ベトナム世界遺産ホイアンも年々観光地が拡充しており、楽しみ方も年によって変わっている模様です。ここでは初めてのホイアン旅行者に満足度が高い「現地のやるべきこと」をまとめてご紹介します。
ホイアンは世界遺産だけではない!年々広がる観光地
ホイアンといえば世界遺産に登録されている旧市街が印象的ですが、実は近年は旧市街周辺も観光地化され、世界遺産の外でも十分観光を楽しむことができます。
初めてのベトナム中部旅行者の中には、「ダナンとホイアンどちらに滞在するか迷ってる」という人も多いでしょうが、ホイアンの旧市街周辺ホテルに宿泊するのであれば、旅の満足度はダナンとはさほど変わらないはずです。都市よりも田園風景に身を置きたい旅行者は、ホイアンに滞在してみるのがいいかもしれません。
1.ホイアン3大名物は必ず現地で押さえる!
ホイアン3大名物と言えば「カオラオ・揚げワンタン・ホワイトローズ」となり、これは日本人がそう呼んでいるだけでなく、現地で大々的にPRしているホイアングルメとなります。
ホイアン名物は他にも「ミークアン」と「コムガー」を含めて5大名物として紹介されることもありますが、ホイアン市街で食べておきたいのは上記3大名物となります。なぜなら、隣町のダナンではなぜかこれらの名物をメニューに載せるレストランはほとんどないからです。
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2.ホイアン旧市街でオーダーメイド
ベトナムでは昔から今に至るまで、衣類はオーダーメイドするのが習慣となっています。最近はショッピングセンターやスーパーマーケットで既製品を手軽に買うようになりましたが、それでも中高年世代のベトナム人は、いまでもオーダーメイドにこだわっている人が多くいます。
ホイアン旧市街に数多くの衣類専門店があり、ほとんどのお店でオーダーメイドを受け付けています。午前中に依頼すれば翌日にはできているので、気軽に依頼できます。ベトナムに住む日本人はスーツをオーダーメイドする人が多いので、彼らに倣ってみるのもいいかもしれません。
3.ツアーで田舎暮らし体験or料理教室参加
年々都市化するダナンをよそに、ホイアンはご覧のように田園風景が広がる田舎地帯となります。ホイアン旧市街の昼観光は旧家や博物館・寺院などの見学ですが、そちらに関心がない旅行者は、半日から1日日帰りツアーに参加してホイアンプチホームステイや料理教室に参加してみるのはいかがでしょうか。
ホームステイではベトナムの家庭料理をほお張ったり、水牛と一緒に畑を耕したり、果物を採取したりと日本の都会では決して体験できない時間を過ごすことができます。料理教室は旧市街のレストラン、及び4つ星5つ星のホテル内にて開催しています。
4.世界遺産ホイアン旧市街を自転車でサイクリング
「CHO THUE XE DAP(チョートゥエセーダップ)」はレンタル自転車を意味します。ホイアン旧市街にはたくさんのレンタル店があり、1日500円前後で借りることができます。ホイアン近郊のホテルであれば無料で貸し出ししているところもあるでしょう。
旧市街は一般的に車両は通行することができませんが、自転車は可能です。徒歩でも十分隅々まで観光できる範囲ではありますが、自転車であればより効率的ですし、ガイドブックやネットで調べたお店にも直行できます。
5.夜のホイアン観光はトゥボン川で手漕ぎボートに乗ろう
ホイアンは夜が幻想的と言われています。日が暮れると色とりどりのランタンが明かりを灯し、ベトナムの古き良き伝統に肌と目で触れることができます。コロナ後はトゥボン川を遊覧する手漕ぎボート観光が盛況となっている様子です。
1隻15~20万ドン、所要時間20~30分程度の観光で、ホイアン旧市街の夜景を船から眺めることができます。また、船上で灯篭流しを体験することもでき、こちらは1個数十円と格安です。
船主によっては「1人15万ドン」と言ってくる人もいますが、相場は1隻15万ドンですので注意してください。
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6.ホイアンのディナーは世界遺産の"外"で楽しむ
ホイアンでディナーを楽しむなら、世界遺産の旧市街ではなく、トゥボン川の対岸に広がるナイトマーケット周辺のお店に入るのがおすすめです。夜遅くまで営業しているほか、観光客が集まっていて治安も良いですし、値段も旧市街よりも若干安めの設定です。
ホイアン名物はもちろん、シーフードやベトナム定番料理、多国籍料理とともに楽しめるので、数多くのお店からお気に入りを選ぶことができるはずです。
7.南国感たっぷりのホイアン近郊のビーチを満喫する
ベトナム中部のビーチエリアといえばダナンが象徴的で、世界遺産のホイアンには海というイメージはないかもしれません。しかし、ダナンのミーケービーをそのまま南下するとホイアンの海に繋がっているので、海の水質はまったく同じです。
また、ホイアンにはアンバンビーチやクアダイビーチといった旅行者に人気の海水浴場が幾つかありますが、いずれも周辺にはマリンショップやオープンエアのシーフードレストランが建ち並んでいて、南国の雰囲気はダナンを上回っているかもしれません。
ホイアンビーチ周辺にも近年は4つ星クラスのホテルがオープンするようになったので、この周辺に滞在するのも全然ありです。
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まとめ:世界遺産にとらわれない楽しみ方がホイアンにはある!
今回はホイアンの楽しみ方・現地でやるべきことを紹介しました。ガイドブックを見てみると、旧家や博物館の見学が王道ルートとして紹介されていますが、コロナ後は旧市街以外の観光方法が充実しています。
初めてのホイアン旅行者はもちろん、2度目以降の人も、是非ここで紹介したホイアン観光を実践してみてください。
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