スバエク |【ツアー価格に自信あり！】ベトナム旅行の専門店ベトナム王

カンボジアで古くから楽しまれている伝統芸能の一つがスバエクというものです。スバエクとは、影絵芝居のことで牛の皮をなめして人形が作られることからこのような名前で呼ばれるようになりました。

スバエクはスバエク・トムとスバエク・トイの2つに分けられます。スバエク・トイは手足を動かせる小型の人形を用いて行われるお芝居です。王子や王女、動物や道化といった様々な種類のキャラクターが登場します。幅3メートルほどのスクリーンを張った小屋を立て、遣い手はその小屋の中に入り演じます。観客はスクリーンの前に集まり、スクリーンを見上げるスタイルです。演者一人ひとりが即興でセリフを作り出していくため、会話の面白さが楽しめます。こちらは街のレストランでも気軽に見られます。

一方でスバエク・トムは幅4メートル、高さ10メートルものスクリーンに牛一頭の皮から彫った絵のようなものを操っていきます。光源はスクリーンの後ろにあるココナツの殻を燃やした燭台で、揺らめく光に人形と演者の影を映しだしていきます。語りと古典音楽により物語が進行していきます。こちらはカンボジアの人々でも滅多に見ることができないレアなものと言えます。