フォーシーズンズリゾート・ナムハイ・ホイアン・ベトナムの楽しみ方｜ベトナムツアー・旅行の専門店 ベトナム王

　カーテンの隙間、大きな窓からの優しい日差し。そして、ベッドリネンのつややかなシルクの肌触り。いつもとは違う朝の目覚めに夢心地の私たち─。でも実は、今日は朝からスケジュールがみっちり。プライベートでも仕事の悪いクセを発揮して、やりたいコトを詰め込んでしまったのを少し後悔しながら、二人で「ザ・レストラン」へ向かいました。ここの朝食ブッフェはずらりと店内に並べられた料理の他にも、オーダーメニューが用意されており、各種卵料理やエッグベネディクト、ワッフルやクレープに加え、ベトナム料理のフォーやカオラウを注文することができます。注文を受けてから一つ一つ、丁寧に作ってくれるので、まさに出来立ての味が楽しめるのです。
　 オーダーしたホイアン名物のカオラウが届くまでの間、ホームメイドの焼きたてパンやサラダ、フルーツ、コールドミートなどを、朝日が降り注ぐ窓際のテーブルで堪能。これだけでも充分、大満足の朝食です。彼はドリンクコーナーに大好きなシャンパンのボトルを見つけて大喜び！　聞けば、ダナン・ホイアン広しと言えども朝食ブッフェにシャンパンを提供しているホテルは、ここ「フォーシーズンズリゾート・ナムハイ・ホイアン・ベトナム」だけだとか。この後、ゴルフのプレーが待っているというのに、今から飲んでしまって大丈夫なのかしら？

　出発ギリギリまでシャンパン付き朝食を楽しんだあと、ロビーにガイドさんに迎えに来て頂き車に乗ること約10分。日本でもここまでアクセス時間が短いゴルフ場は早々ありません。しかもベトナムはまだゴルフ人口が少なく、オープンして10年とは思えないほどどこもピカピカです。
　 またベトナムのゴルフ場はプレーヤー1人ごとに1人のキャディさんがつくので焦ることなく、お互いに自分のプレイに集中できました。スコアはいつも通りでしたが、彼からショートパットがよく入るようになったね、と誉められちょっと良い気分。もしかしてゴルフ場で借りたパター（憧れのスコッティキャメロン♪）のお陰かも知れません。

　今回の旅の目的のひとつが、ドレスのオーダーメイド。お友達に選べる生地の豊富さ、クオリティの高さで「Yaly（ヤリー）」がおすすめよ、と聞いてたので楽しみです。お店はホイアンの旧市街に3店舗ありますが一番大きいグエンタックホック通り沿いのお店へ。カタコトの英語を交えながらベテランのスタッフと一緒にデザインを決め、生地を選びます。採寸を行い､次回の来店時間を約束。（完璧に仕上げたかったので試着を二回行うことにしました。こだわらない方は1日で仕上げてくれるそう）タフタ（シルク100％）生地のパーティードレスのほか、フォーマル感あるスカートもオーダー。その間、彼は表のバーでワインを傾け、じっと待ってくれてました♪

　ゴルフに買い物にと動き回った私たちがホテルに戻ると、バトラーが「お疲れになったでしょう。アフタヌーンティーはいかがですか？」と声をかけてくれました。いろいろな特典が付いているプールヴィラでは、毎日、16:00〜17:00の間、アフタヌーンティーの無料サービスが行われるのです。

　「なるべく早く予約されたほうがいいですよ」というアドバイスに従って、私がリザーブしておいたのは「ザ・スパ」でのトリートメント。蓮の池にひっそりと浮かぶ全８室のトリートメント・ルームは一つ一つが独立したコテージのような造りで、プライベートを大切にした隠れ家の趣き。特に夕刻がオススメだと聞いていたので、その時間帯をあえてセレクト。水面に夕陽が映って、とても幻想的な風景になるのだとか。

「今夜のディナーはベトナム料理が食べたいから、“ビーチ・レストラン”かな？」。スパを終え、ヴィラでくつろぎながら私が聞くと、なんだか彼がそわそわした様子に。「何？“ザ・レストラン”のほうがいい？」「いや、違うんだよ、実は…」。
　 バトラーに案内されて向かった先は、レストランではなくプライベートビーチ。ランプの置かれた天蓋の下には、座り心地よさそうなソファー。そして、その向こうに用意されていたのは、松明の灯りに照らされたディナーテーブルでした。「すごく素敵…」。驚いて言葉が続かない私を見て、少し照れくさそうに笑った彼。