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海を見ながら夕食を「ビンスオンシーサイドリゾート」

ホーチミンから約6時間のバス旅で行けるムイネーは、ファンティエットにある小さな港町。近年はリゾート開発も進んで、メインのグエンディンチウ通りにはいくつものリゾートホテルが並ぶようになりました。今回紹介する「ビンスオンシーサイドリゾート」は、海側に面する3つ星ホテル。南国の気候に包まれたバカンスを楽しむことができるおすすめホテルです。

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海側のホテル

IMG_8741.jpg中級ホテルの中では断然おすすめの部類

ムイネーのホテル選びをするときのチェックポイントとして、「海側であること」が挙げられます。メインストリートであるグエンディンチウ通りでホテルを探すことになりますが、通りの右手が海側となります。海側には3つ星から4つ星ホテルが並び、それぞれバンガローとプライベートビーチを持っているのが特徴です。3つ星でバンガローを携えている宿泊施設は数少なく、さらにプールまで併設しているとなると、かなり貴重なホテルになります。ビンスオンシーサイドリゾートは、バンガロー、海、プールの三拍子揃ったおすすめのホテルといえます。

プライベートビーチを満喫

IMG_8759.jpg夜はしんと静まり返る

敷地内奥のレストランを抜けると、そこに広がるのは雄大な南シナ海。天気がいいときは、ここでカイトサーフィンを楽しむサーファーで盛り上がります。ムイネーは知る人ぞ知るカイトサーフィン大国。数年前には世界大会も開催されたこともあります。一般の旅行者もレクチャーを受けたのち、カイトサーフィンを楽しむことができます。料金はレクチャー代込で約350ドルほど。

IMG_8834.jpg隣のホテルと兼用のよう

ムイネーの海はそれほど海水浴に適しているわけではなく、ただ、ロマンティックにボーッと眺めるのがいいでしょう。さざ波の音を聴いているだけで現実逃避をすることができます。また、デッキチェアで寝そべって読書をするのも、日本ではなかなか体験できない貴重な時間となることでしょう。

ゲストをもてなすレセプション

IMG_8890.jpgレセプションは開放的だが、冷房がないのでやや暑い

広々としたレセプション。チェックイン時には朝食チケットと、金庫の鍵を受け取ることができます。また、帰りのバスチケットを見せれば、リコンファームの電話もしてくれます。チェックイン&アウトの時間帯は多くの旅行客で込み合うので、そのほかの雑用依頼は、なるべく時間を外してお願いしましょう。

バンガローとホテルの選べるツータイプ

IMG_8847.jpgバンガローは棟数が少ないので予約必須

ビンスオンシーサイドリゾートでは、バンガロータイプと通常のホテルタイプの2種類を用意しており、おすすめは断然バンガロー。ただし、こちらは料金が割高の他、数が少ないので事前予約が必須となります。バンガローはシービューとガーデンビューがありますが、正直シービューも海が目の前にあるわけではないので、ガーデンビューでも十分かと思います。

バンガローは一棟ごとに独立しているので、プライベートの空間を保てるほか、玄関先のテラス席で自分の時間を過ごすことができます。夜にカクテルを持って、大切な人とグラスを鳴らすことだってできます。

IMG_8732.jpg写真上はホテルタイプの客室

ホテルは全3棟あります。本棟(レセプションがある棟)と左右にそれぞれ棟が建ち、約30㎡の客室となります。浴槽はありませんが、ミニバー、金庫、温水シャワー、ケーブルテレビ、無料WiFiがあるので、滞在に困ることはありません。ベトナムの一般的なホテルと比べるとやや広いつくりです。

IMG_8736.jpg浴槽はこれといった特徴はないが......

アメニティはシャンプー、ソープ、歯ブラシが揃っています。ソープは固形なので、液体がいい人は持っていくか、コンビニで調達してください。シャワーとトイレの水圧ともに問題なく利用でき、ガラス版の仕切りでシャワーを囲っているので、浴室が水浸しになることもありません。意外と嬉しい配慮です。

ディナータイムからがここの魅力

IMG_8886.jpg夜は南国特有の空気に包まれる

ビンスオンシーサイドリゾートの最大の魅力はディナータイム以降に感じることができます。バンガローの奥を抜けると、ひょうたん型のプールが広がり、プールサイドにはバーカウンターとデッキチェア、その向こうにはレストランが併設しています。

ここでカクテルやウォッカを飲むことができますし、小腹が空いたらレストランで食事をとることもできます。プールは子供から大人まで楽しむことができますし、夜遅くもレストランの看板電飾で明るく照らされているので、ムード漂う中泳ぐことができます。レストランの営業は22時までと若干早い印象ですが、その先の海は24時間開放。夜の砂浜を散歩するのもいいでしょう。

IMG_8884.jpgレストランには常にまばらに客がいる

ホテル併設のレストランはここだけ。ウッド調の開放的な造りで、手前の席はプールを眺め、奥の席は海を眺めながら食事をとることができます。メニューはポテトやハンバーガーといったファストフード系から、サラダ、スープ、ステーキ、シーフードと一通り揃っており、アルコール類も充実しています。ただし、シーフードはメニューにあるものでも、その日獲れていなければ注文できないものも多々ありますので、詳しくは直接店員に訊ねてください。3つ星ホテルなので、値段は他のレストランとそれほど変わりません。

また、朝食もおすすめ。10種類程度ある料理から好きなものを選ぶビュッフェ形式で、この時間帯にはプールサイドにもテーブル席が並びます。オーダーを受けてから作ってくれる料理としては、オムレツやフォーといったビュッフェの定番どころを押さえています。そのほかフルーツジュースとコーヒーも用意。朝食には満足できる充実度です。ただし、9時で終わりなので早めに向かいましょう。

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名称:ビン・スオン・シーサイド・リゾート(Vinh Suong Seaside Resort)
住所:46 Nguyen Dinh Chieu St. Mui Ne
電話番号:(+84) 623 847 469
URL:http://vinhsuongseaside.com.vn/vn/trang-chu/resort-viet-nam.htm

[local, 628, 302, 24]

著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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