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ホーチミン発1泊2日チャウドック観光をご案内!~メコン旅行

ベトナムの自然を満喫したいホーチミン旅行者はメコンデルタがおすすめです。今回は外国人旅行者に人気の観光地「チャウドック」の1泊2日現地観光を紹介します。

ホーチミンから行くチャウドック旅行が人気上昇中の理由

IMG_2986.jpgチャウドックの市街地

近年は外国人旅行者の間でメコンデルタのチャウドック観光の人気が高まっています。ホーチミンは年々都市化が進み、旅行者が求めていた「東南アジアらしい・ベトナムらしい」雰囲気を感じられなくなったという人もいます。

また、チャウドックの知名度が上がっている背景として、メコンデルタ地方で人気の旅先のカントー水上市場がコロナ以降活気がなくなり、その代わりにチャウドックが新たな旅先となっていることも挙げられます。

チャウドックはベトナムらしい「活気・自然・民族」を体験できる

IMG_5526.jpgチャウドックの名物カーマウ

チャウドックに訪れると、「活気・自然・民族」といったベトナムらしい風景を目の当たりにし、旅行者も自然に寄り添うベトナムらしい観光を満喫することができます。

チャウドック観光は「市街中心部・サム山・ダーフック村」の3つのエリアを歩くことができます。ホーチミンからチャウドックまではバスで5時間強と少々長いため1泊必要ですが、市内の観光自体は半日あれば回ることができるでしょう。

チャウドック1泊2日旅行で体験できること!現地紹介

IMG_2996.jpgチャウドック最大の市場にて

チャウドック市街中心部にはスーパーマーケットやショッピングセンターの類がありませんので、現地人にとっては市場やパパママストアがいまでも現役の台所となっています。ホーチミン市内の市場と比べると非常に規模が大きいため散策しがいもあるでしょう。

食事は大衆食堂で。名物は?

IMG_2973.jpgやはり米粉麺が主食

また、チャウドックには冷房の利いた小奇麗なレストランがありませんので、市街地で食事をとる場合は、大衆食堂に足を運んで現地人と肩を並べてとることになります。チャウドックでは米粉麺がよく食べられていて、また小魚を発酵させたマムと呼ばれるものが名物となります。そのまま食べるのではなく、麺料理や鍋の出汁として使われます。

衛生が心配であれば、ホテル内のレストランで食事をとるのがいいでしょう。ただ、鍋のようなしっかりと火を通した料理であれば、それほどお腹を壊す心配はありません。旅行者がベトナムでお腹を壊す原因は主に「食べ慣れない調味料」と「食べすぎ」です。

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市街中心散策を終えた後は少数民族の村観光へ!

IMG_5142.jpgハウジャンと呼ばれる河川

チャウドック市街中心散策は食事を含めて2時間程度で終えることができます。町散歩と市場でチャウドックの活気と雰囲気を楽しみつつ、近くの食堂で食事をとるのがいいでしょう。散策を終えたあとは、ハウジャンと呼ばれる河川を横断してダーフック村と呼ばれる少数民族チャム族が暮らすエリアを観光します。

近年は旅行者の増加に伴い、ハウジャンを渡る手漕ぎボートの店主がチャウドック市場付近で旅行者を相手に客引きをしています。一隻往復10~20万ドン(600~1200円)であれば交渉に応じてもいいでしょう。

IMG_5227.jpgチャム族の高床式住居

手漕ぎボートに乗ると、ご覧のような高床式住居が並ぶエリアに連れて行ってくれます。ここではチャム族の暮らしを見学できます。彼らが作る民芸品を買うこともできるのでお土産にもいいでしょう。ちなみにチャム族の手工芸品はホーチミンの雑貨店でも売られていますが、値段は高め。国際交流も含めて是非彼らから直接購入していってください。

IMG_3287.jpgチャム族とベトナム人が共存する不思議なエリア

ハウジャンを船ではなくバイクなど陸路で対岸まで渡ると、大勢のチャム族が暮らすエリアに行くことができます。少数民族のチャム族とベトナム人が共存する世界的にも珍しいエリアとなります。

IMG_3097.jpgイスラムモスクもある

チャウドックに暮らすチャム族はイスラム教のため、ベトナム人とは生活様式が異なります。住居は高床式住居となり、女性はムスリム特有のヒジャブをかぶり、村中にはイスラムフードとなるハラールのお店が多く並びます。

船ではここまで来れないので、チャム族の村散策をしたい場合はホテルでバイクをレンタルすると良いでしょう。

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チャウドックの1泊2日旅行。夜は「サム山」観光を。楽しみ方紹介

IMG_3191.jpgバーチュアスー廟

チャム族の村の見学を終えると、そろそろ日が暮れる時間となります。続いてはタクシーでサム山に向かいましょう。ちなみにサム山の山頂付近には「ヌイサンロッジ」と呼ばれる外国人旅行者に人気の4つ星ホテルがあります。晴れた日はオープンエアレストランから果てなく続く田園風景を見ることができる素敵なホテルなので、こちらに宿泊するのもおすすめです。

サム山には「バーチュアスー廟」と呼ばれる大きな廟があります。仏教寺のような雰囲気で、旧正月期間は全国から熱心な仏教徒が訪れます。

DSCN9838.jpgバーチュアスー廟周辺は夜店が並ぶ

バーチュアスー廟の周辺は夜になると屋台や夜店が並び、ナイトマーケットのような活気ある雰囲気に包まれます。旅行者にとっても1日を締めくくる観光スポットとなるので、是非足を運んで行ってください。食事処もたくさんあるので、ここで夕食を取るのも良いでしょう。

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まとめ:チャウドック1泊2日旅行のポイント

IMG_5648.jpg4つ星ホテル「ヌイサンロッジ」から望む風景

個人旅行で行く場合は、デタム通りの観光バス会社「フンチャンバス」、もしくはミエンタイバスターミナルでチケット手配ができます。最初はチャウドック着の片道切符を購入し、チャウドックに到着したら、すぐに帰りのチケットを購入するようにしてください。既に宿泊ホテルが決まっている場合、ホテル名を伝えれば当日は送迎があります。チャウドック発ホーチミン行のバス便はそれほど出ていないので、乗り遅れないようにしてください。

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著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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