高コスパ高機能!最強コスメと、
チープでかわいい雑貨たちをお土産にどうぞ
シェムリアップには行かねばならない理由があります。アンコール・ワット観光? それはもう100%イエスでしょ。他にもあるんです、ここでしか手に入らないグッズを買いに行かないと! 見逃すなかれ、超ツルツルになるガチな炭パックや、ここでしか出会ったことのないミラクルツリーのフェイスクリーム、カンボジアならではのキッチュな雑貨などなど。ぜひ使い続けたいものがあるから、次の予定を確認してしまうんです。
2019.11.20
もくじ
01 ガチな炭の真っ黒フェイスパックはいかが?
塗るたび笑えて超ツルツル
わたしは今、どうしてもシェムリアップに行きたいんです。なぜなら、これを買いたいから!
「炭と粘土のパウダー」なるフェイシャルパック(5ドル)で、連載第7回に書いたBodia Spa併設のショップに売っています。めっちゃ効きます、個人的な感想としては。これに出会う前、あちこちで試した結果の最高峰はインドでゲットしたとあるアーユルベーダブランドのパックだったんです。まさか、追いつけ追い越せのてき面っぷりですよ、パックするたびびっくり! 使用後は顔中しっとりツルンツルン、ほっぺに手で触れるのが楽しくて楽しくて。毛穴の汚れをがっつり吸着して取り去ってくれたんだなぁ、潤いを封じ込めてくれたんだなぁ、と具体的な感謝が止まりません。
原材料はといいますと、「ココナッツの炭の粉、カオリン、イライトレッドクレイ」以上。一瞬謎だけど、美容にいいもの100%です。
「炭」は吸着力が高く、毛穴の汚れを除去してくれることがよく知られています。しかもココナッツの炭って。カンボジアらしくていいでしょ。勝手な想像ですが、油分があるんじゃないかと期待しちゃいます。
「カオリン」は粘土鉱物で吸水力が高く、余分な皮脂や汗などを吸い取ってくれるそうです。また、血行促進の効果もあるとか。
「イライトレッドクレイ」には発汗作用があって、発汗させることで体内の老廃物を排出するのに役立つそう。また、抗菌作用があるのでニキビのお悩みにもいいそう。
そんなガチな素材100%の粉を適量の水で溶いて顔に塗るんだから、そりゃあ効きそうでしょ。よく見かける、ペースト状やシートに染み込ませるタイプより、かなりのダイレクト感。15分ほど放置して洗い流しますよ。
で! さらなるお楽しみがあるんですよ。異常なほどの真っ黒顔になれるんです。いやもう漆黒、自分が闇すぎて鏡を見ると吹き出さずにいられません。ちなみに、白いシートのおなじみフェイスパックならiPhoneのFaceIDは使えますが、このガチ炭パックをした顔では認識不能ときたもんです(笑)。
ともかく、こればっかりはもう2度と切らしたくないんです!! わたしの美容ケアグッズの必需品として君臨しました。
これを購入できるのはBodia Spa併設のショップです。お買い物のためだけでもぜひ寄ってみてくださいね。
◆Bodia Spa
住所 New Street A, Krong Siem Reap
02 ナチュラルハンドクリームが濃厚でべたつきしらず、超重宝
Bodia Spa併設のショップはとってもおしゃれ。いかにも洗練されたナチュラルコスメが並んでいそうな雰囲気です。目に入るもの全てがかわいいし手が込んでそうだから、それなりにお高いのかなぁと思いきや、さすがここはカンボジア。お安いではありませんか、ホクホクします、買いだめしたい、行かなきゃ損!
ここで気に入ったものは先述のパック以外にもあります。ハンドクリーム、これがまたいいんですよ。しかもこれなら、ガングロになるパックと違って誰でも抵抗なく使えるから、気の利いたお土産としてもいいでしょ。
こちらはターメリックとガランガルのハンドクリーム(7ドル)。ターメリックは美肌効果で知られますが、美白・シミ・シワに効くらしいので塗りたくるしかないですよね! しかもその花言葉は「乙女の香り」「あなたの姿に酔いしれる」。かなり気持ちの問題ですが、乙女度が上がりそうなので使っておきましょう(笑)。
ガランガルは生姜の一種で、アジアの料理によく使われます。肌に対しての効果としては、抗菌作用があるそうですよ。
いろんな組み合わせのハンドクリームがある中でこれを選んだのは、一番アジアっぽいから(笑)。せっかくここで買うならねぇ。この選抜は大正解でした。使い心地は濃厚で、とってもしっとりしているのに、スーッと染み込んでべたつかないんですよ。効果も長く続くし、特に冬には重宝しました。冬のないカンボジアでこんないいものが手に入るなんてね。
03 ミラクルツリー・モリンガのフェイシャルクリームがカンボジアに!
