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ビーチリゾート・ニャチャンで南国気分

ベトナム旅行といえば、ほとんどの方が首都ハノイや、南部ホーチミンを連想しがちですね。しかし、ベトナムの観光エリアはその二つだけではありません。今回紹介するニャチャンは、ベトナム最大のリゾートエリア。年間100万人以上の観光客が訪れるビーチスポットの実力をご覧ください!

アクセス

CIMG2090.JPGエアチケットはツアーデスクで

ハノイから行く場合は、飛行機一本ですが、ホーチミンから行く場合は空路に加えて列車も移動手段に挙げられます。寝台列車となるので、自由気ままで異国情緒溢れる列車旅を決行することができます。夜発に乗って、早朝現地に到着します。時間に余裕がない方は、飛行機で向かいましょう。ホーチミンからだと1時間で到着します。

ホテル情報

現地には一泊1000円程度の安宿と中級から高級ホテルがビーチ沿いに建ち並んでいます。リゾート気分を味わいたい方は、多少奮発して、いいホテルに泊まることをおすすめします。おすすめの場所はチャンフー通り。非常に長い通りですが、できればレタントン通り周辺で。この界隈は夜まで営業しているレストランやバーが多く、またナイトマーケットもすぐ近くで毎夜開催されるのでおすすめです。

ニャチャンの楽しみ方

IMG_9479.JPGパラソルが咲くビーチ

ニャチャン旅行のメインはビーチを満喫することです。南国のビーチは泳がずとも楽しむことができ、実際辺りを見渡してもそれほど泳いでいる人は見かけません。みなさんパラソルの下で日向ぼっこや読書をしたり、ヤシの実ジュースを飲んだり、砂浜でビーチバレーなどをしています。

また、ニャチャンの魅力はビーチだけではありません。「観光名所を回りたい」という方も絶対満足いくスポットがいくつもあります。

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ポー・ナガル塔

IMG_7512.JPG歴史は興味深い

チャンパ王国は17世紀まで栄えた一大勢力。当時分断国家だった北部ベトナムや南部ベトナムとも似つかない独自の文化や言語を築いていました。ポーナガル塔はそのチャンパ王国の遺産となります。

チャンパ王国は中部から中南部に勢力を移した経緯があり、ポーナガル塔のような、彼らの聖域も当該地域の至るところで見ることができます。ここでは不定期にチャム族による伝統舞踊を鑑賞することができるほか、祠堂内部の見学も可能です。

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ホンチョン岬

IMG_7424.JPG見事なバランス

一枚岩が絶妙な力加減で岩石を支えているこちらは、ホンチョン岬で見学することができます。ニャチャンビーチ沿いをひたすら真っ直ぐ進んだ先にあります。現地の人にとっては、穴場の海水浴や釣りスポットのようです。ただし、岬なので砂浜はありません。

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ニャチャン大聖堂

IMG_7696.JPGミサは必見

ガイドブックではニャチャン大聖堂と紹介されていますが、ベトナム語名は「山教会」。多少傾斜が強い坂を上った先に聳え立っていて、ニャチャン市街地の中央に建つことから、シンボル的存在でもあります。ゴシック様式の教会は常に観光客で賑わい、ミサの時間になると、カトリック教徒の合唱を聴くことができます。

泥温泉

IMG_8005.JPGプールとの複合施設

タップバーホットスプリングセンターでは、世にも珍しい泥温泉を楽しむことができます。ユーカリのエキスを吸った天然泥は、体が浮くほど塩分濃度が高く、肌や顔に刷り込ませれば3日はすべすべの肌を維持できるらしいです。

また、こちらは複合施設となっていて、泥温泉のほか、スパ、レストラン、温水プールが併設しています。半日は楽しめますので、午前中いっぱいはここで過ごす旅行プランを練ってみてはいかがでしょうか。

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ダム市場

IMG_9094.JPG大規模屋内市場

ダム市場はニャチャン駅からほど近い場所にある円形の屋内型市場。外回りは主に食品関連が並び、雑貨類は屋内に集められています。二階建ての構成で、一階は主に日用品とお土産雑貨。二階は衣類となります。オーダーメイドもここで請け負っているので、安く作りたい方におすすめ。ただし、日本語を話せるスタッフはいないので、要英語となります。

外周には魚介を干した乾物や果物類があるので、これらは食べ歩きが可能。また、近くには名物ブン・カーの食堂があるので、そちらも併せて立ち寄ってください。

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離れ小島

IMG_8554.JPGツアー参加がおすすめ

ニャチャン沖には離れ小島であるムン島やミエウ島、モッ島などが点在しています。これらを周遊するツアーがありますので、こちらに参加してみてはいかがでしょうか。沈没船をイメージした水族館や、巨大なウミガメにエサをやったり、シュノーケリング、小島でバカンスをとることができます。

ツアーでは高速船を利用するので、同じく参加したツアー客とも交流することができます。南国気分を満喫することができますし、リゾートらしい時間を過ごすことができるかと思います。

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ナイトマーケット

IMG_8814.JPG毎夜23時頃まで賑わう

ベトナムといえばナイトマーケットですね。ニャチャンでも当然楽しむことができます。チャンフー通り沿いの一角で毎夜開催されます。目の前はニャチャンビーチなので、ナイトマーケットを楽しんだあとに、ほろ酔いで夜の砂浜を散歩してみてはいかがでしょうか。

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多国籍に富む料理を堪能

IMG_8185.JPGギリシャ料理のピタは絶品

ビーチエリアでは決まってシーフード料理が名物に挙げられます。もちろんシーフードも堪能してほしいのですが、それよりもおすすめなのが多国籍料理です。ニャチャンはロシア人をはじめ、欧米人の避暑地として人気があり、中にはそのまま根付いてレストランをオープンした方もいます。彼らが作る本場の西洋料理は、日本ではなかなか食べる機会のないものばかり。ロシア料理をはじめ、ウクライナ、メキシコ、イタリアと飽きることはありません。

営業熱心な欧米人オーナーが客のテーブル席を回って、談笑する様子も見受けられます。是非ベトナム料理以外も楽しんでいってください。

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リゾートらしいナイトライフ

IMG_7853.JPGレストラン・バー「ルイジアナ」

夜の海を眺め、さざ波の音を聞きながらビールジョッキを傾ける。どこからかオールディーソングが聞こえてくると、立ち上がってダンスをする欧米人で賑わう。そんなリゾート気分満載のオープンエアのレストランバーがニャチャンにはいくつかあります。砂浜に並ぶテーブル席で恋人と寄り添って愛を育むのもいいですし、友人同士ならば、プールサイドで盛り上がるのもおすすめ。


ナイトライフを充実させることは、海外旅行においては非常に大切な要素。夜も眠らないニャチャンを心行くまでお楽しみください。

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著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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