東南アジア最大のバックパッカー街といえば、タイのカオサンが有名ですが、ホーチミンのファングーラオもその次くらいにくる大きさです。そして、今回紹介するのはハノイのバックパッカーエリア。ホーチミンだけではなくハノイにも外国人旅行者は大勢集まりますし、インドシナ半島を周遊する旅人の通過点でもあります。
今回はハノイのバックパッカーエリアをご紹介します。
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ハノイのバックパッカーエリアはどこ?
ハノイのバックパッカーエリアは、ハノイ大教会の隣を通るアウチウ(Au Thieu)通りから路地中に入り、トースオン(Tho Xuong)通り、ゴーフィン(Ngo Huyen)通りと路地中に広がるエリアです。さらに北上すると旧市街に入るのですが、ハンマン(Hang Manh)通り、インタイ(Yen Thai)通りもバックパッカー御用達のお店や安宿があります。
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バックパッカーエリア独特の雰囲気を楽しんで
ハノイのバックパッカーエリアは、ホーチミンと比べると小ぢんまりとしていて、小さな個人商店が多く並ぶ雑多な雰囲気となっています。大きなバックパックを背負った外国人が昼夜問わず行き交う光景はなんとも東南アジアらしいです。お店もレンタルバイク、コインランドリー、両替所など、中長期滞在者向けに現地の生活に密着したお店が多いのが特徴です。
バックパッカーエリアの楽しみ方は様々ですが、普通の旅行者が行っても楽しめるのは、まずは「安マッサージ」です。清潔で高級感漂うリラクゼーションスパをお望みならば、別のエリアを探すべきですが、フットマッサージだけ30分程度、といった簡単なマッサージなら、ここで10ドル程度で体験することができます。一列にマッサージチェアが並び、仕切りもなくそこに寝そべってうけるマッサージはアジア旅行らしさ抜群です。
また、お洒落な雑貨店が案外多いのも特徴の1つ。旧市街にも雑貨店はたくさんありますが、そのほとんどは古き家々が並ぶ旧市街に馴染むような小さく埃っぽいお店ばかりです。一方、バックパッカーエリアには最近できたような清潔かつお洒落なインテリアのショップを多数見つけることができます。冷房つきの店内もあるので、ゆっくりと雑貨を物色することもできます。
ツアーデスクを利用する際の注意点
ツアーデスクもこの周辺に数十とあります。いずれもスタッフが1、2名の小さな箱で営業していますが、北部エリアの観光地はほぼすべてを網羅しています。こちらで現地のオプショナルツアーを申し込むこともできますが、ただし注意点もあります。まず、ガイドはすべてが英語となり、日本語対応はどこのデスクもありません。
また、少数催行の場合はドライバーやガイドにもチップを渡す必要が出てくるケースもあります。料金に関しては、基本はすべてドル表記となり、昨今はドンが対ドルで安くなっているので、感覚的に高く感じることもあるかもしれません。ツアーの品質は旅行会社によってかなり差があるので、日本人ならばできれば日系の旅行会社に申し込むのがいいでしょう。
食事はディナーよりもランチがおすすめ
普通バックパッカーエリアは夜が賑わいをみせますが、ハノイには最大の観光地である旧市街があるので、旅行者はみんなそちらに繰り出している様子。バックパッカーエリアで食事をしたい場合は、夜よりも昼のランチを楽しむのが雰囲気的にいいかもしれません。ちなみにお店はベトナム料理よりも欧米人に合わせて西洋料理を出すお店が多いです。ピザやパスタ、フレンチなどをこちらで是非楽しんでいってください。
是非バックパッカーエリアで一泊していって
バックパッカーエリアに点在するホテルは予算2000円前後で宿泊することができ、また清潔な部屋であっても4000円あれば十分泊まることができます。冒頭でご紹介した通り沿いであれば旧市街やホアンキエム湖までも徒歩で行くことができますので、立地も抜群。是非一泊してみてください!