およそ4日~1週間程度の比較的長い滞在が可能の学生旅行。ホーチミンの1都市に留まるだけだと、ちょっと飽きがきてしまうかもしれません。メコンツアーや市内観光ツアーに参加したり、お土産ショッピングやスパを楽しみ終えたら、次に体験してほしいのが「ブンタウ観光」です。あまり知られていない観光エリアかもしれませんが、ホーチミンから行ける一番近いビーチエリアとなっています。
そこで、今回は学生旅行でのブンタウの楽しみ方をご紹介します。
ホーチミンからツアーも催行している
ブンタウは、ホーチミンから70キロ南東に位置しているビーチエリアで、移動時間にして車で約2時間ほど。ベトナム人にとってはミニバスやバイクでも気軽に訪れる週末スポットとして知られています。日系の旅行会社でも多くのところでツアーを催行しておりますが、基本は日帰り観光。シーフード料理、ビーチ、キリスト像、タンタム廟などを回って、夕方にホーチミンに帰るプランが王道です。
学生なら専用車で行きたい
ただし、おすすめは専用車で行くこと。学生ならば行き場所は自分たちで自由に決めたいですよね。専用車であれば、ある程度モデルコースを決めることもできますし、現地で「ここのレストランで食事したい」といった融通も効きます。チャーター料金は1人ではなく1台当たりなので、人数が多ければ割り勘して費用も抑えられます。
また、ホーチミン4区の埠頭から出ている高速船で行くのもいいでしょう。値段は片道1000円程度と安く、また、90分ほどで行けるため、車で行くよりも近いです(車だと2時間)。ただし、船の場合は天候にもよりますが、けっこう揺れが大きいので、船酔いを心配される方は、車で行くのが無難かもしれません。
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現地では車で観光名所を巡ろう
現地での移動手段は車がベスト。バイクという手もありますが、本来はベトナムの免許証が必要となるため、警察に捕まったら罰金なり賄賂なりを要求されます。学生であれば安心・安全をモットーに動きたいところなので、多少お金をかけても車で移動するようにしましょう。ホーチミンからチャーターで来ている場合は、そのまま車で移動し、高速船やバスで来た場合は、タクシーをチャーターするといいでしょう。
チャーターは時間と行く場所で決まりますので、最初にドライバーに自分たちのモデルコースを伝えることからはじまります。ここで絶対にやってはいけないのが、「料金の先払い」と「荷物を車において観光する」ことと、「ドライバーおすすめのレストランについて行く」ことです。料金を先払いしてしまったり、貴重品を車に置いたまま観光にでかけてしまうと、そのまま逃げられてしまう可能性が高いです。また、ドライバーおすすめのシーフード料理店は、たいていがぼったくり店と思ってください。
観光の楽しみ方
ブンタウ観光は「寺院やキリスト教会」と「海水浴」に分けることができます。海水浴はバックビーチで楽しむことができますが、それほど綺麗ではありませんので、泳ぐよりはあたりを散歩して風景を楽しんだり、屋台グルメを頬張るなどして満喫するのがベター。寺院はタウ寺、キリスト教会はキリスト像が人気スポットとして挙げられますが、その内キリスト像は肩や足を大きく露出した格好だと、像内部に入ることはできません。服装にも注意しましょう。
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1泊する場合の夜の楽しみ方
ブンタウのナイトスポットといえば、「バー」、「バックビーチ」、「フォードゥックチン通り」が挙げられます。バーはトゥイバン(Thuy van) 通り沿いに多くあります。大抵はDJが鳴り響くビアクラブとなりますので、若者向けです。バックビーチは夜になると潮が何百メートルにもわたって引く不思議な現象をみることができます。日中は海だった場所が砂浜になって散歩することができますので、学生カップルは是非。フォードゥックチン(Pho Duc Chinh)通りは安宿があるエリアですが、エリア内にはシーフードを食べられる屋台食堂がたくさんあり、ちょっとしたナイトマーケット気分を満喫できます。ブンタウはナイトマーケットはあるにはありますが、盛んではないので、夜の屋台や深夜食堂を楽しみたい場合は、ここがおすすめです。
1泊する場合のポイント
ブンタウに一泊する場合、おすすめは4つ星、5つ星ホテルに宿泊すること。シーズンにもよりますが、ホーチミンのホテルと比べたら安く高級ホテルに泊まれますし、オーシャンビューで素敵な景色を眺めることもできるでしょう。現在ツアーでは日帰りしか出ていませんが、できれば一泊してほしいところ。海の町の夜というのは、また都会とは違った雰囲気を楽しめます。
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