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ダナンで食べ歩き!ローカルフードガイド

初めてのダナン旅行ではベトナムグルメの食べ歩きも楽しみです。レストランだけでなく、屋台や食堂も利用してとっぷりとベトナムの習慣や文化に浸りたいですね。

そこで、今回はダナン&ホイアンに訪れる人に向けて、ベトナムグルメを余すことなく体験する際のポイントと注意点を紹介します。

ダナンで屋台を楽しむポイント~場所と時間に気を付けて

IMG_1515.jpgベトナムでは屋台文化がしっかりと根付いている

ダナンで屋台を体験したい際は、時間と場所に気を付ける必要があります。また、屋台は住所があるわけではないので、自分で歩いて探すことになります。とはいえ屋台は大体決まった時間と場所にあるため、現地の人(ホテルやお店スタッフ)に聞けばすぐに見つけることができるはずです。

ダナンの屋台グルメは早朝を狙う

ダナンで屋台を利用する現地の人達は、主に会社に出勤する前の朝食に利用します。そのため、屋台の営業時間も朝6時~8時までと短いのが特徴です。もし昼食や日中にローカルフードを楽しみたいのであれば、屋台より食堂に向かうのが良いでしょう。

ダナンの屋台グルメはミーケビーチ周辺で探す

ダナンの観光エリアは大きく分けてダナン大聖堂周辺とミーケビーチ周辺がありますが、屋台を見つけやすいのは後者となります。海沿いだけでなく町中に一本入り込んだ場所やミーケービーチ南方、オフィスビルや食堂、学校など現地人が集まるような場所を歩いてみると、比較的簡単に見つけることができます。

ダナンで大衆食堂を利用するポイントと注意点

IMG_9136.jpg名物コムガー(チキンライス)

日本人にとっては屋台よりも大衆食堂の方が利用が適していることもあります。屋台は流しがないため、汚い水を使いまわして皿を洗ったり、食材を野ざらしで管理しているので、時折食中毒の事件が発生することがあります。

食堂はダナン大聖堂周辺やミーケビーチ周辺とどこでも見つけることができますし、きちんと火が通っている料理を選べば、お腹を壊す心配もそれほどありません。

ダナンの食堂でトラブルに遭わないように気を付ける点

ダナンではあまり聞きませんが、観光客が食堂を利用する際は"ぼったくり"に注意しなければなりません。食堂は現地人が行きつけとなるので、メニューがないお店も少なくありません。「どうせ安いでしょ」と考えて値段を調べずに注文してしまうと、支払いの場面で驚く金額を請求される可能性もあります。値段は必ず注文する前にお店の人に質問しましょう。

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ダナンでローカルフードの食べ歩きするなら「海鮮食堂」は欠かせない!

IMG20191006195023.jpgダナン市内の海鮮食堂にて

ビーチリゾートのダナンを旅行するなら、シーフード料理は欠かせませんね。しかし、きちんとしたレストランで食べると、値段がリゾート価格でかなり高いと感じます。一方で安く食べるなら現地のベトナム人も足繫く訪れる海鮮食堂がおすすめです。

海鮮食堂は半オープンエア(開閉式の屋根がある)が主流で、水槽に泳いでいる魚介を指さして注文することができます。いずれも時価となるので、その都度スタッフに金額を聞いてください。教えてもらえる金額は100gもしくは1kg単位なので、重量は自分で予想する必要があります。

予算を抑えたいならメニューから選ぶのが無難

ただし、水槽の中から魚介を選ぶ場合はどうしても高くつき、予算は1人5000円前後は覚悟が必要です。もっと予算を抑えたいなら、メニューから料理を注文してください。メニューであれば価格が記載されていますし、1品500~1000円前後で頼めるので経済的です。

ダナン旅行で食べ歩きしたいおすすめのローカルフード

続いてはダナン旅行でこれは押さえてほしいローカルフードを紹介します。基本的に食堂で食べられるものばかりとなりますが、事前にお店の店名と住所はメモしてから現地入りするのがおすすめです。

日本人の中にはタクシーの運転手に質問する人もいますが、これはおすすめできません。タクシーの運転手が提携しているお店に連れて行かれて、大抵そのようなお店は値段が相場よりも高いです。

1.ネムヌン/Nem Nuong&バインセオ/Banh Xeo

IMG_5096.jpg右上がバインセオ、右下がネムヌン

まずご紹介したいのが「ネムヌン/Nem Nuong」。レモングラスや木の串につくねを巻き付けたものです。一方で「バインセオ/Banh Xeo」はターメリックを含んだ生地に野菜や肉、魚介を具に載せたもの。これらは単品でもよく食べられますが、ダナンではライスペーパーに巻いて生春巻きで食べるのが普通です。

ホーチミンやハノイといった他の都市ではあまり見かけない食べ方となるので、是非ご賞味ください。

2.ミークワン/Mi Quang

IMG_9905.jpgミークワン

ベトナムといえばフォーを思いつく人が多いかもしれませんが、フォーは北部ハノイの名物となります。南部ホーチミンはブン、中部ダナンはこちらのミークワン/Mi Quangと覚えてください。ミークワンは汁なし麺と言われ、豚肉やエビを出汁にした少量のたまりを麺にかき混ぜて食べるのが特徴です。風味豊かで魚介を具材にした麺料理となるので、主に女性に人気です。

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3.コムガー/Com ga

IMG_9141.jpgコムガー。店舗によって味付けが異なる

コムガーは日本でいうチキンライス。ベトナムでは屋台や食堂で気軽に食べられるローカルフードの代表です。ご飯は鶏と一緒に蒸しているので、風味豊かで本当においしく、具材は鶏肉や香草、玉ねぎなどが定番。おいしいと評判のお店は昼時になると行列ができるほど。

どちらかというとダナンよりホイアンでよく食べられていますが、ダナンでもコムガー専門店は少なくありません。最近は蒸し鶏ではなく、フライドチキンを具にして提供するお店も増えてきました。

まとめ:ダナンのローカルフードはレストランで食べては駄目な理由

ダナンで食べられるローカルフードは、外国人旅行者向けのレストランでもメニューにある場合があります。しかし、値段は屋台や食堂で食べるより数倍高く、それでいて味もそれほど変わり映えしないことがほとんどです。レストランでは屋台や食堂にはない料理やちょっと贅沢な創作料理、フレンチ、イタリアンなどを楽しみ、ベトナムの名物はローカルフードで食べるのも一つの選択肢として有効です。ただし、「衛生面」と「ぼったくり」には要注意です。

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著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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