モリンガに目がありません。だってモリンガの異名は「ミラクルツリー」。野菜含む植物界で一番栄養価が高いとも聞きますよ。それもそのはず、90もの栄養素を含み、300もの効果が確認されているんですって、まさにミラクル! そんなモリンガの原産はインドで、最近は日本の南の島でも栽培されていたりします。ただ、これまで見かけていたモリンガ製品は、粉末やそれを使った食品、サプリなどでした。しかもお高い〜。
まさか、そのモリンガを使ったフェイシャルクリームがシェムリアップにあるなんて!! 相当感動しました。しかもやっぱりカンボジア価格、そんな貴重なものを15ドルとはお安すぎます。
が、すみません!! 凡ミスにより使用感を書くことができないのです。ただ、購入時の注意点を書くことはできます。なぜなら、嬉々として日本に持ち帰ったら、中身が入っていなかったのです(泣)。Bodia Spaはかなりちゃんとしたお店ですが、とはいえ良くも悪くもゆるいアジアンマインド溢れる国のお店だし。こんなこともあるんですね。中身が見えない商品は、そっぽど強固な信頼がない限り、買ったら現地で開封して中を確かめないといけません。鉄則でした。
ともあれ、いかにも美肌に導いてくれそうな、とても珍しい化粧品に出会ったのは初めてです。よかったら試してみてくださいね。
04 お洒落なポーチは魚のエサ袋のリメイク?!
キッチュでかわいいポーチはいかがですか? ハマります。
これはビニール製のセメント袋や魚袋をリメイクしたポーチで、イラストと文字と色合いとがかわいくて。しかも、柄も色も形もバリエーションが豊富だから、選ぶのがまた楽しいんです。どこの現場のセメント袋だったのかなー、トンレサップ湖あたりで撒かれた餌の袋かなーなんて、前世(?)を想像したりして。
これはセメント袋から作られたトートバック(6ドル)です。裏も表もかわいいでしょ! なんてったってセメントが入っていたくらいなのでとても丈夫だし、水に濡れてもいいし、使えるシーンが多いのも嬉しいポイントです。また、しっかり立つし、持ち手に程よい長さがあってかけられるので、ちょっとしたインテリアとしても使えます。
こちらは魚袋から作られたポーチ(5ドル)です。魚イラストの配置っぷりが大胆でいいでしょ。読めない文字もかわいいなぁ……てこれ、ベトナム語ですね。シェムリアップのトンレサップ湖には多くのベトナム人が住んでいますが、それが関係しているのでしょうか。この辺りの事情にまで思いの至るポーチです。
それにしても、魚のエサ袋にもともとついていたデザインがこれで、色は紫って、なんてナチュラルにかわいいセンスを持った国でしょう。セメント袋もそうですが、店内を見ているだけでワクワクがとまらず、時間があっという間に過ぎていきます。それに例に漏れず安いですからねー。どっさり大人買い、いかがですか?
