近年じわじわと日本で人気を集めている「マルゥ」のチョコレート。板チョコは日本で買うと一枚1000円以上するにも関わらず、多くの人が買っていくのは、最高品質の高級チョコの味を堪能することができるから。そのマルゥがこのたび、本拠地をかまえるホーチミンに直営のカフェをオープンしました。
今回はマルゥカフェをご紹介します。
道にとまるクラシックカーが目印
マルゥのカフェがあるのは、ベンタイン市場から徒歩10分ほど歩いたホーチミンの中心市街地。観光客も気軽に訪れることができる観光エリア内にあります。大きな2階建ての戸建ては2階部に窓とベランダが並ぶ典型的なコロニアル式建築。
外観からはフランス統治時代を100年おくり、現在ではプチパリと称されるベトナムらしさが漂っています。
シンプルなレイアウト
店内入った傍にはカカオを煎る機械が設置されていて、正面はお土産コーナー、左手がレジ、お土産エリアを超えた先にテーブル席が広がっています。余裕をもったスペースが与えられているので、ひとりの時間、もしくは知人との談笑に花咲かせることができます。また、パソコンを持って仕事をしている現地人の姿もちらほら。
もちろん冷房完備なので、旅行者はベンタイン市場で買い物が終わって、へとへとに疲れたあとに立ち寄ると、オアシスのように感じられることでしょう。
二人のフランス人が創業
創業者はサミュエル氏とヴィンセント氏の2名。両名ともフランス人ですが、サミュエル氏は日系のため日本語も堪能です。二人はここホーチミンで出会い、ベトナム全国には品質のいいカカオ農園があることを知りました。そこで、二人は意気投合してカカオから良質の香り高いチョコレートの生成に成功したのです。
マルゥチョコレートとは
マルゥブランドの一番人気であり定番の板チョコは、そのすべてがカカオ70%以上のダークチョコレートです。子供にとっては苦いですが、大人の深い味を楽しむことができます。
カカオの%は70%~85%で、含有率が変われば、産地も異なります。板チョコパッケージには含有率と収穫したカカオの産地が明記されています。含有率によって産地を変えているのが、マルゥチョコレートの大きな特徴となります。
チョコレート工房をのぞきながらチョコドリンクを
テーブル席の左手には、スタッフがチョコレートを作っている工房をガラス越しに見学することができます。マルゥチョコをカカオから加工する過程で使用する原料はカカオとサトウキビのみ。もちろんサトウキビもベトナム産。
チョコレートと一緒にチョコドリンク/9万ドン(ホットorアイス)を飲みながら、ほっと一息つくのはいかがでしょうか。マルゥの最高品質のチョコレートをドリンクとして飲むことができるのはベトナムではここだけです。
チョコレート尽くし。フランススイーツを堪能しよう
ショーケースにおさめられているスイーツはどれもマルゥの高級チョコをふんだんに使ったものばかり。マカロンやパン、ケーキなどどれも試食したいところです。
同カフェのメニューもやはりマルゥチョコを素材に使ったものばかり。普通のアメリカンコーヒーなどもありますが、やっぱり試してほしいのはチョコドリンク(ホット&アイス)。さらにとろけるチョコを使ったケーキも注目です。いずれも甘さ控えめでビターが強いため大人の味に仕上がっています。
チョコレート・ドリンク(ホット&アイス)......90,000ドン
パリス・サイゴン......115,000ドン
お土産も買って帰ろう
帰りがけにはお土産もお忘れなく。板チョコは日本で買うより半値程度で手に入れることができます。パックになったまとめ買いもできるので、たくさん買いたい方はこちらがおすすめ。すべて買うと多少値が張りますが、自分は何パーセントのカカオが舌に合っているかわかりませんので、できれば最初は全部確かめてほしいところです。
<DATA>
名称:マルゥ・カフェ
住所:169 Calmette St. Dist.1. Ho Chi Minh
営業時間:9:00~22:00