ベトナム最大級の世界遺産といえば、北部ハロン湾が挙げられます。ベトナムの首都であり人気の観光地であるハノイを旅先に選んだ旅行者の大半はハロン湾に行くことになるでしょう。今回は、2020年最新版として、ハロン湾の楽しみ方や見どころなどをご紹介します。
2020年は上空からハロン湾を見下ろす旅へ
2019年以降に続々と登場したハロン湾現地オプショナルツアーの中でも、とりわけ特別感を味わえるのが、こちらの水上飛行機です。ベトナム企業複数社がすでに現地ツアーを催行していて、日本人旅行者の間でも話題となっています。通常ハロン湾というと、船で周遊するのが見どころとなりますが、こちらは上空からハロン湾を見渡すことができます。
基本プランはノイバイ空港からハロン湾に向かい、ハロン湾の上空を20分ほど周遊し、その後は着水してさらに数十分水上を周遊します。こちらのプランだけだと半日もかかりませんので、プラスして大型客船や小型ボートの周遊プランもつけておくと完ぺきです。また、水上飛行機だけではなく、ヘリコプターの周遊ツアーもあります。もちろん料金は張りますので、予算と比較して吟味してみてください。
ハネムーナーに特におすすめ!豪華客船プラスアルファのイベント
ハノイからハロン湾までは車で3時間半かかるため、日帰りとなると、現地で遊べるのは昼食を除いてせいぜい3~4時間程度。クルーズ船に乗って湾内を周遊しながら景色を眺めるだけで精いっぱい(途中に洞窟に立ち寄ったりします)。これだけでは物足りない、と考える方は、是非1泊2日のツアーを考えてみてください。宿泊できる客船は現地で複数社出ていて、料金によってランクが変わります。2万~3万円ほど予算を持っていれば、4つ星クルージングが可能。
泊まり付のツアーでは、洞窟探索、カヤックで湾内周遊、料理教室、水上家屋の見学、釣りといった旅程が組み込まれています。また、船上ではヨガ教室、豪華ディナー、夜の甲板でバー&生演奏といった豪華な内容が待っています。ただし船によってサービスにばらつきがあるようなので、口コミを吟味することも必要です。新婚夫婦は特におすすめ。一生ものの思い出となるはずです。
ベトナムで最も美しい夕日を鑑賞
ハロン湾の船上から見ることができる日暮は本当に別格・別世界です。ハロン湾はカルスト台地で形成されているため、周囲は大小の奇岩や大きく聳える山々に囲まれています。陽が落ちてくると、辺りは美しいオレンジ色へと移り変わり、その橙の光が水面に反射してより一層幻想的に。
大自然が織りなす光景に、旅行者はただただ見惚れるだけ。そしてオレンジ色の風景から、徐々にグラデーションを描くように紫色の風景へと変わり、夜の帳が下りるまでその様子を見つめることができます。日帰り旅行の場合は、日暮れの前に下船して帰路に着くため、この光景をみることは叶いません。是非1泊して船上から眺めてください。
日帰りでも大満足!洞窟探索
ハロン湾では2020年時点で6つの洞窟が一般公開されていて、その内日本人に人気なのがティエンクイ洞窟、スンソット洞窟、ダウゴー洞窟など。徒歩もしくはカヤック出回ることになり、薄闇の洞窟はなんだか非現実的な時間のように思えます。
専用車で行くハロン湾。リッチな気分!
ハノイからハロン湾までは片道3時間半とかなり長いので、できれば混載バスではなく自分たちしか乗客がいない専用車で行きたいところ。好きなときにトイレ休憩できますし、なによりもストレスフリーでリッチな気分に浸ることができます。
是非2020年のハノイ旅行では、ハロン湾を楽しんでいってください。