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カップル&ファミリー必見!ブンタウの夜を楽しむ

ホーチミンからバスかフェリーで約2時間南へ下ったところにある港町ブンタウ。ホーチミンからツアーが催行されていて、日本人旅行客にも人気の観光エリアですが、どこも日帰りツアーなので、夕暮れ前には帰路に着いてしまうのが残念。バスでもフェリーでも一本で行けるので、個人でも比較的向かいやすいところです。是非興味ある方は、ブンタウに一泊して夜の海をエンジョイしていってください。

市場はナイトマーケットよりフォードゥックチン通り

IMG_0684.jpgやはり港町。魚介屋台が多数

以前は夜になるとバックビーチ沿いにずらりと屋台が並んでいましたが、2016年11月現在は、屋台は自治体の規制によって場所が移っています。外国人観光客にはわかりづらい場所にあるほか、店の数も少ないですし、ほとんど客がいないので楽しめません。

そこで新たな屋台スポットとしてにぎわい始めているのがフォードゥックチン(Pho Duc Chinh)通りです。バックビーチの反対側の通り沿いから行くことができます。魚介やお菓子、雑貨を扱う屋台が通り界隈に数十とあり深夜まで賑わっています。

最大のビーチエリアの夜の顔

IMG_0638.jpg昼間の様子

バックビーチはブンタウで最大のビーチエリア。朝から日暮れまで多くの海水浴客でにぎわっています。波はそれほど高くありませんし、乾季は毎日混雑しているので波乗りやサーフィンはできませんが、パラソルの下でココナッツを飲むだけでも南国リゾートを楽しむことができるでしょう。

IMG_7338.jpg南シナ海の雄大な海も夜になると......

そのバックビーチですが、なんと昼間と夜とでは姿がまったく異なるのです。これは日帰りツアーでは決して拝むことができない光景です。

IMG_7209.jpgとても不思議な光景

こちらが夜のバックビーチ。昼間あった波は遠くに退き、一帯潮がひいて砂浜となっています。歩いて散歩をしたり、子供と貝採りなどをして遊んでいる光景をみることができます。そして空が再び青白くなったころ、徐々に海水がやってきます。

広場でベトナム人らしく遊ぶ

IMG_7212.jpg屋台もいくつかある

海沿いの通りには、人が集まる広場があります。場所はトゥイバン通り沿いで、周辺は中級ホテルが並んでいるので観光エリアの中心。その広場は夜になると多くのカップルやファミリーでにぎわう、現地の憩いのスポットとなります。毎夜御覧のように、広場にバイクをとめて散歩したり、夜景を見るベトナム人でいっぱい。

IMG_7200.jpgムード漂う外套が広場に灯る

時々、アイス売りや、子供のおもちゃを売る屋台が通りかかります。呼び止めると止まってくれるので記念に何か買っておくのも。それか、近くにあるフォードゥックチン通りで夜食を買って、それをこの広場まで持ち込むのも一つの手。フォードゥックチン通りまでは徒歩5分とかかりません。

IMG_7214.jpg港町に住むベトナム人たちの素朴な夜の日常

広場ではカラオケのデリバリーサービスもやっています。大きなスピーカーを引っ提げて歩いている人がそうで、呼び止めると5曲300円程度で歌わせてくれます。歌はユーチューブから選ぶので、どんな歌でも基本はあります。日本人からすると、公衆の面前で歌うのは恥ずかしいかもしれませんが、ベトナム人はそんなことおかまいなし。歌いたいときに歌います。これも大切なベトナムの思い出。記念に歌ってみてはいかがでしょうか。

大切な夜を1日ブンタウで使ってみては

日本人旅行者は一般的にベトナムの滞在は3泊から4泊。少ない人で2泊程度の人もいます。その中で貴重な一日の夜をブンタウで過ごしてみてはいかがでしょうか。ホーチミンで過ごす夜とはまた違った雰囲気を満喫することができるはずです。

著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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