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PHトラベルスタッフが教えてくれたベトナムの魅力と旅行のワンポイント

旅行者が海外旅行先にてお世話になるのが、現地の旅行会社ですね。ベトナムに拠点を置く「PHトラベル」は、首都のハノイ、中部ダナン、南部ホーチミンに拠点を置く日本人に人気の旅行会社です。

今回は、そのPHトラベルで働く日本人&ベトナム人ガイドにベトナムの魅力や、ベトナムを旅行する上で、覚えておいてほしいポイントをご紹介します。

ベトナムが大好きになる!本当の魅力とは

IMG_2219.jpg田舎の通り道

筆者「ベトナムもベトナム人も、日本と比べると大分違いが見られますよね。ベトナムに住んでいる日本人からみて、ベトナム人とはどんな人に映りますか?」
日本人スタッフ「そうですね。ベトナム人は非常に社交的です。よくハノイは東京、ホーチミンは大阪。ハノイ人はあまり他人に関心はなく、ホーチミン人は人見知りがなく社交的といわれていますが、日本人と比べるとハノイ人だって随分とフレンドリーです」
筆者「友人や家族同士の絆が強いイメージはありますね」
ベトナム人スタッフ「かなり強いですね。言い換えれば長く付き合える友人を作ることができること。また、何かトラブルがあっても助けてくれます」

IMG_1671.jpgメコンデルタ地方カイベーにて

日本人スタッフ「東南アジアの中でもベトナムはまだまだ発展途上です。でもそれがいいという日本人ってたくさんいるじゃないですか。カンボジアやインドネシアが好きな旅行者であれば、きっとベトナムも好きになると思います。ときどき日本人旅行者とお話する機会があるのですが、中にはベトナムに毎年来るというベトナム好きいました」
筆者「確かに東南アジアの国には、不思議と病みつきになる空気や雰囲気がありますよね」

ベトナム人スタッフ「あと、ベトナムはまだまだ田舎が多いです。ハノイやホーチミンの中心は都会ですけど、バイクで15分くらい走ったら、すぐに田舎風景になります」

IMG_2026.jpgメコンデルタの田舎風景

日本人スタッフ「ホーチミンだったらメコンデルタが有名ですが、ホーチミンから車で約90分くらいで行くことができます。手つかずの自然が町中に残されているのは日本の都会ではまず感じられない雰囲気。日本人の中高年世代の方々にとっては昔懐かしく感じることもあるでしょう」

ベトナム人スタッフ「世界遺産も8つあります。日本人は自然の風景や歴史が好きなので、世界遺産を見に行きたければ北部と中部に行くのがいいと思います」
日本人スタッフ「世界遺産はなぜか北部と中部に固まっていて、南部にはありません。ハノイ旅行であればハロン湾、タンロン城、胡朝の城塞。中部であればフォンニャケバン、フエ、ホイアン、ミーソン遺跡、チャンアンがあります。世界遺産周遊を目的に来る日本人も結構いますね」

ベトナム人のココがダメ?「なるほど」と思うベトナム人と日本人の違い

IMG_4587.jpgベトナムの日常の風景

筆者「先ほどベトナム人は社交的で人との絆を大切にしているとのことですが、逆に改善点などはありますか?」
日本人スタッフ「ベトナム人は非常に自己主張が強いです(笑)本音を相手に伝えるという点はいいことでしょうが、時にはそれが火種となって喧嘩に発展することもしばしばあります」
ベトナム人スタッフ「あと、環境問題にもう少し関心を持つべきだと思います。日本は道路がとても綺麗ですが、ベトナムはまだまだだと思います」

旅行者のワンポイントアドバイス

IMG_2512.jpgホーチミンの中心部にて

筆者「交通状況もちょっとすごいですよね。旅行者がまず最初に驚くのがバイク社会。いつまで経っても道路を渡れないのが旅行者の常ですよね」
日本人スタッフ「日本とベトナムはちょっと交通ルールが違うんですよね。日本の場合は道路は歩行者優先ですが、ベトナムの場合は大きい車が優先されます。歩行者よりバイク、バイクより車、車よりバスという具合に。だから、旅行者が道を歩いていてバイクが走ってきても「止まってくれるくれるだろう」と思ったら事故に繋がります」
筆者「なるほど。ではどうすればいいんですか?」

IMG_3160.jpg横断するときは左右注意を払って


日本人スタッフ「相手がバイクであれば、逃げようとしないでください。バイクの方が歩行者を避けてくれますので、ちょっとずつ前進。このとき絶対してはいけないのが、走ったり後ろに引き返すことです。ドライバーが予想しない行動をとらないことが大切です」
ベトナム人スタッフ「ハノイやホーチミンの中心地では、緑の服を来た警察がいます。道路を横断できないときは、彼らに頼むと、車やバイクをとめて一緒に道路を渡ってくれますよ」
筆者「それはありがたいサービスですね。旅行者が知っておくとためになります!」

旅を通してベトナムを好きになる

今回インタビューしたのは中部ダナン出身のベトナム人ガイドさんと、ベトナム在住歴8年の日本人スタッフ。ベトナムの良いところだけではなく、悪いところも聞けたのは大変貴重。良い面と悪い面両方を受け入れることができると、ベトナムという国を本当に好きになることができます。

ベトナム旅行者は、ツアーに参加したりホテルで1日中過ごしたり、旅行者だけが行くようなお店や町に滞在しがちです。そこから一歩離れて、田舎町を歩いてみたり、そこで出会う人々とちょっとした会話をしてみてはいかがでしょうか。ベトナムの心臓部に触れた気になることでしょう。

著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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