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ベトナム2大ビーチリゾート「ダナン」と「ニャチャン」の選び方

ベトナムのダナンとニャチャンは、外国人旅行者に最も知名度の高いベトナムのビーチエリアです。共にリゾート地として開発されて、いまでは南国バカンスを楽しめる人気の観光地として成長しました。しかし、初めてベトナムに訪れる人は、「ベトナムのビーチエリアの旅行を考えているけど、ダナンとニャチャンってどちらがおすすめなの?」、「旅行会社に行くとダナンをいつもおすすめされるけど、実際はどうなの?」といった疑問もあることでしょう。

そこで、今回はダナンとニャチャンの概要を含めて、どちらがおすすめなのかをご紹介したいと思います。

① 直行便で行けるのは「ダナン」のみ

IMG_9987.jpgダナン国際空港

まず、アクセスに関してですが、ダナンは日本から直行便で行くことができますが、ニャチャンはダナンやホーチミンにいったん降りて、国内線に乗り換える必要があります。そのため、海外旅行に不慣れな方は乗り換えを不安視するため、ダナンを選ぶ傾向にあるようです。ただし、良く言えばニャチャンの場合はホーチミンとニャチャン、あるいはハノイとニャチャンなど2都市周遊も可能です。都心の散策とビーチでバカンスの両方をエンジョイしたいのであれば、ニャチャンを選ぶのもいいかもしれません。

② 日本語ガイドが案内してくれるのは「ダナン」が圧倒的多数

IMG_8206.jpgニャチャンのボートツアー。英語ガイドがいる

ニャチャンへ訪れる外国人はいまのところ圧倒的に欧米人です。そのため、日本語対応の現地ツアーはほとんどないのが現状。大手旅行会社となると、ダナンに事務所があるのは普通ですが、ニャチャンにはなかなかありません。ただし、英語ツアーは日本語ツアーと比べて半額以下の値段が差がありますので、英語でも構わない、とにかく費用を節約したいというのであれば、特に問題はないでしょう。

③ 世界遺産があるのは「ダナン」

IMG_8571.jpg世界遺産ホイアンの旧家にて

ニャチャンにはあいにく世界遺産がありませんが、ダナンには近郊に世界遺産ホイアン旧市街、ミーソン遺跡があり、さらに3時間ほど北上したところに古都フエ。さらにフエから2時間ほど北上するフォンニャケバン国立公園があります。ニャチャンにも泥温泉やテーマパーク、チャンパの遺跡や仏教寺院といった見どころはありますが、あくまでもビーチがメインとなります。

④ 高級ホテルに安く宿泊できるのは「ニャチャン」

10084.jpg高級ホテルには決まって屋外プールがある

4つ星、5つ星の高級ホテルはダナンとニャチャン双方にたくさんありますが、ダナンは韓国、中国、日本といった東アジア系の旅行者に人気があるため、年々物価が高くなっている模様。一方でニャチャンは安宿探しに懸命になる欧米人旅行者が主な客層なので、ダナンと比べると高級ホテルの宿泊料金は休めに設定されています。場合によっては1万円以下で5つ星ホテルに宿泊することができるのは、ニャチャンの大きな魅力と言えるでしょう。

⑤ 海が賑わっているのは「ニャチャン」

IMG_0481.jpgニャチャンビーチの様子

ダナンのビーチはミーケービーチにしろノンヌォックビーチにしろ、ニャチャンの海よりも人はそれほど多くはありません。どちらかというとホイアンの海の方が賑わいは上です。一方ニャチャンビーチはいつ行っても砂浜にはびっしりと白いパラソルが咲き、デッキチェアに寝そべる欧米人で溢れかえっています。静かな海で泳ぎたい人はダナン、外国人で賑わう南国バカンスを楽しみたい方はニャチャンを選ぶといいでしょう。

⑥ 夜はダナンは「ファミリー向け」。ニャチャンは「大人の時間」を満喫できる

IMG_9418.jpgニャチャンのセイリングクラブ「バー」

夜の過ごし方は、ダナンはホイアン散策やナイトショー、ドラゴン橋での週末イベントなどが主なナイトスポット。一方、ニャチャンはナイトマーケットや海沿いのレストランバーでカクテルやビールを飲みながら夜の海を眺める大人の時間を満喫できます。ダナンは子供連れで楽しめるスポットが多くありますが、ニャチャンはどちらかというとカップル夫婦や大人たちでお酒を飲み交わしながらワイワイする、大人向けのスポットが多い印象です。

ファミリーなら「ダナン」、カップル夫婦なら「ニャチャン」に行ってみては

IMG_8543.jpgホイアンのシャトルバス

ダナンはホイアンやミーソン遺跡を含めて観光スポットがたくさんあるため、子供も飽きることがありません。一方でニャチャンは海水浴をしない場合は子供は少々退屈してしまうかも。ただし、カップル夫婦や大人たちで行くのであれば、ニャチャンはまさに南国の楽園となり、忘れられない思い出を作ることができるはずです。

最初はダナン、二度目以降のベトナム旅行でニャチャンを選ぶのも

ダナンは日本語対応のツアーデスクも多くあるため、旅慣れない方や初めてのベトナム旅行社におすすめと言えます。一方でニャチャンは二度目以降のベトナム旅行の旅先として選んでみてはいかがでしょうか。上述したようにニャチャン+ハノイorホーチミンといった二都市周遊旅行も計画することができます。

著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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