ニャチャンはベトナム中南部にある一大ビーチリゾートエリア。もともと欧米人のアジアリゾート地の定番先でしたが、近年は日本人にも知られてくるようになりました。そのニャチャンには大きく分けて2つの目抜き通りがあり、それぞれが「チャンフー通り」と「レタントン通り」となります。
今回は旅行者が必ず知っておくべきレタントン通りをご紹介します。
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アクセス
ニャチャン市街地のど真ん中を東西に真っ二つに横断する大通りがレタントン通り。道幅四車線の大きな道路で、ニャチャン駅東のロータリーからニャチャンビーチに当たるまで一本道が続きます。ニャチャンビーチを正面に構えるT字路を南北に縦断しているのは、もう一つの目抜き通りであるチャンフー通りです。現地を実際歩いてみれば、いずれも観光の要所であることがすぐに分かるはずです。
現地人と観光客が共存する
ニャチャンビーチ周辺はリゾート地としてのメインエリアとなっているため、行き交う人々はほぼ外国人ですし、並ぶお店のほとんどが外国人観光客向けの値段で売る商店。「もう少しベトナムらしさを感じたい」と考える人もいることでしょう。一方レタントン通りは現地住民にとっても生活の基盤として重要な道。ベトナム人の日常の風景もここでは見ることができます。
こちらはフォーの名店「フォーホン」。レタントン通りにある人気店です。日本のガイドブックにも紹介されている人気の食堂ですが、客層はほぼベトナム人。フォー一筋のお店で、着席してスタッフに大小のサイズを告げるだけ。ものの1~2分程度で運んできてくれます。
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西側には観光名所も
レタントン通りは単なる交通の要所ではなく、旅行者が押さえておくべき観光名所もあります。その代表がこちらのロンソン寺。日本語で隆山寺と呼ばれ、正門周辺はお土産品を売る売店が並んで観光地化されています。石段を上がった先には涅槃仏や巨大な大仏を見学することができます。
こちらは山教会と呼ばれる「ニャチャン大聖堂」。小高い丘を歩いた先に佇む巨大なゴシック教会です。内部は厳かな雰囲気に包まれ、美しいステンドグラスやキリスト像、使徒の絵画などを見学できます。ミサの時間には聖歌の合唱が行われ、一般客も参加することが可能。
ニャチャン駅もレタントン通り沿い
ニャチャンは現時点で日本からの直行便はありませんので、ホーチミンから陸・空の移動手段で行くこととなります。そこで旅行者に人気なのが、寝台列車ゴールデントレインで行くホーチミン→ニャチャンの旅。ホーチミンのサイゴン駅からニャチャン駅まで行く深夜列車です。ニャチャン駅は厳密にはレタントン通りではありませんが、同じ道です。駅に到着したらタクシーが出待ちしているので、ビーチに向かって一本道をひた走るだけで観光エリアに到着します。
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レタントン通り周辺のホテルに滞在するのがおすすめ
旅行者の滞在エリア(ホテルエリア)はチャンフー通りとその周辺ですが、チャンフー通りは海沿いを南北に7km以上にわたって走る長い通りです。同じチャンフー通りでも、場所が変わると周辺は何もありません。そこでおすすめしたいのがレタントン通りとチャンフー通りのT字路の周辺エリア。最も観光客で栄えている場所です。
是非ニャチャン旅行の際は、レタントン通りを一度歩いてみてください。チャンフー通りとはまた異なるベトナムの一面をのぞくことができるかと思います。