現地で流行りのビアクラブに潜入

近年ベトナムで爆発的な人気を誇っているのが「ビアクラブ」。ホーチミンを中心にブームがはじまったのは、いまから5年ほど前。現在では中南部ニャチャンや北部ハノイといった観光の要所にまで浸透している様子です。ビアクラブは日本ではあまり聞きなれないお店形態なので、「ちょっと怖そう」、「若者向けかな」といったイメージが先行しがちですが、実はそんなことはなく、中高年世代の方や女性同士でも楽しむことができます。

今回はいま流行りのビアクラブがどのようなお店なのかをご紹介したいと思います。

ビアクラブとクラブの違い

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ビアクラブと聞くと、「クラブみたいなもの？」と思われるかもしれませんが、ベトナムでは日本人が想像するクラブはまた別にあります。そちらは大音量のDJやステージ上でセクシーな女性が踊ったりして、ちょっと危険度も高いです。女性同士で行くと男性から飲みの誘いを受けたりすることもありますし、売春なども蔓延しているといいます。

しかし、今回紹介するビアクラブは、クラブと決定的に異なり、「ビールを飲むことが目的」となります。基本は友達同士団体で訪れ、テーブル席でビールやおつまみを飲みながら音楽を聞くことを楽しみます。

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ビアクラブではそれほど踊っている人は見かけなく、基本は身内でひたすら談笑に耽るのが普通。ただし、大規模なビアクラブになると、ステージ上で定期的にイベントも開催します。例えばベトナム人の間では誰もが知る人気歌手やダンサーを招いてライブが開催されたり、ビールの一気飲み大会が開かれたりと、内容はお店それぞれ。一介のビアクラブにテレビにも出演している人気アーティストが登場するというのは、日本ではあまり考えられませんね。一般人と芸能人の敷居が低いベトナムならではとも言えます。

行くなら土日がおすすめ

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もし旅行者がビアクラブに行くのであれば、土日が大勢で賑わっていておすすめです。基本はビールですが、ソフトドリンクもありますし、お店によっては料理に力を入れて、ステーキやアジア西洋各国の料理を取りそろえているところもあります。予算は1人20万ドン（約1000円）程度とそれほど高くはありませんので、学生旅行者も楽しむことができます。

※ベトナムは法律でビールによる飲酒の年齢は制限されていませんので、未成年でも飲むことができます。

男女年齢関係なく楽しめるレストランバーとしても利用可能

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ビアクラブというと若者の間だけのブームかと思いますが、実はそんなことはありません。実際行ってみると分かるのですが、50代60代の中高年世代の男性女性も多く見受けられます。ベトナムはアジア3位（一人当たりの年間消費量）のビール大国で、年配の方の7割はビールを日ごろから愛飲しているといわれています。ベトナム人にとってビールは日ごろから身近にあるため、ビアクラブに対しても「ビールをたくさん飲めて食べ物も食べられるレストランバー的なお店」と認識している人もいるようです。

旅行者に人気のスカイバー型ビアクラブも

ニャチャンの「スカイライト」

以前当サイトでも紹介した中南部ニャチャンにあるスカイライト。こちらは5つ星ホテルの屋上で営業するスカイバーとビアクラブの一体型店舗となります。スカイバーは往々に高級感があり、DJなどのクラブ音楽はありません。スカイライトではうまく共存しているようですので、旅行者で「大音量は胸に響いて苦手」という方は、スカイライトのようなお店に足を運んでみるのもいいでしょう。また、お店によっては屋外席を用意しているところもありますので、店内よりは音楽は聞こえてきません。

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