近年はベトナムへ訪れる日本人も本当に増えてきました。首都のハノイ、リゾート地のダナン、熱帯のホーチミンと地域によって楽しみ方がまったく異なるのも大きな魅力ですね。そんなベトナムに一人旅をする旅行者も多いです。ベトナムは個人旅行の楽しみ方が充実していますし、治安も良いため、女性旅行者も少なくありません。
そこで、今回はベトナム一人旅の際に覚えておいてほしい注意点をご紹介します。
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危険地域を事前に調べておく
ベトナムは治安がよく、「女性の夜歩きも大丈夫」、「銃の発砲件数は日本と同じ」などとよく言われています。しかし、軽犯罪は依然として多いですし、酔っ払いのベトナム人や外国人に絡まれることだってあります。そこで、ベトナムに来る前に各地域の危険地域をしっかりと覚えておきましょう。
ハノイ:夜の旧市街、夜のタイ湖
ダナン:夜のミーケービーチ周辺
ホーチミン:夜のチョロン、夜のファングーラオ
基本は夜歩きにリスクがつきもの。ハノイのタイ湖やダナンのミーケービーチは夜になると人の気配がなくなりますので、一人で歩くのはちょっと不安があります。
常備薬とキャッシュレス対応の病院を把握しておく
一人旅で最も怖いのが「現地で病気にかかること」です。日本人が一番かかりやすいのは「下痢」ですね。単なる食べ過ぎであればいいのですが、ベトナムでは赤痢菌やA型肝炎なども危惧されます。また、蚊によるデング熱やバイクや車の事故で身体的な怪我を負うことも想定されます。
万が一のときのために、海外旅行保険は必須。クレジットカードにも付帯していることが多いですが、これらのほとんどはキャッシュレスではありませんので、最初は旅行者が代金を建て替える必要があります。しかし、診察と薬代だけでも1万円以上は普通にいきますし、入院するとなれば、5万~10万円することになります。ベトナムではすべて前払いで病院に支払うので、その場でお金がなければ診察すらしてくれません。キャッシュレス対応の国際病院を予めメモしておきましょう。
日本とはまったく違う交通事情
日本とベトナムでは交通事情が全く異なるのも覚えておきましょう。ベトナムは依然としてバイクが多く、一方通行を逆走したり、歩道を走ったりするのも普通。とりわけホーチミン市街地はかなり混乱しています。
・横断するときはバイクが歩行者を避けるので、ゆっくりと歩くこと
・車はあまり止まってくれないので、止まってくれるだろうと無理に歩くのは禁止
・ベトナムでは歩行者より、バイク、バイクより四輪が優先される傾向にあることを覚えておく
このような交通ルールをしっかりと頭に入れておいてください。
大金は両替しない
現地では日本円は市街中心地のわずかなお店でしか使えませんし、最近はドルも受け付けてくれないお店が増えてきたので、基本はベトナムドンで支払う必要があります。しかし、一度の両替で5万も10万もしてはいけません。もしかすると窃盗反が旅行者を追跡しようと両替所傍にいるかもしれません。
両替するときは少しずつ、もし大金を両替する場合は、ホテルなど周囲が安全な場所で両替し、すべてを持っていこうとせず、必要分以外は部屋に置いておくといいでしょう。また、町の両替所を利用する場合は、お金をごまかされないよう、きちんとその場で数えてくださいね。
アジア旅行の鉄則をおさらいしよう
ここで紹介した注意事項は、ベトナムだけではなく、アジアの他の国々にも言うことができます。基本的なことではありますが、旅慣れない人にとっては「そうなんだ!」という項目もあるかと思います。是非すべてをしっかりと覚えて、現地で活かしてください。