ベトナム旅行者向けに、現地の「朝活」情報を紹介します。ベトナム人の朝活や旅行者でも真似できるものまで詳しくご案内します。ぜひ現地に溶け込んだ滞在を実践してみてください。
ベトナム旅行者が現地で朝活を楽しむポイント

まず、日本とベトナムではビジネスアワーに違いがあります。ベトナムの会社員の多くは8時出社となり、また学校は早いところだと7時30分頃から始まります。そのため、朝活にいそしむベトナム人は、それより前となるので、6時~7時に活動するのが普通です。
ベトナム旅行者が現地で朝活を体験したいのであれば、事前に散歩する場所や立ち寄るお店を調べておくのがおすすめです。また、ラッシュアワーの時間帯になると、バイクが歩道に乗り出してくるほどの渋滞となります。歩行者は危険なので、できるだけラッシュアワー前にホテルに戻るようにしてください。
ベトナム人の定番の朝活:食堂&屋台めし

ベトナム人の定番となる朝活といえば、まず最初に挙げられるのが「食事」です。日本では自宅やコンビニ、ファストフードで済ませる人が多いかもしれませんが、ベトナムではまだまだ屋台食堂が現役です。
出勤前の会社員や学生をターゲットにした食堂や屋台は、朝の5時前後には既に営業を開始しています。
ベトナム人の朝食は「バインミー」や「フォー」、「ブン」などが定番。どちらかというと、朝は麺、昼はご飯といった傾向が地域問わずある印象です。
ベトナム人の定番の朝活:公園で運動

続いてご紹介する朝活は「運動」です。ベトナム人は朝がとても早く、食事の前後に近くの公園でジョギングやバドミントン、太極拳、社交ダンスといった運動をする習慣が古くからあります。お年寄りはもちろん、若い人も一緒になって交流するのが特徴です。ハノイのホアンキエム湖と東部にあるリータイトー公園で毎朝見られる日常風景なので、ハノイ旅行者はぜひ顔を出してみてください。
ベトナム人の定番の朝活:市場で買い物

ベトナムも近年は都市部を中心に近代的なショッピングセンターやスーパーマーケットが増えてきましたが、多くの家庭では朝の早い時間に市場へ向かい、その日の食材を調達します。市場では野菜、肉類、魚介、日用品とあらゆるものが揃っているので、スーパーに行くより希望の品が手に入ると考えている人が多いようです。
ちなみにダナンやホイアン、ニャチャンといった沿岸地域では、早朝の魚市も開かれ、朝の早い時間しか手に入れられない新鮮な魚介を買うことができます。
ダナン編|旅行者が現地で実践できる朝活「早朝の魚市へ行こう」

沿岸地域ダナンに訪れる旅行者は、朝活として「魚市」を見学してみてください。場所は「ハン市場の外回り」と「ホイアン市場のバクダン通り沿い」がおすすめです。早朝の5~7時頃に訪れると活気に満ちた現地人が魚介を売買している様子を見ることができます。
ハノイ編|旅行者が現地で実践できる朝活「ホアンキエム湖&タイ湖の早朝散歩」

ハノイを訪れるなら、ホアンキエム湖やタイ湖の湖畔での早朝散歩はいかがでしょうか。朝6時から7時頃には霧が立ち込め、幻想的な雰囲気に包まれます。欧米人旅行者がジョギングをする姿や、ベトナム人がベンチで談笑する様子など、ハノイの日常を感じられるのも魅力です。
早朝のホアンキエム湖の散歩を終えたら、そのまま歩いて旧市街へ。ベトナム人に人気の食堂は既に多くの人で賑わっています。ブンチャーやフォーなど、北部名物を堪能していってください。
ホーチミン編|旅行者が現地で実践できる朝活「ベトナムコーヒー」で小休止

ホーチミン旅行者に実践してほしい朝活は「早朝のベトナムコーヒー」です。熱帯気候のホーチミンですが、早朝はまだ過ごしやすく、空気も澄んでいます。ホテルの周辺を散歩がてら、屋台やカフェを見つけてベトナムコーヒー(カフェスアダー)を飲みましょう。
ロブスタコーヒーのほろ苦い風味にコンデンスミルクが溶け込んだベトナム伝統のコーヒーです。ホットよりも氷で薄められるアイスがおすすめ。また、おしゃれカフェも早ければ6時台から営業を開始するところもあるので、ぜひベトナムの朝にどっぷりと浸かっていってください。
ベトナム人の朝のソウルフードは「バインミー」

ベトナムの名物料理といえば、フォーや生春巻きが日本人に知られていますね。ただ、朝の早い時間にベトナム人に人気の料理は「バインミー」です。フォーは食堂で主に食べることができますが、バインミーであれば屋台で買えますし、具沢山でボリュームも申し分ありません。
フォーは全国で食べられていますが、厳密にいえば北部料理なので、南部人が毎日食べるほどではありません。南部のホーチミンの人たちは、バインミーや生春巻き、ブン料理を好む傾向にあります。
まとめ:ベトナムで朝活体験。ベトナム人の生活に密着してみよう
今回はベトナム旅行における朝活のすすめを紹介しました。毎日早起きする必要はありませんが、一日くらいは早めに起きて、朝のベトナムの日常風景を見学してみてはいかがでしょうか。自分たちも朝活を体験することで、ベトナム人が普段どんな時間を過ごしているのかを体験することができます。ぜひベトナム人の生活に密着してみてください。