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円安のいまはベトナム旅行がおすすめ!安定した物価事情をご案内!

2022年は上半期から円安基調が続き、当面は相対的に物価高に陥ることが予想される日本。そんなときは物価の安い東南アジアを海外旅行の旅先に選んでみてはいかがですか。ベトナムはアジアの中でも物価が安く、また、このご時世でも安定した物価水準を保ち、インフレを抑えています。

そこで、今回は物価安で選ぶならベトナムをおすすめする理由を現地情報を交えてご紹介します。

海外旅行者に痛手?2022年以降も円安が続く予想

1IMG_5242.jpgハノイの市場の様子

すでに多くの方が日々の生活で実感していると思いますが、昨今の日本は米国の急速な利上げにより、大きく円安に振れています。2021年末と比較すると、2022年8月時点ですでに30%以上対ドルで円安となっており、米国が利上げを抑えるか、日本が円安に対する政策を講じない限り、2023年以降も円安基調が続くことが予想されています。

また、ロシア・ウクライナ問題を起因とし、オイル・エネルギー関連が高騰している昨今、航空会社は相次いで燃油サーチャージを値上げしています。
コロナ以前と比較すると、アジアもヨーロッパ旅行も、およそ1.5倍ほど旅費が上がっているようです。

ベトナムの旅行代金が高騰していない理由。次の旅先を決める手がかりに

2IMG_4105.jpgオープンカフェで佇む観光客

2022年度以降に海外旅行を計画している旅行者の中には、「予算を抑えつつ現地で贅沢なバカンスをおくりたい」と考えている人も多いことでしょう。しかし、昨今のインフレの流れは日本を含む世界で同様の現象となっており、アジア各国もあらゆる物価が上がっているのが現状です。

しかし、その中でもベトナムはそれほどインフレが発生しておらず、また、日本人が「高い!」と感じるほどの物価は上昇していません。
その理由は自給率にあります。日本は年々食品を中心に輸入雑貨が市場全体を占めるようになり、食料自給率は40%以下。
それに対してベトナムはなんと120%以上という高い数値を叩きだしています。

さらにベトナム政府は米ドルに対して、一定の振れ幅を持った固定相場制をとっており、昨今の日本円のように自国通貨が急落しない背景も経済と物価の安定に背中を押しています。

ベトナムは世界で一番最初に「コロナ後V字回復をした国」

IMG_6380.jpgナイトマーケットはいつも大繁盛

フライト数に基づいて仏大手航空会社と国際航空運送協会が分析をした結果、ベトナムはコロナ後世界で一番最初にV字回復を果たした国としてトップに位置付けられています。
実際に2022年5月頃から急速に国内旅行回帰がはじまり、コロナの渦中は半値以下で販売されていた航空券やホテル宿泊費は、すでにコロナ前の水準に回復しています。

コロナ自体はまだ収束しているわけではありませんが、ほぼすべての観光地の規制が解除されているので、ベトナム旅行者は満足行く滞在をおくることができるでしょう。

円安のいまだからこそベトナムへ!ベトナム現地の物価とインフレ事情

IMG_3622.jpg屋上スカイバーも盛り上がりを取り戻している

日本円は対ドルで前年比30%以上の下落を見せており、海外の紙幣と交換すると相対的に目減りしてしまっています。2021年末時点では1万円をベトナムドンに両替すると約200万ドンでしたが、現在は約170万ドンと、ベトナム通貨に対してもおよそ16%の下落となっています。

ただし、上述したように米国の利上げ、及びロシアウクライナ問題の最中、ベトナム国内の物価に目に見えるインフレはなく、せいぜいガソリン代くらいとなります。
旅行者に関係ある「スパ・レストラン・ホテル宿泊代・観光スポットの入場料」などはコロナ以前と比較してもほぼ値上げはしておりません。
また、国や市が管理しているような観光地では、旅行者誘致を目的に入場料を割引したり、無料にしているところもあります。

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円安を感じない!ベトナム旅行の歩き方

IMG_8593.jpg世界遺産ホイアンにて

ベトナム旅行を計画する際は、どのような点に気を付けてルートを組むのが円安を感じないコツとなるのでしょうか。

市内観光の移動は配車アプリを利用する

ベトナムでは流しのタクシーを見つけるのが容易でしたが、年々タクシー料金は上昇傾向でした。一方で2017年頃から躍進した配車アプリ「Grab」は、2022年現在、ベトナム人の間ですっかりと浸透しており、旅行者にとっても通常のタクシーよりも料金が安く評判は上々です。

事前に目的地を設定すると運賃がスマホに表示されるため、何よりもぼったくりがないのが配車アプリの特徴です。ガソリン価格の上昇を受けてGrabの料金も多少は上がっていますが、市内であれば数百円の料金で観光スポット間を行き来することができるので、移動費で高いと感じることはないはずです。

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ベトナムの観光スポットの入場料はどこも安い

ベトナム旅行ガイドブックにも紹介されているような有名な博物館や観光スポットは各種入場料がかかりますが、いずれも数十円~200円程度と非常に安いのがベトナムの特徴です。
コロナ以前と比べて値上げをしている様子もありませんので、円安関係なく格安と感じることでしょう。

もちろんビーチエリアは入場料無料で海水浴ができますので、ダナンやフーコック島といったリゾート地を旅先にするのもおすすめできます。

ベトナムの魅力「南国スパ」も物価高はなし!安定した低料金が魅力

ベトナムでは女性旅行者を中心に高級スパも人気があります。日本では2~3万円するスパパッケージが5000円~1万円で体験できるとあって、非常に満足度の高い観光スポットとなります。こちらのスパもコロナ以前と比べて料金に変動はなく、むしろ旅行者が少なくなっているせいで店舗間で価格競争が発生しています。

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お土産も物価高の傾向はない。ただし注意点もある

旅行者なら必ず知っておきたいベトナムの「お土産事情」。ベトナムでは旅行土産にインスタント麺や調味料、お菓子などをスーパーで購入していく人がいますが、製品の原材料はほぼ国内産となるため、物価は非常に安定しています。

ただし、旅行者向けの雑貨店はコロナの影響を受けて閉店しているところも少なくありません。そのため、雑貨店を巡る際は特定のお店を狙わず、町歩きがてら、気に入ったお店を見つけたらその都度入ってみるといいでしょう。

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次の旅先は決まり!物価高&円安のいまだからこそベトナム旅行へ

IMG_5009.jpgホーチミン中心に建つニッコーホテル

アジアの中でも日本人に人気のタイやシンガポールは、共にインフレ率が5%を超えている一方、ベトナムは3%台で推移。
また、上述したようにガソリン価格以外に目立った価格上昇は感じられないため、円安で円が目減りしている旅行者にとって、ベトナムは非常に魅力的な旅先として映るでしょう。

海外旅行を計画している旅行者は、是非ベトナムを次の旅先として選んでみてください。

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著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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