ホーチミンでは年間を通してさまざまな国際交流イベントが開催されます。毎年恒例となる人気のイベントはタイや韓国、日本など。そして、日越の交流イベントで最大のビッグイベントが、今回紹介する「ジャパンフェスティバル」です。
場所はホーチミンの1区中心部
場所は毎年同じ9月23日公園。ただし、例年ではベンタイン市場の斜め向かいを起点に広がっていましたが、今年はファングーラオ通りと並行して広がる芝生が会場となりました。こちらの方が面積は広いですね。
ちなみに9月23日公園はベンタイン市場から徒歩5分、市民劇場からタクシーで5分で行ける中心地。ファングーラオ通りはバックパッカー街として知られているエリアで、ジャパンフェスティバル以外にも年間でさまざまなイベントが実施されています。
日越の交流イベント「ジャパンフェスティバル」
今年で5回目となるジャパンフェスティバルは日本とベトナムの文化交流及び日本文化・伝統・技術の紹介に焦点を置いた大規模なフェスティバルです。単なるお祭りだけではなく、日本の旅行会社や製造業がブースを置いて自社PRをする場でもあり、企業向けのエリアもありました。
屋台は数百と出ていましたし、中には日本料理でもベトナム料理でもないアジア料理を出す店もありましたが、やはり人気は日本のグルメ。屋台でお馴染みのたこ焼きは数年前にホーチミンで一大ブームとなり、いまでは誰もが知っている日本のストリートフードとして定着しています。さらにかき氷やフランクフルト、イカ焼き、じゃがバター、寿司、刺身などバラエティに富んだ屋台が多数並びました。
ベトナム人にとっては日本料理が人気ですが、日本人を含む外国人客にとっては、ベトナムのストリートフードに皆さん興味津々。旅行者の方はベトナムの屋台グルメを楽しんでいってください。
今年も大量出現!ベトナム版コスプレイヤー
そして、ジャパンフェスティバルの最大の名物ともなっているのが、日本のサブカルとして世界に発信しているコスプレ。今年も大勢のベトナム人コスプレイヤーが威風堂々と写真撮影に応じてくれました。
コスプレヤーは総勢数十人いて、それぞれアニメやゲームのキャラクターに扮していました。そのほとんどが日本産アニメのコスプレヤーたちでした。また、27日に開催されたAFCカップU23でベトナムは歴史的快挙となる準優勝を収めました。その熱気冷めやらぬうちでの開催でしたので、ベトナムの国旗を振っていたり、顔に国旗のペイントやシールを張っているベトナム人も多く見受けられました。
ジャパンフェスティバルが人気の秘密
ジャパンフェスティバルは他の国際交流イベントよりも盛大に盛り上がるのが毎年の恒例。その理由はいくつかあります。日本好きのベトナム人が多いこともその1つですが、何よりも「参加型」であるということ。
ただ当該国のグルメ屋台や雑貨ショッピングを楽しむだけではなく、自分たちがコスプレして園内を歩けたり、イベントに参加してアイドルとダンスをしたり、遊戯王のようなカードゲーム大会が開催されたりなど、来場客が参加して楽しめるイベントが盛りだくさんなのが、ベトナム人を惹きつける理由かと思います。
ジャパンフェスティバルは毎年恒例となっていますので、旅行者も是非参加してみてください。