2020年は新型コロナのため、旅行はおろかビジネス渡航すらままならない日々が続きました。しかし、2021年はコロナの封じ込めに成功した国を優先して早期に国交再開の目途を立てることが予想され、ベトナムは日本政府名指しでとりわけ重要視されています。
そこで、今回はベトナムに出張に訪れるビジネスパーソンに知ってほしい、現地のお土産事情とおすすめの商品をご紹介します。
ベトナムの定番土産とはどんなの?
一昔前だと、「アオザイ人形」や「木彫りの置物」、「陶磁器」などが所謂ベトナム伝統の手工芸品としてお土産の定番でした。もちろんそれらも旅行者に依然として人気はあるのですが、そういった伝統品を本格的に扱うのは今では市場くらいで、日本人が行くようなお土産雑貨店では、伝統品を応用したデザイン性に富んだ雑貨や、まったく新しいアジアンアクセサリーが主流となっています。
市場と雑貨店。ビジネス的なお土産では市場はおすすめしないわけ
お土産を買う場合、市場やスーパー、雑貨店などが挙げられますが、おすすめはやはり雑貨店となります。
市場のメリットデメリット
市場は基本的に温度管理がされていないので、木彫りはひび割れてしまいがちですし、食べ物もちょっと心配があります。旅行者に人気のナッツ類やドライフルーツなどは市場で買えば安いですが、野ざらしで売られているので、実際食べてみたら湿気ていたり、細菌が繁殖している可能性もあります。
スーパーのメリットデメリット
一方、都心にあるスーパーは現地人にも旅行者にも支持されているので、食品売り場に行けばお土産品も売っています。しかし、あくまでも現地人が買う日用品の延長線なので、パッケージがお土産に相応しくなかったり、賞味期限が近いものが多いです。
ビジネス出張者におすすめしたい雑貨土産
会社の同僚や部下に「アロマキャンドル」
会社の同僚や部下におすすめしたいのはこちらの「アロマキャンドル」。東南アジア旅行の象徴的お土産ではないでしょうか。最近はシナモンや果物の香りがするキャンドルが流行っています。1つで1か月以上使い続けることができますし、ポーチやアクセサリーと違って身に着けるものではありませんので、女性従業員へのお土産にも向いています。
年配の上司には調度品がおすすめ
上司へのお土産は自然由来の調度品はいかがでしょうか。お皿やざる、水牛の角で作ったフォークやスプーン、木彫りのトングなどなど。上司が家庭持ちの場合は奥さんに渡して使ってもらうでしょうし、一人暮らしの上司に対しては実用性もあり喜んでくれるはずです。
ビジネス出張者におすすめしたいお菓子土産
同僚や大人数のバラマキ土産でおすすめの「ドライフルーツ」
大人数の従業員に配るのであれば、ドライフルーツはいかがでしょうか。値段はさることながら、いろいろな味わいを楽しめますし、どれを選んでも基本的にハズレがないのが一番の魅力。一風変わったものであればコールドプレスの製法で作ったドライフルーツも近年の流行りで、濃厚な味を閉じ込めたスナック菓子といった食感です。ベトナム人も頻繁に食べるため、お土産的なベタなパッケージの商品がないのがちょっと残念なところ。
先輩上司にはコレ!「非加熱生はちみつ」
100%純粋のはちみつだけではなく、熱処理が一切加えられていない非加熱の生はちみつは日本にはほとんど流通していない貴重なもの。日本で食べられる蜂蜜とは全く違い味わいは、誰に贈ってもがっかりされません。なにより蜂蜜というキーワードがお洒落ですよね。先輩上司はもちろん自分用にも買ってほしいところ。蜂蜜を販売するブランドはいくつありますが、旅行者におすすめしたいのは「YUGOC(ユーゴック)」。スーパーや雑貨店で売っているのはもちろん、日本語通販サイトでも購入できて、宿泊先のホテルまでデリバリーしてくれます。パッケージや化粧箱もお土産らしくて魅力的です。
ベトナムでお土産を選ぶときのポイント
ほんの数年前までは、お土産雑貨店のどこに行っても、大抵似たような雑貨やお菓子が並んでいたので、「お店の数は多いんだけど、種類が限られている」という問題がありました。しかし、それももう過去のこと。現在は日本人旅行者が多いハノイ、ダナン、ホーチミンを中心に、雑貨店オリジナルの雑貨を扱うところが本当に多くなってきました。出張が決まったらまずはネットでお店の情報を収集して、現地で立ち寄るお店はすべて住所をピックアップするといいでしょう。
次の出張ではみんなに喜ばれるお土産を
お土産を買う際は、ついつい自分が食べたい、欲しいものをお土産に買っていってしまいがちですが、大切なのは贈る相手が喜んでくれるかどうか。それらを念頭に置いて、ベトナムらしさもにじみ出ているお土産を選んでみてください。