これで安心!ベトナムの電圧・プラグ

今回紹介するのは、ベトナムの電圧とプラグに関してです。海外旅行のときには、現地の電源事情を知っておくことは旅の大常識。準備万端で携帯家電や美容機器を持っていったはいいものの使えなければ荷物になるだけです。また、それだけならいいですが、コンセントにプラグを挿し込んだ瞬間にショートしてしまう可能性だってあります。海外旅行に慣れていない方は、特に注意してこの記事をご覧ください。

ベトナムの電圧は220V。日本は100V

IMG_8114.JPG日本の電圧は世界からみるとかなり低い

ベトナムの電圧は220V~240V。ほとんどは220Vとなります。一方日本は100V。普通に考えれば、100Vの電化製品をベトナムに持ち込んで使用したらどうなるかと思いますか?

これは筆者も経験があるのですが、コンセントにプラグを挿し込んだ瞬間に、シュパッ! と音が鳴ってショートしてしまいます。ショートした家電はもう使い物になりませんので、捨てるしかありません。修理に出すにしても、部品が焦げているので、高くつくほか、メーカー側も推奨はしないでしょう。

では、日本で使っている電化製品は使えないのかというと、実はそうではありません。日ごろ使っている家電製品の多くはプラグコードのところにアダプターがありますね。このアダプターが変圧の機能を携えています。このアダプターをよくみてみると、小さな文字で「100V~240V」などと記載されているのが分かります。これはこの電圧幅であれば、使えることを意味しています。

日本のプラグはベトナムのコンセントに挿し込める?

IMG_8101.JPGベトナムのコンセントの形

答えは「YES」。実際見てみると、日本のプラグ形状とベトナムのプラグ形状は異なります。日本のA型に対して、ベトナムのプラグはC型となります。ですので、旅慣れた旅行者の中には、変換プラグを購入する人もいます。もちろん変換プラグを使用しても問題なく使えるのですが、A型の日本のプラグは、ベトナムのコンセントにも挿し込むことができるので、変換プラグを使用する頻度は少ないでしょう。ですので、実際問題は変換プラグをベトナム旅行のために購入する必要はないと言えます。

変圧器は必要ない?

DSC04743.JPG変圧器。最近はコンパクトが進んでいる

電化製品にアダプターがついていれば、変圧器は必要ない。日本のプラグをそのままコンセントに挿し込めるので、変換プラグも必要ない。では、なにも心配せずに日本の家電製品をベトナムで利用できるのか......。実はそうとも限りません。

前述したように、日本の電化製品を変圧器なしで挿し込むためには、当該電化製品にアダプターがついている必要があります。しかし、よくご自分の電化製品を確認してみてください。ヘアアイロンにアダプターはついていますか? 美顔器、自動肩たたき機、旧式のガラケーの充電器......これらにアダプターはついていません。すべて100Vのみの対応となります。最近の電化製品は大型白物家電以外はほとんどがアダプターがついていますが、美容機器に関しては、逆にほとんどアダプターはついていません。これは女性にとっては盲点であり、意外ともいえる落とし穴。

その場合に必要となるのが変圧器です。変圧器は写真のように大きな卓上タイプもあれば、トラベル用の手の平サイズまであります。自分がベトナムに持ち込む電化製品に対応している変圧器がどのサイズになるかは、店員の人に訊くしかありません。写真のような大きな変圧器は、レンジなど電気をたくさん食う家電製品に利用しますので、基本はトラベル用で問題ないです。不要だと思ってベトナムに行ってみたら、大切な家電が壊れてしまったということがないように、出発前には確認を忘れないでください。

[basic, 171, 192]

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