ベトナムの観光地の中でも取り分け家族層に人気のある北部ハノイ。ニンビン省やハロン湾などダイナミックな自然景勝を楽しめるのが特徴です。そんなハノイ旅行を家族で計画する場合、グルメやツアー参加、お買い物など1日の費用はどのくらいかかるのでしょうか。今回はファミリー向けハノイの1日の予算をご紹介します。
ハノイは他の観光地よりも物価高を感じるかも
ハノイ旧市街のレストランご存知の通りハノイはベトナムの首都に当たるため、市内の物価はダナンやホーチミンよりも若干高めの印象を受けます。ハノイはもともと外国人観光客が最も多いエリアとなるため、外国人が頻繁に利用するタクシーやレストラン、お土産店などの値段は高い傾向にあります。ホーチミン在住の日本人もハノイに旅行へ行くと、「物価が違うと肌で感じた」と口をそろえて言います。
博物館の予算は500～1500円
国立歴史博物館にて「子供にベトナム戦争のことを知ってもらいたくて」、「ベトナムの歴史が分かる博物館に行きたい」という人も多いことでしょう。ハノイには市内中心に複数の博物館、美術館が集まっていて、そのほとんどは入場料は250円以下と安いのが魅力。ただし、「カメラの持ち込み（撮影）は別途100～200円程度料金」を取る博物館が多く、これはダナンやホーチミンでは見られない費用。家族四人で行けば入場料も馬鹿にならないので、1日に行く件数はしっかりと事前に決めておくのがいいでしょう。
グルメは1人2000円と考えて
ベトナムグルメを心行くまで堪能してハノイに来たらやっぱりベトナムグルメは欠かせません。朝食はホテルで食べるからいいとして、昼食、間食、ディナーはレストランで楽しみましょう。食堂であれば300～400円程度で済ますことができますが、1日1食はきちんとしたレストランでおいしい料理を体験してほしいでところ。ハノイ旧市街にあるレストランはいずれも旅行者向けで、家族四人だと1食5000円から8000円程度とみておきましょう。1人当たり1品＋飲み物で2000円前後の計算ですが、ベトナムは一人ずつではなく、料理が皿に盛られて運ばれてみんなでシェアする習慣となります。
旧市街やハノイ大教会での買い物は5000円を目安に
Ⓒajisai家族みんなでショッピングに精を出すのもハノイ旅行の楽しみ方の一つ。旧市街には昔ながらの小物雑貨が多く、ハノイ大教会傍には旅行者に流行りのお菓子土産や雑貨を扱うショップが多くあります。家族旅行の場合は子供はお友達用、大人は職場の人向け用とたくさん買う必要があるかもしれませんので、予算も多めにとっておくのがいいでしょう。
現地ツアーは1日プランで1万円から
ハノイ旅行のハイライト「ハロン湾」ハノイの市内観光は博物館巡りや旧市街散策、ショッピングなどが主な楽しみ方なので、自然景勝地に足を運びたい場合は現地ツアーに申し込むのが一般的。ベトナムの世界遺産でも取り分け有名なハロン湾やニンビン省は、ハノイ市街からそれぞれ2時間から3時間半かかるため、基本は1日ツアーに参加することになります。予算は混載かプライベートかにもよりますが、1万～2万円程度が相場。料金は決して安くはありませんが、ツアー代金以外にはほとんど費用が発生しないので、予算を組みやすいのがポイントです。
安マッサージの予算は2000円
日本人がよく利用するスパは限られているハノイでスパを楽しみたい場合は、旧市街周辺で探すのがおすすめ。2000円程度の安マッサージ店が数十と集まっています。高級スパもおすすめですが、子供連れだと楽しめないので、ここは子供も一緒に体験できるフットマッサージを楽しんでください。フットマッサージであれば30分から1時間で1000円～1500円程度が相場。30分程度であればチップは不要です。
家族でのハノイ旅行はツアーをうまく利用しよう
家族でハノイ旅行を計画している場合は、現地のツアーをうまく利用するのがポイント。上記で紹介したニンビン省やハロン湾以外にも市内観光やバッチャン村見学といった人気のツアーがたくさんあります。自力で行くよりも安く済むことも多いですし、何よりも効率的。子供が飽きないように、博物館やグルメを楽しむよりも、アクティブ系の観光スポットを旅程に多く組み込むのがおすすめです。
