2019年の5月&6月にアジア旅行を検討している方は、ベトナムの中部旅行を検討してみるのはいかがでしょうか。近年日本人の間でダナンがビーチエリアとして人気が高まっていますが、それ以外にも世界遺産や自然景勝地など見どころはたくさん。また、ハノイやホーチミンと比べて、この両月は気候に恵まれている点も魅力。
今回は2019年5月と6月にアジア旅行を検討している方向けにベトナム中部旅行のススメをご紹介します。
ハノイ&ホーチミンと気候の違い
ベトナムは南北に長い地形を持ち、日本のように地域によって年間の気候が異なります。北部ハノイや南部ホーチミンは一般的に12月頃から5月までが乾季、5月の中旬から下旬から12月までが雨季となります。ですので、5月と6月の両月は丁度雨季と乾季の移り変わりの時期となるため、天気は非常に不安定となります。
5月の中部地方の気候。2019年の現地事情
ちなみに5月から雨季に入るのは、何もベトナムだけではありません。アジア最大の世界遺産のアンコールワットがあるカンボジアのシェムリアップや、日本人に一番人気のタイのバンコクといった主要都市も雨季となります。しかし、その中でも引き続き乾季となる都市があり、それがベトナム中部のダナンです。
ダナンは同じベトナムでも南北都市と気候が異なり、乾季は8月まで続き、海水浴は9月までできます。ですので、雨の心配をしないで屋外観光を望んでいる方には、ダナンが非常におすすめです。8月以降は徐々に雨も降るようになり、また場合によっては台風もやってくるため、できればこれからダナンを検討している方は、7月か8月くらいまでに行きたいところです。
2019年5月のダナンの現地事情
2019年5月現時点でダナンはほぼ毎日快晴が続いています。ちょうど現在が旅行のハイシーズンとなり、日中はじりじりと肌を焦がすような天気が続くため、海水浴としてもベストシーズンとなります。1日数回のスコールが降り始めるハノイやホーチミンとは大きく異なります。
ダナン近郊は見どころがいっぱい!
ダナンと言えば日本人の間ではビーチリゾート地として知られるようになりましたが、ダナンの見どころは市街地に留まりません。例えば御覧のこちら(写真上)はハイヴァン峠を越えた先に広がるランコーという村。湾内の美しい湖は礁湖となるので、足が浸かる程度の水位が一定にどこまでも広がり、自然の風景が水面にくっきりと映ります。「これほどの絶景を見たことがない」というほどの自然風景を目の当たりにすることができるでしょう。
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世界遺産はなんと3つもある!
ダナン近郊には、なんと世界遺産が3つも点在しています。まず一番近いのは、町並みが歴史保護地区に指定されている「ホイアン旧市街」。17世紀には貿易の中継地点として、諸外国が町近海のトゥボン川を往来しました。その中には日本の朱印船もあり、当時は1000人以上の日本人がホイアンに暮らしていたと言われています。観光では古き良き町並みやどこか懐かしさを感じる灯篭流しなどを体験することができます。
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ホイアンから車で1時間ほど山奥を登ったところにある「ミーソン遺跡」も世界遺産の1つで、ホイアンと同時にユネスコに登録されました。かつて独立国家として栄えていたチャンパ王国の最大の遺跡群で、なんと現在も発掘調査が終えていません。仏教大国といわれるベトナムの中では異色のヒンズー教。エキゾチックな歴史を携えている人気の観光名所です。
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ダナンからバスで北上すること3時間で到着するフエは、古都と呼ばれる昔の王朝があった町。現在は下町情緒漂う町並みが人気の観光地ですが、新旧市街地に点在する皇帝が居城した王宮や廟、別荘地などはユネスコ世界遺産に指定されています。ダナンやホイアンともまた違ったゆっくりとした時間が流れる町が印象的で、国内線も発着しているため、ハノイやホーチミンから空路で行くこともできます。
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2019年5月と6月は中部地方を楽しもう!
ベトナム全国の中でも、5月と6月が乾季となるのは中部地方のみとなります。見どころがたくさんあるので、海水浴だけではもったいありません。是非日本にいるうちからしっかりと計画を立てて、ダナン近郊を周る中部観光を楽しんでください。