欧米では依然として猛威を振るう新型コロナですが、アジア圏では大分落ち着きを取り戻したようで、日本含むアジア地域による早期の国交回復が期待されます。日本もアジアを重要な国として挙げているため、他の国よりも早くに入国制限が解かれる見通しとなっています。そこで、今回は残すところあとわずかになった2020年、および2021年にベトナムに訪れる出張者・旅行者はどのような点に気を付けて現地で滞在するべきかをご紹介します。
世界の中でも市中感染者が少ないベトナムは次の旅先の第一候補
実はベトナムは市中感染者がほとんどいないクリアな国として世界から高い評価を受けています。コロナ発生当初から空港での水際対策が功を奏し、2020年10月時点では市中感染者を1か月以上抑えられているほか、基本的に感染者は外国からの入国者のみなのも驚くところ。出張者からしても安心して現地滞在をおくることができますし、旅行者もコロナ後最初の海外旅行先としてベトナムを選びやすいですよね。
現地はマスクが必須?必要ない?
新型コロナが流行っていた時期は外出時はマスクの着用が義務化されていましたが、現在はマスクなしでも歩くことができます。もともとベトナムはバイク天国で排気量が多いため、普段でも多くのベトナム人がマスクをしています。ただし、ショッピングセンターや一部のお店によってはマスクの着用を義務化しているところもありますので、マスクの携帯は強くおすすめします。また、ベトナムでもマスクは普通に買うことができますし、布マスクは屋台でも売っていますので入手に困ることはありません。
日本を発つ寸前まで最新の現地情報を入手しておく
社会主義のベトナムでは新型コロナと関係なく法律がころころ変わり、最新の法律が明日から適用される、なんてことも珍しくありません。新型コロナに対しても、市内感染者が出た地域限定で明日から外出時にマスクをしなかったら行政処罰(罰金)が科されるようになることも考えられます。そのため旅行者は出発ぎりぎりまで滞在先の現地情報を入手しておくこと。そして、出張者は長く滞在するため、現地滞在中でも最新ニュースを見ておくようにしましょう。
旅行者はリゾートホテルがおすすめの理由
2020年から2021年に旅行でベトナムを訪れる方は、できるだけ高級ホテルに泊まることをおすすめします。ダナンやニャチャン、フーコック島といったビーチエリアでは大規模面積のリゾートホテルが多いので、そちらがおすすめ。都心ではビル型ホテルが一般的なので、ホテル設備が充実している5つ星ホテルがいいでしょう。
新型コロナ以降は先のように外出時はマスクの着用が義務化されたり、まだ経済の復興が遅く、観光客向けのお店の閉店率が高い可能性もありますので、その際はホテルライフに過ごし方を切り替えることが必要となります。リゾートホテルに泊まることができたら、外を出歩く必要もないので、コロナ以前と変わらないホテルライフを満喫できます。
飛行機に乗るときの注意点
機内では当面の間マスクの着用が義務化される見込みです。また、機内に乗る際と現地空港での入国時には検温も実施されているので、熱がある場合は入国拒否と行かなくとも、PCR検査を余儀なくされることもあるでしょう。出張者や旅行者にとって隔離は痛手なので、万全の体調で日本を出発してください。
食事はしっかりとしたレストランを利用する
これからベトナムへ出張・旅行へ行く方は、現地での食事処はどのように考えていますか。ベトナムらしく屋台や現地人行きつけの食堂で食事を考えている方は、ちょっと注意が必要です。新型コロナ以降はお店側の衛生管理も大切になってくるので、しっかりとしたレストランを利用することをおすすめします。レストラン側は一人でも感染者を出したら強制的に閉店しなければならないため、神経をとがらせて衛生管理に当たっていますので、安心してベトナム名物を頬張ることができるのが魅力です。
現地での行動や観光の楽しみ方は基本的にコロナ前と変わらない!
今回ご紹介したように、マスクの有無はあるものの、基本的に現地での行動に特別制限されることはありませんし、日本のように雰囲気が外出自粛のムードになることもありません。そこらへんは大らかな東南アジアらしいですね。近年はベトナムに訪れる出張者も多くなってきているので、これからベトナムに訪れる場合は、現地の入国条件などをよく調べてから航空券やツアーを手配するようにしましょう。