帽子、ポーチといった服飾品もとても危険です。通りを歩いていると、すぐ近くで人の悲鳴が聞こえてきます。振り向くと猿が人の所有物を盗っていました。こんなこともここでは日常茶飯事。もちろん盗られてもなんの補償もしてくれません。
もし盗られてしまった場合は、とりあえず傍にいるスタッフに伝えましょう。もし猿がまだ近くにいたら、スタッフが取り返してくれるかもしれません。猿は上下関係を徹底する習性があり、ここではスタッフが上の様子。実際写真の猿はサングラスを観光客から盗りましたが、スタッフが猿に近寄ると、猿はサングラスを放り投げて去っていきました。
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ただし、いつでもスタッフが取り返してくれるとは限りません。サングラスや帽子程度であればいいのですが、現金やパスポートが入ったポーチなどを盗られてしまったら取り返しのつかないことになるかもしれません。貴重品はこの敷地内では絶対に取り出さないことと、肌身離さず隠しておいてください。また、もしスタッフが取り返してくれた場合は、2万~3万ドンほどお礼にチップをわたしてあげてください。
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まとめ
モンキーアイランドはカンザーツアーで必ず用意されている観光スポットの一つです。基本ツアーではマングローブと併せて回ることになります。モンキーアイランド自体の所要時間は30分~40分程度で一通り楽しむことができます。ツアー前にこちらの記事を参考にしてください。
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