ベトナム中部旅行ではビーチで海水浴を期待している人も少なくないでしょう。海水浴といえばダナンのミーケービーチやノンヌオックビーチが有名かもしれませんが、実は世界遺産ホイアンの近郊にも旅行者向けのビーチがいくつかあります。
ここで紹介する「アンバンビーチ」はまだ日本人にはあまり知られていませんが、近年外国人の間で注目されている人気のビーチエリアです。
アクセス
場所はホイアン旧市街から車で東に向かった先。真東にあるクアダイビーチから10分ほど北上すると見えてきます。アンバンビーチが注目され始めたのはまだここ数年のことのため、旅行者向けに開けているエリアは1区画しかありません。海周辺のホテルに宿泊を希望される方は、クアダイビーチ周辺がおすすめです。
周辺のお店事情
「浮き輪やビーチボールは現地で手に入る?」という質問をよくいただきますが、こちらは現地調達が可能。ビーチへ続く一本道の両側には旅行者向けの商店が並んでいて、その中にはマリングッズを扱うお店も数軒あります。砂浜でレンタルはやっていませんので、必要な方はここで購入するといいでしょう。
また、食事処も10軒近くあります。カフェと食堂が主で、ベトナムの大衆料理を食べることができます。また、砂浜沿いには2軒ほど大型のレストランがあり、こちらではシーフードを楽しめます。ただし値段は少し高めで、また魚介類は時価なので、値段には気を付けましょう。
アンバンビーチが人気の理由
アンバンビーチの南にあるクアダイビーチは、数年前まではホイアンで最も賑わうビーチエリアでした。しかし、台風の影響によって砂浜が呑み込まれてしまい、現在では御覧のように砂袋で土手を作っている装いとなっています。ただしすべての砂浜がなくなってしまったわけではありませんし、海水浴もできます。またシーフードレストランも傍に多くあるので、海を眺めての食事であれば、アンバンビーチよりもクアダイがおすすめ。
アンバンビーチは御覧のように砂浜が多く残されていて、侵食を免れているのが人気のポイント。海は遠浅で波は小さいため、小さな子供と遊ぶ家族連れ旅行者が多く見受けられます。また、2019年は10月時点でも雨量が少なく、30度を超える猛暑が続いているため、旅行者数も増えています。
マリンスポーツはパラセーリング、ジェットスキー、バナナボートを楽しむことができます。パラセーリングは紐がジェットスキーに繋がれているので、自分で操作するのは着地のときだけ。未経験の方でも安心して空の風景を楽しむことができます。ちなみに料金は上記のマリンスポーツであれば、いずれも15分程度で50万ドン。日本円換算で2500円程度と破格の安さです。
アンバンビーチではパラソル下のデッキチェアを1日数百円でレンタルすることができます。砂浜にシートを敷くこともできますが、日陰もないためかなり熱くなるので、できればデッキチェアをレンタルするといいでしょう。またデッキチェアに寝そべっていると、行商のおばちゃんがやってきて、「オイルマッサージしてあげようか」、「ココナッツ飲むかい」などと商売をはじめてきます。
世界遺産以外の楽しみ方を見つけよう
ホイアン観光といえば世界遺産の旧市街観光がメインとなりがちですが、それ以外にも観光地はたくさんあります。まだまだ日本人の間では情報が少ないので、できるだけ多くの現地情報を集め、旧市街以外の楽しみ方も見つけてみるといいでしょう。