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フーコック島を遊び倒す。1日観光モデルプラン

ベトナムのリゾートアイランドとして人気が高まっている「フーコック島」。他の東南アジアのリゾート地と比べると、随分と素朴な町並みが残っていますが、それがベトナムらしくて人気があるようです。

しかし、日本人旅行者の多くは、1日~3日ほどの短い時間しか観光滞在を許されていません。そこで、今回は1日かけてフーコック島を満足ゆくまで遊び倒すプランをご紹介したいと思います。

9:00~13:00 サファリパーク&ヴィンパールランド

IMG_1153.jpgサファリパークの様子

フーコック島北西部には巨大なアミューズメントテーマパークのヴィンパールランドとサファリパークがあります。同じ会社が運営していて、サファリパークは当時ベトナムで初の開園でした。現在でも現地に来るベトナム人観光客の多くがここを訪れます。サファリパークでは同じみのサファリバスに乗って、半野生の動物たちを間近で見ることができるほか、キリンにエサをやることもできます。

_DSC3694.jpgⒸVinpearlland

一方ヴィンパールランドは遊園地となり、ジェットコースターや観覧車などの定番アトラクションが揃っています。

普通遊園地やサファリパークに行くとなると1日かけて遊ぶイメージですが、ベトナムは日差しがとても厳しいですし、両テーマパークとも屋外をひたすら歩くことになるため、半日ほど楽しんだ後は、別の観光スポットに移動するといいでしょう。

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13:30~14:30 昼食〜海を見ながらシーフードを

IMG_0307.jpgベトナム版海の家。にぎやかな様子

サファリパークを後にしたあとは、ちょっと遅めの昼食です。もし宿泊ホテル内においしい料理が食べられるレストランがあれば、一度戻ってシャワーを浴びたのち食事をするといいでしょう。

ただ、せっかくビーチリゾートに来たのだから、やはり海が見えるレストランで食事をしたいものです。そこで、おすすめなのが南東部のケムビーチもしくはサオビーチです。

IMG_0221.jpg森と海、両方の風景を堪能できる

ケムビーチはローカル色の濃いビーチエリアで、砂浜にはベトナム風海の家が建ち並び、そこで食事をとったり、ハンモックやデッキチェア、マリングッズをレンタルしたりすることができます。

一方サオビーチは旅行者向けのビーチ。海辺には一軒屋の大きな海鮮食堂があり、値段は多少張りますが、活きた魚をその場で調理してくれるので新鮮そのもの。

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14:30~15:30 コショウ畑でお土産を買おう

IMG_0631.jpgコショウ畑は家族経営の小規模ばかり

食事をとったあとは、フーコック島の特産であるコショウ畑の見学に行きましょう。コショウ畑は中心市街地のユーンドーン市内北部に幾つか点在しています。フーコック島は住所表記が曖昧で分かりづらいので、タクシードライバーに連れて行ってもらうか、バイクや自転車をレンタルして自分たちで探してみてください。

IMG_0620.jpg高価な白コショウ

コショウ畑はどこも家族経営の小規模運営です。見学は自由ですが、一応人の家の敷地内なので、中に入る前に家主に断りをいれておくのがいいでしょう。

コショウ畑には未成熟のコショウの実を見ることができるほか、収穫したコショウの実を天日干ししている様子も見学できます。一通り見終わったら、お土産にコショウを買っていってみてください。たくさんはいったボトル詰めで100円~200円程度で買うことができます。黒コショウと白コショウ両方あり、白コショウは果皮を除く手間がかかる分高値が付けられています。

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16:00~17:00 真珠の養殖工場とショップで買い物

IMG_0374.jpg真珠の養殖が盛んなフーコック島

フーコック島はコショウだけではなく、真珠の特産地でもあります。真珠の養殖には日系企業も関わっているほどで、質のいい真珠を獲ることができるとのこと。養殖場では真珠貝から真珠を取り出す様子を見学することができるほか、傍にあるショップではあらゆる真珠のジュエリーを買うことができます。イヤリング、ネックレス、ブレスレット、指輪など、すべてのアクセサリーが揃っています。

好きなアクセサリーを買うのもいいですし、粒の大きさやツヤによって値段が大きく異なるので、予算で決めるのもいいでしょう。また、粒のみの購入も可能です。

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17:15~18:00 石山殿で夕日を鑑賞

IMG_0432.jpg石山殿から見たビーチの風景

石山殿はユーンドーン市の中心に建つ仏教寺院。勾配の急な石段を上がった先にあり、そこから見える海の風景は絶景。記念撮影のほかサンセットを楽しむことができますし、岩場を歩いて端で魚釣りをする現地人も見ることができます。

ビーチは波もなく岩場が多いので海水浴にはおすすめできませんが、子供たちの水遊びには最適です。砂浜周辺には夕方以降屋台も多くも出没します。

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1日の締めくくりはナイトマーケットで

IMG_0139.jpgナイトマーケットの様子

ナイトマーケットは毎夜バクダン通りで開催されています。バクダン通りは漁船が停泊している海沿いを走り、石山殿まで続いています。夜の18時過ぎ頃から徐々にお店が開き始め、20時~23時頃が最も多くの観光客で賑わっています。

IMG_0500.jpg南国のナイトマーケットは雰囲気がとてもいい

ナイトマーケットはフーコック島の最後の晩餐にはうってつけの場所。日本にはない南国独特の雰囲気の中で食べる食事は格別の一言です。シーフードもいいですし、それ以外のベトナム料理、アジア料理をオーダーするのもいいでしょう。

ナイトマーケットは夜の24時前後までやっています。その後も周辺のカフェバーや、一部の深夜食堂は営業しているので、海辺を歩いて夜の散歩がてら、明かりのある店に立ち寄ってみるのもいいかもしれませんね。

フーコック島は2日程度滞在するのがおすすめ

ここで紹介したのは、あくまでもモデルコース。他にも観光名所はありますし、おすすめの夜の過ごし方もあります。ツアーに参加するのもいいですし、一日海水浴をして過ごすのも悪くありません。

フーコック島のようなビーチリゾートでは、最低でも2日か3日は滞在余暇をとるようにしましょう。それがリゾートに浸るポイントとなります。

著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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