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ホーチミンから行くメコンデルタ旅行。観光ルートや計画方法を紹介

世界の旅行者に根強い人気のあるメコンデルタ地方ですが、日本のガイドブックや観光サイトで得られる情報はまだまだ少なく、日本人旅行者にとっては秘境の地となっている様子です。

そこで、今回は初めてホーチミンに訪れる初心者向けに、メコンデルタ観光のルートや計画方法などを詳しく紹介します。

ホーチミン発メコンデルタ観光。日帰りと1泊どちらがおすすめ?

IMG_3561.jpgメコンデルタのチャウドックにて

日本人旅行者にとって馴染み深いのは「ミトー(My Tho)」と呼ばれるメコンデルタ地方の玄関口で、日帰りツアーのジャングルクルーズの開催場所となっています。

メコンデルタのミトー、その隣県であるベンチェー、カイベーであれば日帰りでも行くことができますし、日系旅行会社が現地オプショナルツアーを催行しているため、そちらに参加することができます。

しかし、これらの都市はホーチミンから近いこともあり、旅行者が考える「大自然」の町並みとは少し異なり、想像以上に都市化が進んでいます。

そのため、「もっとのどかな場所に訪れたい」、「大自然とベトナムらしい風景に癒されたい」と考えるのであれば、最低1泊旅行を考える必要があります。

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ホーチミン発現地ツアーに参加すべき?個人観光がおすすめ?

IMG_5179.jpgメコンデルタ地方奥地ダーフック村にて

現地ツアーに参加するメリットは、「安全・効率的・コスパが高い」ことが挙げられます。自力で行く場合はホテルや移動手段を自分で確保しなければなりませんし、現地はだだっ広い田舎風景が広がっているため、Googleマップがあまり意味をなしません。

ただし、ホーチミン発現地ツアーは、基本的に日帰りとなるため、上述したミトー・ベンチェー・カイベーまでが観光範囲となります。それ以上奥地に行きたいのであれば、1泊以上必要なため、自力で行くのが普通となります。

旅行会社のチャータープランがおすすめできる!

IMG_6940.jpgPHトラベルの専用車

しかし、ビギナー旅行者は自分で路線バスに乗ったりタクシーとチャーター交渉するのは困難です。そこでおすすめしたいのが「旅行会社のチャータープラン」です。

基本は1日日帰りチャーターですが、旅行会社に問い合わせてオリジナルのプランを作ってもらうことができます。車・ドライバー・ガイドを貸切ることができ、スケジュールは自由なので思い通りの旅行プランを体験できます。

チャータープランは1人当たりの料金ではなく車1台の料金となるので、1~2人だと少し割高になってしまいますが、3人以上だと通常のツアー参加よりもコスパが高くなることが多いです。

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旅行プランに役立てて!メコンデルタのおすすめルート

IMG_2955.jpgメコンデルタの田舎都市。スーパーはないので市場が庶民の台所

ホーチミンからメコンデルタ地方の観光を考える場合、「メコンデルタの1つの都市を観光する」か、「複数都市を周遊する」かを考えます。前者の場合、日本人旅行者が満足できる時間を送れるのは以下の町となります。

  • チャウドック
    仏教の聖山がある町。
  • ダーフック村
    チャウドックの隣。対岸の先。少数民族チャム族が暮らす。
  • カントー
    水上市場が人気の中央都市。
  • カーマウ
    川の町。住民は移動手段にバイクや車ではなく船を持つ。
  • ハーティン
    メコンデルタ最奥部。特別観光スポットはないが、船でリゾート地フーコック島に行ける。
  • フーコック島
    日本人にも知名度が上がっている離れ小島だが、実はメコンデルタ地方の一部。

いずれもホーチミンから車で6時間から9時間かかりますので、行くと決めたら相応の準備をしておきましょう。

また、上記都市を複数巡る場合は以下のルートがおすすめです。

  • ミトー:半日
    ホーチミンからわずか90分で行けます。現地のジャングルクルーズに申し込んでも良いですが、ここで1泊する必要はありません。ひとしきり観光を終えたあとは、夜遅くなっても車で移動して他都市に移るのがおすすめです。
  • カントー:1泊
    水上市場は午前5時から11時の間で開催されます。ミトーからカントーに移動した翌朝に足を運ぶことができれば、水上市場見学後は軽く町散策をして別都市に移動できます。
  • チャウドック:1~2泊
    仏教の聖山サム山にある寺院見学や山頂から眺められる田園風景は見逃せません。おそらくメコンデルタ旅行で最も印象深い時間を送れるでしょう。ちなみにダーフック村はチャウドックを拠点に半日観光で楽しめます。車がない場合はバイクをレンタルしてください。
  • カーマウorハーティン
    チャウドックから西方に行けばハーティン、南方に行けばカーマウとなります。ただしこれ以上奥に行くとホーチミンに戻ってくるのが大変なので、旅行日数に余裕があるバックパッカー以外はチャウドックで旅程を終了するのがおすすめです。

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最後はフーコック島でメコンデルタ旅行を締めくくるのがおすすめの理由

IMG_0296.jpgフーコック島のケムビーチにて

チャウドックからハーティンまで行き、そこから船でフーコック島へ行くのもいいかもしれません。チャウドック観光を終えた後はかなり疲労も溜まり、再び車で6時間以上かけてホーチミンへ行くのは億劫になっているかも。そんなときは、思い切ってフーコック島まで行き、島内観光を終えたあとは国内線に乗ってホーチミンへ戻るのが良いでしょう。所要時間はたったの1時間です。

ちなみにフーコック島は2010年より開拓が進んだリゾート地で、カジノや遊園地、サファリパークなどを楽しめるほか、近年はノボテルやインターコンチネンタルなど国際5つ星ホテルも相次いで市内にオープンしています。

せっかくなので1~2泊程度リゾートホテルに宿泊して、最後の旅の思い出を満喫してみてはいかがでしょうか。

まとめ:メコンデルタ旅行は事前計画が大切

今回はメコンデルタ旅行のポイントやルートを紹介しました。メコンデルタを観光する場合は、「どこの都市に何泊するのか」と、「どこの都市を終着地点とするのか」、そして「移動手段」を事前にしっかりと決めておくことが大切です。せっかく遠くまで行くのだから、現地の見どころを見逃したくはありません。

初めてのメコンデルタであれば、できれば上記で紹介した旅行会社催行の専用車チャータープランを利用するのがおすすめです。

著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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