2025年に学生旅行でベトナムを検討している人は、どこのエリアに行こうか迷っていませんか。ここではベトナム国内の学生旅行におすすめの観光エリアを紹介します。
ベトナムを旅先に決める学生旅行者が多い背景
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実はベトナムはここ最近ではなく、10年以上前から日本人の学生旅行者の旅先として人気があります。ベトナム主要都市は日本から直行便が運航しているほか、現地観光エリアの治安も良好な上、ベトナム料理は日本人の舌にも合うため、若い人におすすめの旅先と言えます。
ベトナムは日本から直線距離も実は近く、日本人に人気のタイやマレーシア、シンガポールよりも早く着くのも旅先に選ばれる理由の1つと言えるでしょう。
学生旅行におすすめのベトナム観光エリア~主要3都市編
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ホーチミンは学生旅行で最も人気の高いベトナム観光地です。ホーチミンが人気の理由は、やはり「熱帯気候」だから。日本とはまるで異なる南国の気候を体験できるのは、ハノイ・ダナン・ホーチミンの三大観光地の中ではホーチミンだけとなります。
また、現地ではベトナムグルメ、スパのパッケージコース、現地ツアーなど、あらゆるニーズを見たす楽しみ方があるので、男子学生、女子学生、男女のカップル、女子友など、旅行者層に囚われない旅行計画を立てることができるのが最大の特徴と言えます。
[local, 1348]
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一方でベトナム北部ハノイも根強い人気の観光エリアです。ベトナムの首都であり、"芸術と政治の都"と呼ばれている哀愁漂う町並みが特徴です。
ハノイ市内中心に広がるホアンキエム湖と北部旧市街が観光の拠点となり、他の観光地もほとんどすべてがタクシーで15分圏内と比較的コンパクトにまとまった町なのが特徴です。
また、世界遺産ハロン湾やニンビン省では日本ではなかなか体験できない絶景の自然風景を目の当たりにすることができます。現地ツアーの参加必須ですが、是非こちらも見逃さないでください。
[local, 1380]
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ビーチリゾート地を望むのであれば、中部ダナンがおすすめの観光エリアです。ダナンは観光エリアが広く、隣町の世界遺産ホイアンも主要観光スポットです。数日程度の旅程では十分楽しめませんが、学生は行動範囲が広いので問題なく回ることができるでしょう。
スケジュールとしては、日中はダナン市内を巡り、夕方以降はホイアン旧市街観光がおすすめです。現地ツアーに参加する場合は、世界遺産ミーソン遺跡や五行山巡りなどがおすすめです。
[local, 1301]
学生旅行でちょっとニッチなベトナムを目指すならココ!
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学生旅行では上述した定番観光エリアではなく、ちょっとニッチな観光地を目指すのも楽しいかもしれません。
【サパ】
例えばハノイからバスもしくは電車で行く「サパ」は中国国境付近に広がる山岳地帯です。近年はアクセスがよくなってきたので、ハノイから1泊2日現地ツアーも催行されるようになりました。
サパでは少数民族が開く青空市場や、棚田(ライスフィールド)の絶景、自転車で登山するサイクリングなどを楽しめます。日本人が満足できる高級ホテルも増えてきたので、ハノイとサパの2都市周遊旅行もいいかもしれません。
[local, 1234]
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【バンメトート】
ホーチミンやダナンから国内線に乗り換えて行く中北部ダックラック省の「バンメトート」も近年欧米人を中心に高い人気を誇る観光エリアです。ベトナム主要民族と少数民族が1つの町に共存する、世界的に見ても珍しい町となり、現地では少数民族の家々の見学やここでしか食べられない山岳料理、象乗り体験など貴重な時間をおくれます。
また、ベトナム最大手のカフェ&コーヒーメーカーの「チュングエン(Trung Nguyen)」が生まれた町としても知られていて、直営のカフェではチュングエンの軌跡をたどる資料館もあります。
[local, 677]
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【ニャチャン】
日本人にとってはダナンがベトナムビーチエリアとして知られていますが、欧米人にとっては、今も昔も中南部ニャチャンがベトナムビーチリゾートの代名詞です。
ニャチャン市内では屋外市場やカトリック教会、遺跡見学、離島ツアーなどが主な楽しみ方。また、タクシーで30~40分ほど南下すると、「カムラン」に行くことができ、近年はこのエリア内に複数のリゾートホテルがオープンするようになりました。
南国らしい時間をおくるのであれば、ダナンよりニャチャンの方がおすすめかもしれません。
[local, 1386]
ホーチミンに向かう学生旅行者におすすめの観光エリア「ムイネー」
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ホーチミンから車で3時間で行ける「ムイネー」は筆者がおすすめの観光エリアです。ダナンやニャチャンと比べると小ぢんまりとしたビーチエリアですが、宿泊施設のロッジやホテルは砂浜側に建つオンザビーチのため、「海の波の音をBGMに就寝」といった夢の南国バカンスを実現することができます。
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また、砂丘スポットのイエローサデューンでは砂滑り、ホワイトサデューンではジープやバギーに乗って砂丘を走る体験ができます。いずれも学生向けの観光スポットなので、団体で楽しむことができます。
ムイネーはホーチミンから1泊2日から行くことができるほか、近年は日帰り現地ツアーも催行されています。興味がある人は調べてみてください。
[local, 24]
まとめ:学生旅行者がベトナム観光エリアを選ぶポイント
今回はベトナム旅行を計画する学生旅行者に向けて、おすすめの観光エリアを紹介しました。ベトナム国内の観光エリアを選ぶポイントとしては、「現地でどのような時間を過ごしたいのか」を考えることです。また、ニッチな観光エリアを目指す場合は、ハノイ・ダナン・ホーチミンの主要都市と併せた2都市周遊旅行を組むのがおすすめです。ベトナムはまだまだ発展途上国なので、主要観光エリア以外の都市は観光開発が進んでいないため、1泊か2泊くらいで十分満足できます。