05 カンボジアといえばコレ!かわいくて重宝なクロマーはぜひ
カンボジアといえば、クロマーですよ! クロマーとは主にコットンで作られたスカーフ状の布のことで、多くはチェック柄です。
地元の方はこれを器用にいろんな用途で使いこなしていて、それを観察するだけでも楽しいんですよ。スカーフに、タオルに、腰巻に、だっこ紐に、風呂敷的バック使いに……個人的には旅中の日除け・埃除けの他に、部屋のカフェカーテンや枕カバーなど、インテリアの一部としても使っています。大活躍が止まりません。
また、最近は進化系の素材もあります。写真の青い方は麻が混ざっているから、さらっとしていて夏使いにいいし、赤い方は毛糸なので冬にマフラーとして使っています。
クロマーはあらゆるマーケットに売っています。カンボジアを代表するお土産といえるし、おしゃれだし、きっと何かの役に立ってくれるので、よかったら一度手にとってみてくださいね。安いお店では1枚1ドルほどから買えるし、何枚あってもきっと重宝してくれますよ。
06 アンコール・ワット型がかわいい、ミニ石鹸が好き
かわいくて、いい香りで、いかにもアンコール遺跡観光に訪れた感のあるお土産として、こちらもだいぶ使えます。
女子が食いつきそうな見た目と色でしょう。「クルクメール」というお店の、アンコール・ワット型をした小さい石鹸の瓶詰めです。ネーミングも良く「ISEKIMEGLI(遺跡巡り)」ですよ。また、色と香りにも遺跡がイメージされているんです。
例えば赤いのはアンコール・ワットをイメージしてつくらいていて、香りはナイトジャスミン。緑はタ・プロームで蓮とかね。「今日ここ行ったなー」「ここが一番のお気に入り!」などなど、観光客的には刺激されてどんどん購買欲がわいちゃうんですよね(笑)。
それにしてもこの小ささは便利だな。旅行の時に1日1個計算でもってくと使い切れてストレスレスだし、ぽんとタンスに入れて芳香剤にするには惜しくないサイズ感。また、瓶に入っている様子ごとかわいいから、ふたを開けてこのまま部屋に置いておくと、なんとなく香りが漂う気もするし、用途がいっぱいあります。
プレゼントするのも絶対賛成。だってこんなかわいい箱に入れてくれて、ラッピング代は無料なんですよ。観光客向けの商品だし、もうこれだけで法外なラッピング代を取られそうなイメージなのに、なんて太っ腹。お店の好感度が爆上がりでした。
◆Kur Khmer Old Market Shop
住所 Psah Chas, Pokambor Ave, Krong Siem Reap
07 バラマキ用のお土産ならスーパーへ。カンボジアならでは石鹸はいかが?
ばらまき用のお土産探しなら、ぜひスーパーものぞいてみてください。食品や雑貨など、小分けでお手頃価格のものがたくさんありますよ。
この石鹸は繁華街のパブストリート近くにあるラッキーモールで買いました。色的に何か入ってそうな気配はありますが(笑)、でも配合されているのがパールだったりタマリンドだったり、なかなか面白いバリエーションで被らずたくさん選べるのが気に入りました。1個1ドルなのも魅力でしょ。
スーパーマーケットを訪れるのは主に観光客で、地元の人は大抵マーケットで買い物するそうです。なのでスーパーといえども地元の物価に比べて高いのは確かですが、でも他の外国人向けショップより断然お手軽価格で種類も豊富です。また、ヨーグルトでココナッツ味は王道なのかー、牛乳高過ぎだ、おかしな野菜があるもんだ……などなど、単純に見て歩くだけでもおもしろいので、一度スーパーにも寄ってみてください。
◆Lucky Mall
住所Sivatha Rd, Krong Siem Reap
08 ドスンとくるカンボジアコーヒーを、おうちでも
カンボジアコーヒーをお土産にいかがですか? これもスーパーに行けばいろんな種類に出会えます。ナイトマーケットなどでも売っていますが、スーパーにくるべし、安いから。
カンボジアのコーヒーは苦味が強く酸味の少ない「ロブスタ種」が主流です。でも世界に流通する多くは酸味が強く香りのいい「アラビカ種」。そんなちょっとした意味を込め、ふにゃふにゃしたかわいいカンボジア文字のついたパッケージのコーヒーを渡すのは、コーヒー好きな方にはたまらなそうです。
もしもあなたがコーヒー好きなら是非ご自宅用にも。何度もカンボジア流のコンデンスミルク入りコーヒーを飲みましたが、どのシーンも印象深くて。きっと毎度味わう甘さの中の苦味に反応していたのでしょう。味覚って、思い出を蘇らせる有効で引き金としてですよね。カンボジア料理を日々再現するのはハードルが高いですが、カンボジアのコーヒーを淹れて、旅時間をリアルに思い出すのはプライスレスなお楽しみかもしれません。