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ベトナム旅行前に準備しておきたい5つのこと

海外旅行となると、国内旅行にはない準備があります。特に東南アジアのベトナム旅行であればなおのこと。ここで紹介する準備を怠ったままベトナムへ旅立ってしまうと、現地で思いもよらないトラブルになるかもしれません。滞在期間は関係ありません。長期滞在であろうと、3日、4日の短期旅行であろうと、トラブルに見舞われるのは一瞬です。

今回は日本にいるときから準備しておきたい5つの事柄をご紹介します。

1、予防接種を受ける

IMG_5573.jpg現地で受けることも可能

東南アジア旅行では予防接種も必要になります。日本では撲滅した感染症ウイルスも、ベトナムでは依然として生息していますし、何より海外の病気にかかったまま日本に帰国することはできません。ベトナム旅行で気を付けたいのは「破傷風」、「A型肝炎」、「B型肝炎」、「日本脳炎」、「狂犬病」です。また、2016年はデング熱が流行っていますが、こちらは予防接種はありませんので、長袖を着たり、虫よけスプレーをするなどして対策が必要です。

予防接種のほとんどは期間を分けて3回程度打たなければ、本当の効果を得ることはできません。ですので、ベトナム旅行が決まった段階で病院に行き、医師と相談して予防接種のスケジュールを決めましょう。なお、予防接種は病院を問わないため、ベトナム現地でも同じものを受けられます。ただし、同じ疾病であっても会社がことなればワクチンも異なるので、できれば日本で受けるようにしたいところです。よく「短期滞在なら大丈夫」とたかをくくっている旅行者を見受けられますが、病気になるのは一瞬です。1日滞在であろうと、感染するときはありますし、1年いても感染しない人だっています。旅行者はできるだけ多く打っておくのがおすすめです。

2、戸籍謄本/戸籍抄本の用意

IMG_2986.jpgこれは確実にとっておくのがおすすめ

これはガイドブックにも載っていないですね。しかし、旅に精通している人はみなさん口を揃えて、「必ず持っていくべき」と言います。市町村によっては市民カードでコンビニなどでも作成することができるようになりましたね。戸籍謄本もしくは戸籍抄本を一枚原本で持っていくことを強くおすすめします。

パスポートを盗まれた場合のために、パスポートのコピーを持って行けばいいという人もいますが、実は、多くの場合コピーでは現地で通用しません。誰でも写しがとれますので、警察や現地の市役所、大使館や領事館でも身分証明にならないと言われることがあります。また、健康保険や免許証も日本国内のみで有効の身分証明書なので、ベトナムでは効果がありません。戸籍謄本/戸籍抄本は、パスポートと同じく身分証明書となります。大使館や領事館から求められた場合はそのまま提出すればいいですし、ベトナムの役所に提出する場合は英語もしくはベトナム語、もしくは両方に翻訳したものを添えて提出する必要があります。

3、その国の会話帳

IMG_1350.jpgベトナム人と交流するアイテムにもなる

ベトナム語の会話帳も一冊は持っていきたいところです。これも日本でしか手に入れることができませんね。できればホテル、空港などと場所別で紹介されているものがおすすめです。万が一病気になったとき、病院で自分の症状を伝えなければなりません。そんな時に大活躍してくれます。近年は日本人医師がいる病院も多くなってきましたが、深夜の救急外来で日本人が対応してくれるところはほとんどありません。

有名どころでいえば『指さし会話帳』。しかし、これに問わずトラブル回避のベトナム語単語や慣用句が多く掲載されているものを選んでください。また、これらは滞在中ベトナム人との交流にも利用することができます。ベトナムに来たら、現地のベトナム人とベトナム語で話す。異文化交流の醍醐味ではないでしょうか。

4、日本の緊急連絡先と現地大使館/領事館の連絡先

IMG_9925.jpgおろそかにしがちだが、これも大切なこと

旅の初心者と言われるかもしれませんが、実際はベテランのバックパッカーでもやっていること。昔はメモ帳などに家族や友人の連絡先を控えていたものですが、現在ではすべてスマホで連絡先を管理しているので、電話番号などいちいち覚えてはいないですね。スマホも現金も紛失してしまったときは、日本にいる家族や友人、恋人に連絡をして現金を送ってもらう必要もでてくるかもしれません。そんなときの頼れる連絡先は必ずメモしておきましょう。

さらに、現地の大使館と領事館は、旅人にとっての心強いサポート役です。ベトナムではハノイは大使館、ホーチミンは領事館が管轄しています。必ず住所と連絡先は控えておきましょう。当日トラブルが起きた場合は、まずは大使館/領事館に連絡をしてください。日本人が複数名常駐しているので、彼らがサポートしてくれることでしょう。ただし、彼らの活動範囲も限られていて、空港内でのトラブルなどには対応してくれないので、なんでも頼ることはできないことも覚えておいてください。

5、海外旅行保険への加入(疾病のみも可)

CIMG2097.jpg最近は空港でも気軽に加入できる
短期滞在者の場合は、予防接種と同様にこちらもおろそかにする傾向があります。確かに重度の病気やケガをしてしまった場合は、ベトナムの医療では不十分なので、日本へ帰国することになります。ただし、突然の腹痛、下痢の場合はどうでしょうか。感染症の中にはすぐに発症するタイプもいます。深夜に突然の腹痛にうなされた場合は、タクシーで国際病院に運ばれます。1日入院するのが常で、その間幾度となくバイオ検査(検便)をすることになります。そのほか食事、ベッド、処方箋などすべてに高額の医療費がかかってしまい、1日入院しただけでも10万円近く行くこともざらです。

海外旅行保険に加入していれば、キャッシュレスで全額保険が下ります。銀行のキャッシュカードによっては海外保険が自動付与されているものもありますが、この場合はキャッシュレスではないので、前払いする必要があります。もしクレジットカードを持っていなかったり、現金を引き下ろすことができない場合は、にっちもさっちもいかなくなります。備えあれば患いなし。最安値のプランでかまいませんので、必ず保険には入っておきましょう。

ベトカン王ではお客様のご旅行の手配と一緒に、海外旅行保険(エース保険)の手続きも承っていますので、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。

5つすべてを達成してベトナム旅行へ

ここで紹介した5つの事柄は、幾つかだけではなく、すべてが必要といえます。近年は海外も身近になってきて、気軽に決行することができるようになりました。しかし、危機管理は結局自分で行わなければなりません。最低限ともいうべきリスク管理が、上記5つと言えるでしょう。

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