ハイアット・リージェンシー・ダナン・リゾート＆スパの楽しみ方｜ベトナムツアー・旅行の専門店 ベトナム王

　大きなオーシャンビューの窓辺から差し込む朝の光。いつも朝はベッドでむずがっている息子が、誰よりも先に起き出して、窓の外に飛び出しました。

　朝食後、私たちが向かったのはメイン・プール。このリゾートの中心に据えられており、プールサイドが砂浜のように作られた水深の浅い部分もあれば、ウォータースライダーの設置された場所もある巨大で複雑な造りになっています。子供たちを遊ばせるのにも、大人が過ごすにも両方に使えるというのがうれしいですね。水深のあまり深くない場所で息子を遊ばせながら、私はプールサイドのデッキチェアでのんびり。夫は、「ひと泳ぎしてくる」と水深の深いところまで、一人で行ってしまいました。
「まだ帰ってこないつもりかしら？」と私がちょっと不機嫌になった頃、両手にフレッシュジュースを持った夫が現れました。「“プール・ハウス”でドリンクを買ってきたよ。バナナとマンゴーとパッションフルーツのスムージー、飲みたがってたよね？」。甘くて冷たいフレッシュな美味しさに、さっきまでの不機嫌な気分はあっさり吹き飛んでしまいました。

　ダナン最先端の大型ショッピングセンター「ヴィンコム」に行くことに。ホテルのスタッフに聞いた所、スーパー内にキッズ向けのサービスもあるという事なので息子がぐずったら主人とそこで待ってもらおうと目論んでいます（笑）。ホテルからタクシーで約10分。早速2階にあるスーパー「ヴィンマート」へ。生鮮食料品や調味料やお菓子、雑貨などなど品揃えと共に主婦目線で価格をチェック！
　パッケージが可愛くお土産にも人気の通称リスコーヒー（100g300円）、塩胡椒にレモンが加わったレモン塩はなんと1本たったの約30円、贅沢につばめの巣が入ったジュースは約200円とまさに買い放題！普段値段をじっくり見て検討する私もここでは財布のひもが緩んでしまいました。

「キャンプ・ハイアット」は、1歳〜12歳までの子供を預かってくれるキッズクラブ（1時間／VND1,270,000）。ホテル滞在中に夫と２人でスパを体験したかった私は、息子をここに預けて「ヴィー・スパ」へ向かいました。予約しておいたのは、「ストレス・リカバリー・マッサージ」（60分／VND2,210,000、90分／VND3,260,000）。ここのスパの特徴は、マッサージの効果がカテゴリー分けされていることで、活力をアップさせるマウンテン・エア、落ち着いたリラックスを与えてくれるエクスパンシヴ・シー、老廃物を浄化し滋養を与えるピュア・アースの３つがあります。今回の「ストレス・リカバリー・マッサージ」は、エクスパンシヴ・シーということで、リラックス効果抜群！　指圧の刺激がほどよく、２人ともすっかりこの心地よさのとりこに…。 　カップルや夫婦には、フェイシャルやフラワーバスがセットになったコンプリート・メニューがおすすめだということですが、これは4時間もかかる！ということなので、次の機会にしっかり時間をつくって訪れたいと思います。

　お待ちかねの夕食は、ビーチサイドにあるレストラン「ビーチ・ハウス」にて。洗練された上質な雰囲気が漂う店内で、美味しいシーフードがいただけると評判のレストランです。シーフードから肉料理まで入ったセットメニュー（要前日予約）も用意されていますが、アラカルトから選ぶこともできます。

　日中、あちこち遊び回ったうえに満腹になった息子は、すっかりおねむの時間。部屋に戻って寝かしつける間もなく、すぐに眠り込んでしまいました。すると夫が「ちょっとお酒でも飲んでくるよ」と外へ。私はバルコニーで波の音を聞きながら読書の続きを。心静かな一人の夜の時間を楽しみました。しばらくして、上機嫌で戻ってきた夫。聞けば「プール・ハウス」で、ホテルのスタッフがオリジナルで作ったというおすすめのカクテルを飲んできたのだそう。「バンドの生演奏もあって、なかなか楽しかったよ」。おすすめカクテルは、“Paro”というネーミングで、パッションフルーツと東南アジアでよく見かけるローゼル・ティーが入った南国テイストだったのだとか。 　そして、「プールサイドはライトアップがすごくきれいだったんだ。明日は一緒に、夜の散歩もいいんじゃないかな」と言う夫。最近は自分から私を誘うことなどなかった夫が、なんだかこんなロマンチックなことを言い出すなんて…！　これも、このリゾートがかけてくれた魔法なのかもしれません。